下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
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森博嗣『θは遊んでくれたよ』

2014-04-01 23:59:59 | 
久しぶりに読書記事を書こうと思い立ちました。
書いてなかった本をもう一度読み返して、書いていきますね☆


飛び降り自殺と思われた男の額にはギリシャ文字の「θ」が記されていた。
さらに、一見何のつながりもない人たちの転落死が続くが、
そこには同じ口紅で「θ」の文字が記されていた・・・
殺人なのか、集団自殺なのか。
偶然この事件のことを知った西之園萌絵は、大学の仲間たちと共に、
事件の真相を探り始めるが・・・


ということで、久しぶりのGシリーズです。
最初の『φは壊れたね』からだいぶ間が空いたので、
そちらをもう一度読んでから、読みました。
今回は密室ではなく、謎の連続死に隠されたものを探っていく形。
明らかに連続しているのに、なぜそれが繋がっているのか分からない不気味さは、
猟奇的殺人などとは違ったうすら寒さがありますよね。

自分なりに考えながら読んでたけど、海月君のようには発想できませんよね(^^;
私の好きな有名な古典作品に、一見無関係な連続殺人の思わぬ真相がありましたが、
今回のような仕掛けなら、リスクも減るわけか・・・
結末が、かなり悲しかったですけど。

山吹早月と加部谷恵美、そして海月及介のトリオ、面白いですね♪
個性がだんだん際立ってきて、キャラ読み的にも深みが出てきました。
海月君対犀川先生なんていうのも、本当に豪華ですしね。
(犀川先生は、全然対決のつもりはないでしょうけどw)

そして、赤柳初朗の正体って一体!?
俄然気になってきました。
まさか、あの人がここに出てくるなんて・・・
そして、あの団体がここに・・・

それにしても。
海月君がカレーを食べているシーンを読むとカレーが食べたくなります(笑)

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