アンソロジーでものんびりと思ったのですが、
なかなか面白い作品が多くて、一気に読んでしまいました。
殺人のない作品も入っていますが、コンセプトは「不透明」ということかな?(謎)
以下の10作品が収録されています。
☆「女彫刻家の首」有栖川有栖
首が切断されて持ち去られ、代わりに彫刻の首が置かれていた・・・
これは『スイス時計の謎』に収録されているので、既読でしたが、
何度読んでも、最後の火村の言葉が印象的ですね。
☆「アニマル色の涙」鯨統一郎
カウンセラーにやってきたクライアントは、動物の幻影を見るというが・・・
これも『なみだ研究所へようこそ!』に入っていて、既読でした。
波田煌子推理の飛躍っぷりを楽しむシリーズですよね。
☆「複雑な遺贈」姉小路祐
巨額の遺産を残すための2つの遺書は、どういう意図で残されたのか・・・
久々に法律ものを読みましたが、お金って怖いな~と思いました(欲しいけどw)
車椅子の女性弁護士・大原京が主人公ですが、シリーズものなのかな??
☆「スノウ・バレンタイン」吉田直樹
生活に疲れ果てた主人公が朝起きたら、10年前のバレンタインデーに戻っていて・・・
北村氏の「時と人」シリーズみたいですけど、いい物語でした。
2人の視点から語られるんですけど、私も同じ返事すると思いました。
☆「OL倶楽部にようこそ」若竹七海
ある時から突然会社中に溢れた「怪文書」の裏にある恐ろしい世界・・・
「語り」のスタイルで書かれていて、本当に人の話を聞いてるような面白さがありました。
にしても・・・こんな会社では絶対働きたくないですね(^^;
☆「重すぎて」永井するみ
別れ話で言い争ううち、相手が階段から落ちて・・・どうする!?
ものすごくサスペンスに満ちた作品なんですけど、共感は全く出来ないですね。
とくに最後の一行は・・・と思わせる悪意の世界です。
☆「エデンは月の裏側に」柄刀一
屋上から転落した男の背中には、1本の矢が刺さっていた・・・
『殺意は砂糖の右側に』に収録されていて、既読でした。
こういうトリックって見抜かれたら即犯人特定だから、旨みは少なですよね。
☆「最終章から」近藤史恵
わたしの横には恋人の遺体が・・・心中に至る手記から、全ては始まる・・・
探偵Xでは「あれ」でしたけど(笑)、この物語は「あり」ですね。
オチは予想通りで盛り上がりましたが、証拠には脱力しました(^^;
☆「ホワイト・クリスマス」麻耶雄嵩
1人の男をめぐってライバル関係にある5人の男。その夜、殺人は起こった・・・
いきなり男同士の恋愛関係なのですが、これも必然だったのですよね。
にしても、こんな異様なクリスマスパーティー、娘も気づくと思うんですが(^^;
☆「ダブル・プレイ」法月綸太郎
妻を殺したいほど憎んだとき、交換殺人を持ちかけられた主人公は・・・
まず何よりもタイトルがうまい!と思いました。
法月氏はノンシリーズで自由に書く方がいいのかもしれないな~。
どの作品も、謎が提示された時点では先行きがかなり不透明なのですが、
結末では実にスッキリと謎解きされていて、私好みの作品が多かったです☆
なかなか面白い作品が多くて、一気に読んでしまいました。
殺人のない作品も入っていますが、コンセプトは「不透明」ということかな?(謎)
以下の10作品が収録されています。
☆「女彫刻家の首」有栖川有栖
首が切断されて持ち去られ、代わりに彫刻の首が置かれていた・・・
これは『スイス時計の謎』に収録されているので、既読でしたが、
何度読んでも、最後の火村の言葉が印象的ですね。
☆「アニマル色の涙」鯨統一郎
カウンセラーにやってきたクライアントは、動物の幻影を見るというが・・・
これも『なみだ研究所へようこそ!』に入っていて、既読でした。
波田煌子推理の飛躍っぷりを楽しむシリーズですよね。
☆「複雑な遺贈」姉小路祐
巨額の遺産を残すための2つの遺書は、どういう意図で残されたのか・・・
久々に法律ものを読みましたが、お金って怖いな~と思いました(欲しいけどw)
車椅子の女性弁護士・大原京が主人公ですが、シリーズものなのかな??
☆「スノウ・バレンタイン」吉田直樹
生活に疲れ果てた主人公が朝起きたら、10年前のバレンタインデーに戻っていて・・・
北村氏の「時と人」シリーズみたいですけど、いい物語でした。
2人の視点から語られるんですけど、私も同じ返事すると思いました。
☆「OL倶楽部にようこそ」若竹七海
ある時から突然会社中に溢れた「怪文書」の裏にある恐ろしい世界・・・
「語り」のスタイルで書かれていて、本当に人の話を聞いてるような面白さがありました。
にしても・・・こんな会社では絶対働きたくないですね(^^;
☆「重すぎて」永井するみ
別れ話で言い争ううち、相手が階段から落ちて・・・どうする!?
ものすごくサスペンスに満ちた作品なんですけど、共感は全く出来ないですね。
とくに最後の一行は・・・と思わせる悪意の世界です。
☆「エデンは月の裏側に」柄刀一
屋上から転落した男の背中には、1本の矢が刺さっていた・・・
『殺意は砂糖の右側に』に収録されていて、既読でした。
こういうトリックって見抜かれたら即犯人特定だから、旨みは少なですよね。
☆「最終章から」近藤史恵
わたしの横には恋人の遺体が・・・心中に至る手記から、全ては始まる・・・
探偵Xでは「あれ」でしたけど(笑)、この物語は「あり」ですね。
オチは予想通りで盛り上がりましたが、証拠には脱力しました(^^;
☆「ホワイト・クリスマス」麻耶雄嵩
1人の男をめぐってライバル関係にある5人の男。その夜、殺人は起こった・・・
いきなり男同士の恋愛関係なのですが、これも必然だったのですよね。
にしても、こんな異様なクリスマスパーティー、娘も気づくと思うんですが(^^;
☆「ダブル・プレイ」法月綸太郎
妻を殺したいほど憎んだとき、交換殺人を持ちかけられた主人公は・・・
まず何よりもタイトルがうまい!と思いました。
法月氏はノンシリーズで自由に書く方がいいのかもしれないな~。
どの作品も、謎が提示された時点では先行きがかなり不透明なのですが、
結末では実にスッキリと謎解きされていて、私好みの作品が多かったです☆