下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
ミステリ・競馬・ピアノ・スポーツなどがメイン記事です。

東野圭吾『さまよう刃』

2010-08-31 19:35:36 | 
これもかなり痛い話だということでしたが、
皆さんの書評が気になったので読んでみました。


長峰の高1の娘・絵摩が花火大会の後に行方不明になる。
数日後、無残な遺体となって発見された娘を見て、悲しみにくれる長峰。
そんなとき、長峰の元に密告電話がかかってくる。
娘を殺したのは・・・
長峰の復讐が、幕を開ける!


噂どおり、目を覆いたくなるような描写が多かったのですが、
それ故に主人公でもある長峰に感情移入してしまいました。
そう・・・長峰の復讐が成就することを願っていたのでした。

この犯罪の犯人は少年です。
もし捕まっても軽い刑で社会に復帰しそうな状況なのです。
だからこそ、被害者の父親の長峰も復讐を決意するわけなんですけど、
少年犯罪というものの難しさが描かれている作品だと思います。

そして。
根本には、社会の中で生きることへのあまりにも希薄な青少年たちの意識。
面倒臭いことから逃げ続けることで、どんどん人間らしさを失ってる気がします。
エネルギーの使い道が違うよな~・・・
自分の命が終わるときに、振り返ったら何も残らないような人生。
甘い誘惑に満ちた、怠惰で無為な生活。
そういうものへの警鐘も作者の意図の中にはあるんじゃないのかな・・・

ミステリの仕掛けはユルいんですけど、色んなことを考えさせる作品でした。
18歳選挙権なんて無理じゃないかとか、許されることが前提の少年法ってどうなのかとか。
私自身、小学生のときに少年法の存在を知ったときは、
へえ~、じゃあ私の年齢で犯罪しても逮捕されないのか・・・
とか、まずそっちを考えましたからね。(悪いことはしてませんけどw)
何となくお得な情報として浸透してる少年法って、疑問です。

次はもうちょっと明るい話を読みたいですが・・・どうかな?(謎)

2010 F1ベルギーGP

2010-08-30 20:02:18 | スポーツ
今回も雨がドラマを生んだベルギーGP。
予選から、変わりやすい天気がもたらす雨に各チームも右往左往でしたが・・・

               前回まで 今回  累計
 1位 L.ハミルトン・・・・・157+25=182
 2位 M.ウェバー・・・・・・161+18=179
 3位 R.クビサ・・・・・・・ 89+15=104
 4位 F.マッサ・・・・・・・ 97+12=109
 5位 A.スーティル・・・・・ 35+10= 45
 6位 N.ロズベルグ・・・・・ 94+ 8=102
 7位 M.シューマッハ・・・・ 38+ 6= 44
 8位 小林可夢偉・・・・・・・ 17+ 4= 21
 9位 V.ペトロフ・・・・・・ 17+ 2= 19
10位 V.リウッツィ・・・・・ 12+ 1= 13


まず、スタートからポールポジションだったウェバーがいきなりの出遅れ。
波乱含みでスタートしたと思ったとたんに雨まで降り始めました。
まだタイヤが温まっていない状況での雨に、走りづらそうな各マシンたち。
そんな中、いきなり追突されたアロンソは、思い切って雨用のタイヤに履き替えます。
直後に安全確保にセーフティーカーが入ったため、
このまま雨が降り続けば、アロンソはかなり有利になるはずでしたが・・・やみました(^^;
アロンソにはツキがなかったですね~。

落ち着いた順位はハミルトン、バトン、ベッテル、クビサ、ウェバー。
なかなか熱い人たちが固まっているのが、緊迫感を高めていました(笑)
しかし、バトンの車はウイングにトラブルを抱えていて遅く、ハミルトンは独走態勢。
それに焦ったのか、3番手を走っていたベッテルがバトンに強引に仕掛け→クラ~ッシュ!!(涙)
バトンは一発リタイア、ベッテルもピットインで大きく後退しちゃいました。
う~ん、若気の至りというにはあまりにも・・・(泣)

その後はハミルトン、クビサ、ウェバーで決まりかと思ったのですが、
またしても雨(^^;
残り数周での大雨に、各マシン雨用タイヤに交換するためにピットに入りますが、
焦ったクビサはピットでミスをしてウェバーに先を越されてしまいました。
普通でも大雨が降り出したら慌てるけど、サーキットの上なら尚更かもしれませんね。

しかし全体として、いつ雨が降るか?という緊張感があったし、
戦略も見えない駆け引きが、かなりの面白さでした☆
オーバーテイクシーンもたくさんありましたしね(^^)

放送の実況も、今回はまあまあだったかな。
近藤さんが「今までの日本人ドライバーは」って右京さんの前で言っちゃったのに、
右京さんがすかさず反応してたのが受けました(笑)

次はイタリアGP。
フェラーリに風は吹くのでしょうか??

24時間テレビ

2010-08-29 23:14:28 | 雑記
最近は、もう全然見ていないのが24時間テレビ。
24時間も頑張ってみるほどの魅力を感じないし、
一日中放映するTVっていうのは、CSなどで普通にあるし。

でも、とりあえず今日はいつもの鉄腕DASH枠のだけ見ました。
DASH村で作った作物などを売ってチャリティーに当てるというもの。
企画としては、DASH村という名前を出さずに売って、
売れた金額を24時間テレビを通して寄付する・・・というものでした。

単純に考えれば、DASH村という名前を出せば、
そしてチャリティーの意図も伝えれば、もっと高く売れたのだと思いますが、
それをしてしまったら、普段の村での努力の価値が薄くなりますよね。
そういう意味では、その形で売るしかないのだと思いました。
でも、野菜も蜂蜜もめちゃめちゃ美味しそうでした♪

でも、毎年思うけど、
芸能人が24時間走って、それが何か意味があるのだろうか??
芸能人が24時間ボランティアした方が、そしてそれをドキュメントした方が、
こういう番組の目的には合っていると思うんですけどね・・・
それはあまり「絵」になりにくいから無理か。


さて、恒例の【今週のシゲル2歳軍団の結果】です。
今週は以下の5頭が次のような結果を残しました。

 ・監査役 (土)小倉1R 未勝利 →5着
 ・顧問  (土)小倉1R 未勝利 →2着
 ・平取  (日)小倉4R 新馬  →4着
 ・ペイペイ(土)小倉1R 未勝利 →9着
 ・理事  (日)小倉4R 新馬  →9着

ということで、今週は出世馬=優勝馬はいませんでしたが、
顧問が2着と頑張っていますね。
小倉の開催次で終わりで、小倉2歳Sがあり、局長が出走予定です。
どうなるんでしょうか??

オバマ君、結果。

2010-08-28 23:14:57 | 
今日の札幌5Rに出走したオバマシチーの結果は・・・

 9着(9番人気)

でした。
やっぱり甘くはなかったですね(涙)

今日は留守録して仕事に出かけ、
帰宅してからパドックも含めてチェックしてみました。

まず気になったのは、やはり馬体重。
600キロあるのか!?と思ったけれど、ふたを開けてみると570キロでした。
見た目も、そんなに太くは映らなくて、ただただ「大きい」という感想。
パドック解説の津田さんも言っていたけど、
首も体も細長いイメージで、いわゆるがっしりタイプとも違う。
芯が入っていないという指摘は当たっているのかも。
要するに骨格(体のつくり)は大きいけど、鍛えられていないという感じでしょうか。

体重ゆえか、生まれつきか、疲労も溜まりやすいという話だったし、
大きな虚弱体質馬という感じかもしれません。
クラブの発表では、「喉鳴り」の症状も見られるということです。
(この1戦で引退フラグのつもりなのかも?)

そしてレース。
あんなにでかくてゲートに無事に入るのか?と思いましたけど、
流石にあんまりスムーズではありませんでした。
そりゃ軽四に乗ってる琴欧州関みたいな感じですから、そりゃ窮屈ですよね(^^;
で、懸念したとおりに出遅れてしまいました(泣)

しかし、追いすがっていくオバマ君、なんと立派な走りでしょう。
スケールがでかいです。(スピード感は皆無ですけど)
他の馬を追い抜いていく姿は、迫力満点です。
すごいな~・・・(しみじみ)

走った後の状態にもよると思うんですけど(喉鳴りも心配だし)
まだ1戦しかしていないので、スーパー未勝利に出られるチャンスがあります。
今回も上がりのタイムはまずまずだったと思うので、
スタートを決めてくれれば、もう少し上位も可能かも。
信じて、次走を待ちたいと思います。

オバマ君、いよいよデビュー

2010-08-27 23:59:59 | 
アメリカ合衆国の大統領と同じ名前なので、
オバマ君と呼ぶのもちょっと恥ずかしい気のするオバマシチー。
ほぼ最後のチャンスですけど、出走が決定です。

 8月28日(土)札幌5R 3歳未勝利 D1000M

  ☆ オバマシチー 武英智 56

気になる調教タイムは・・・

 >函館ダートコースでインターバルで 12.7-11.2-13.3のタイムをゲートなりで計時しました。

インターバルとかゲートなりとか、耳慣れぬ言葉だからよくわからないけれど、
まあ、頑張ってるというふうに思っておきましょう。
最初は日曜のD1700Mに出る予定だったけれど、短い方がいいのかな??

馬体重、いくらなのか・・・600キロは超えるのでしょうか?(^^;
パドックが楽しみだけど、今週も仕事なので、
留守録しとこうかなと思ったりしています(笑)

本当なら、ものすごい血統馬なんですけど、
こういう極端な馬格のために、友駿なんかで走っているのだと思います。
でも、その血統の片鱗だけでも見せてくれないかな・・・

あまりのでかさに周りの馬がびびって、遠慮してくれるとか、
そういう展開でもいいから、少しでも上位を目指して欲しいです。
頑張れ、オバマ君!


【今週のシゲル2歳軍団出走馬】
 ・監査役 (土)小倉1R 未勝利
 ・顧問  (土)小倉1R 未勝利
 ・平取  (日)小倉4R 新馬
 ・ペイペイ(土)小倉1R 未勝利
 ・理事  (日)小倉4R 新馬

なんと、土曜日の1Rに3頭、日曜日の4Rに2頭というシゲル内バトル!
ペイペイちゃんが出ます☆
頑張って欲しいな~。

遠藤周作『海と毒薬』

2010-08-26 22:54:11 | 
ちゃんと読んでなかった作品を本屋さんで手にとってしまいました。
重そうだけど、遠藤氏だから悲惨なことにはならないと思って。


「私」は東京の郊外に引っ越してきて、変わり者の医者・勝呂に出会う。
そして、義妹の結婚式で訪れたF市で、勝呂の戦慄の過去を知る。
勝呂は戦時中に行われた米軍捕虜の生体解剖事件の関係者だったのだ。
勝呂は「私」に呟く。
仕方がなかった・・・同じ境遇におかれたら、またやってしまうかもしれない、と。
「そのとき」に、一体何があったのか?
さまざまな視点が紡ぎだす人間の弱さの物語。


現実にあった事件を題材にしながら、
キャスティングなどは全て遠藤氏の創作であるという小説。
おそらく、遠藤氏自身、こういう事件はどのようにして起きたのか・・・と考え、
色々なタイプの人間を描きだすことで事件そのものというより、
人間の「心」の不可解さや闇や弱さを描こうとしたのではないでしょうか。
ですから、悲惨な事件、もとい犯罪を題材にはしていても、
そのことそのものにスポットを当てているような感じではまったくありません。

主要な登場人物は、当時医局員だった勝呂と同僚の戸田、
第1外科部長の橋本と、助手の浅井、
助教授の柴田、看護婦長の大場、看護婦の上田。
このうち、勝呂と戸田、上田の視点を中心に事件が描かれていきます。
学部内の医学部長選挙への思惑がからんでいるのですが、
それとはまったく別の動機で事件に加わってしまう者もいて・・・

これはミステリとして書かれたものではないかもしれないけれど、
「何故?」という動機を探るミステリとも言えるのかな~と思いました。

ラストシーン。
救われるのを待ちながら、救われる資格を失ってしまった勝呂の悲嘆が、
「流される」ことの罪悪を象徴しているように思え、苦しかったです。

石持浅海『月の扉』

2010-08-25 18:23:26 | 
『扉は閉ざされたまま』以来、久しぶりに読む石持作品です。


聡美、真壁、柿崎の3人は、沖縄で不登校児たちのためのキャンプをボランティアで手伝っている。
キャンプを主催しているのは、彼らのカリスマである「師匠」石嶺。
ところが、キャンプを快く思わない保護者の告発で、石嶺は誘拐罪で逮捕されてしまう。
「師匠」とその信奉者たちにとってのかけがえのない大切な日を迎えて、
聡美たち3人は「師匠」を連れて来させるために、飛行機のハイジャックを決行する。
しかし、機内のトイレで思わぬ殺人事件が発生して・・・
ハイジャッカーたちに指名された探偵役・座間味くんは、リミットまでに犯人を探せるのか!?


ということで、今回もまた(?)閉鎖空間での事件です。
でも・・・犯人は明らかだし、いわゆる「犯人探し」の興味は薄かったかな(^^;
どちらかというと、ハイジャッカーvs警察の駆け引きがどう進展するのか、
そういうハイジャックの物語展開が気になりました。
もうちょっと他の乗客とかが関係したサスペンスがあっても面白かったと思うんですけど、
途中から、ほぼ空気になっちゃったのが残念でしたね。

動機は・・・まあ「あり」かなと思いながら読みました。
ハイジャックの動機も、これまで現実に起きたカリスマがらみの事件を見れば、
当然あるだろうな~とは思いました。

でも、残念ながらカリスマ=「師匠」石嶺を読者に信じさせる物語が薄かった。
「カリスマ」「オーラが出てる」というようなことを列記しても、
読者としては「ふ~ん」と思うだけですからね。
もっと、読者自体がのめりこむくらいのキャラになってれば良かったんですが。

ラストを読んで、
ああ、この作者もロマン派なんだな~・・・と思いました。
ロマンは大切です。

地下700メートル!

2010-08-24 23:59:59 | 雑記
チリの鉱山で落盤事故が起こり、
33人の作業員が地下700メートルに閉じ込められているそうです。
ものすごい事故だったと思うのですが、
とにかく33人全員がシェルターで無事ということに、
なんだかとても安心したし、感動もしました。

しかし、この33人を助け出すためには2ヶ月ほどの時間がかかるそうです。
宇宙から飛んでくるミサイルを打ち落とせる時代に、
火星までの有人飛行を計画しようという時代に、
地下700メートルの人を助けるのに2ヶ月かかるとは!!

今回電話の回線が通じたそうですけど、これこそ、まさにライフラインですよね。
外の様子が全くわからなくて、食料などの補給もできない状態で2ヶ月待つのと、
しっかりと地上とのコンタクトが取れている状況で2ヶ月待つのでは、
救助を待つ人たちの気持ちも随分違うと思いますから、
今回通話だけでも復活できてよかったですね☆

シェルターの中で2ヶ月なんて、
どこかのミステリみたいな設定ですけど、
これぞまさに、世界の科学力を結集するチャンス!
地球の人類の底力が試されているような感じですよね。
世界中の皆が注目していると思うので、
一刻も早く、全員無事に地上に戻ってきてほしいですね。

プロフェッショナル

2010-08-23 23:59:59 | スポーツ
北京オリンピックの金メダリスト北島康介選手が再始動の大会に臨み、
見事に2冠を達成しました。
ニュースでしか見ていないのですが、流石だな~と思いました。

おそらく、素質だけで勝負できる時期は過ぎているんじゃないかと思いますが、
(水泳って、若い選手が有利みたいですし・・・)
今回の大会では、「貫禄」のようなものを感じました。
王者としてのプライドが、今の北島選手を動かしているのでしょうか。

まだまだ次の五輪というのは見えてきていないと思うんですけど、
ロンドンで彼の姿を見ることができれば嬉しいと思います。

こういうベテランの頑張りって、見ていてもジ~ンときますよね。
素質で勝ち取った戦績をキープするには、すごい努力が必要だと思うから。
だから、前回の五輪の陸上の朝原選手なんかの頑張りも、
人間の底力を見せられたようで、感動しました。

F1の夏休みももう終わりですけど、
そういう意味ではシューマッハやバリチェロなんかの動向も気になります。
毎回TVのネタになっているのを見るのは悲しいし、
プロフェッショナルとして、すごいところを見せて欲しいとも思いますね。

振り返って、自分もプロフェッショナルな仕事ができているか?
まだまだ・・・というのが、正直なところ。
すごいね!って言われるようなベテランになりたいと思います☆

まだまだ暑い。

2010-08-22 23:51:32 | 日常
ここ数日、朝方の気温は少しずつ落ち着いてきましたが、
昼間の最高潮のときの暑さは、余計に増した気さえします。
残暑、恐るべし!
とはいえ、休みにマイペースでのんびりしているときと、
仕事しているときの感じ方は違うだけかもしれませんが(^^;
うん、ただ単に仕事してて燃えてるだけかも!?

さて、日曜恒例の【今週のシゲル2歳役職軍団】のコーナーです(笑)
出走は8頭でしたが・・・

 ・係長→6着
 ・支店長→11着
 ・主事→7着
 ・総督→6着
 ・長官→2着
 ・副参事→11着
 ・本部長→8着
 ・理事長→6着

ということで、今週は長官があと一歩のところでした。
他にも係長や総督、理事長が掲示板一歩手前と頑張りましたね。
どの馬も、仕上がり途上という面がありそうですので、
本当の戦いはこれからかもしれません。

ところで。
今日は他にも札幌記念の結果を気にしていました。
結果はアーネストリーが流石の貫禄で1着でしたね☆
ロジユニヴァースも復調気配の2着ですから、秋が楽しみになってきました。
そして、一番注目していたのはヒルノダムール。
古馬勢の中、ただ1頭の3歳馬でしたが、
久しぶりのレースで、G1級古馬に0.5秒差ですから健闘したと思います。
これなら、秋以降の3歳馬対古馬も期待が持てますね!