これもかなり痛い話だということでしたが、
皆さんの書評が気になったので読んでみました。
長峰の高1の娘・絵摩が花火大会の後に行方不明になる。
数日後、無残な遺体となって発見された娘を見て、悲しみにくれる長峰。
そんなとき、長峰の元に密告電話がかかってくる。
娘を殺したのは・・・
長峰の復讐が、幕を開ける!
噂どおり、目を覆いたくなるような描写が多かったのですが、
それ故に主人公でもある長峰に感情移入してしまいました。
そう・・・長峰の復讐が成就することを願っていたのでした。
この犯罪の犯人は少年です。
もし捕まっても軽い刑で社会に復帰しそうな状況なのです。
だからこそ、被害者の父親の長峰も復讐を決意するわけなんですけど、
少年犯罪というものの難しさが描かれている作品だと思います。
そして。
根本には、社会の中で生きることへのあまりにも希薄な青少年たちの意識。
面倒臭いことから逃げ続けることで、どんどん人間らしさを失ってる気がします。
エネルギーの使い道が違うよな~・・・
自分の命が終わるときに、振り返ったら何も残らないような人生。
甘い誘惑に満ちた、怠惰で無為な生活。
そういうものへの警鐘も作者の意図の中にはあるんじゃないのかな・・・
ミステリの仕掛けはユルいんですけど、色んなことを考えさせる作品でした。
18歳選挙権なんて無理じゃないかとか、許されることが前提の少年法ってどうなのかとか。
私自身、小学生のときに少年法の存在を知ったときは、
へえ~、じゃあ私の年齢で犯罪しても逮捕されないのか・・・
とか、まずそっちを考えましたからね。(悪いことはしてませんけどw)
何となくお得な情報として浸透してる少年法って、疑問です。
次はもうちょっと明るい話を読みたいですが・・・どうかな?(謎)
皆さんの書評が気になったので読んでみました。
長峰の高1の娘・絵摩が花火大会の後に行方不明になる。
数日後、無残な遺体となって発見された娘を見て、悲しみにくれる長峰。
そんなとき、長峰の元に密告電話がかかってくる。
娘を殺したのは・・・
長峰の復讐が、幕を開ける!
噂どおり、目を覆いたくなるような描写が多かったのですが、
それ故に主人公でもある長峰に感情移入してしまいました。
そう・・・長峰の復讐が成就することを願っていたのでした。
この犯罪の犯人は少年です。
もし捕まっても軽い刑で社会に復帰しそうな状況なのです。
だからこそ、被害者の父親の長峰も復讐を決意するわけなんですけど、
少年犯罪というものの難しさが描かれている作品だと思います。
そして。
根本には、社会の中で生きることへのあまりにも希薄な青少年たちの意識。
面倒臭いことから逃げ続けることで、どんどん人間らしさを失ってる気がします。
エネルギーの使い道が違うよな~・・・
自分の命が終わるときに、振り返ったら何も残らないような人生。
甘い誘惑に満ちた、怠惰で無為な生活。
そういうものへの警鐘も作者の意図の中にはあるんじゃないのかな・・・
ミステリの仕掛けはユルいんですけど、色んなことを考えさせる作品でした。
18歳選挙権なんて無理じゃないかとか、許されることが前提の少年法ってどうなのかとか。
私自身、小学生のときに少年法の存在を知ったときは、
へえ~、じゃあ私の年齢で犯罪しても逮捕されないのか・・・
とか、まずそっちを考えましたからね。(悪いことはしてませんけどw)
何となくお得な情報として浸透してる少年法って、疑問です。
次はもうちょっと明るい話を読みたいですが・・・どうかな?(謎)