下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
ミステリ・競馬・ピアノ・スポーツなどがメイン記事です。

第80回 東京優駿(日本ダービー)

2013-05-26 18:54:08 | 
何といっても、競馬ファンにとって日本ダービーは年に一度のお祭り。
今年は第80回大会ということで、JRAも色々盛り上げていた感じですよね☆
そのモードに乗っかった私も、今日は朝から自宅で競馬デーでした。
収支は・・・結構悲惨でしたけど(^^;

そして。
その記念すべき本日のダービーはキズナが見事優勝しました♪
武豊騎手もダービーはキズナの父ディープインパクト以来の勝利。
あの末脚、届くかどうかドキドキしましたが、すごかったですね~!
一応、キズナとエピファネイアの2頭軸で3連複を何点か買っていたんですけど、
アポロソニックは入ってなかったので、馬券は外れてしまいました(涙)

佐々木調教師は現在もハドソン君をお世話になってますし、
過去にも何頭かお世話になりましたので、優勝、お喜び申し上げます。
ぜひぜひハドソン君の今後も、よろしくお願いしたいものです☆(切に)

さて。
ついでに私の記憶にある1994年以降のダービーを思い出してみましよう。

1994年 ナリタブライアン
  私が競馬に完全にハマったきっかけの馬です。
  この馬の産駒が欲しくて、一口馬主も始めたのでした。
1995年 タヤスツヨシ
  父サンデーサイレンスの時代の幕開けですね。
  ジェニュインの方がハンサムだったので、ちょっと残念でした(笑)
1996年 フサイチコンコルド
  これはびっくりしましたね~・・・3戦目でダービー制覇とは。
  ダンスインザダークの世代ですよね。
1997年 サニーブライアン
  これまた、あの逃げが決まるとは、びっくりでした。
  皐月賞をフロック扱いされていたけど、実力は本物だったんですね。
1998年 スペシャルウィーク
  武豊騎手の最初のダービー制覇をかなえたハンサム馬でした。
  キングへイローとかエルコンドルパサーとか、同期もすごい馬たちです。
1999年 アドマイヤベガ
  武騎手2回目のダービー制覇にして、あのベガの仔でしたよね。
  テイエムオペラオー、ナリタトップロードの同期ですね。
2000年 アグネスフライト
  河内騎手のダービー制覇、ちょっと感動しましたね。
  アグネスタキオンのお兄さんなんですよね・・・
2001年 ジャングルポケット
  クロフネ、マンハッタンカフェと同期ですね。
  良い後継産駒が出ないかな~と思っているのですが。
2002年 タニノギムレット
  NHKマイルCを使うというローテーションが話題になりました。
  早い引退が残念でしたが、そうでなければウオッカが産まれてないわけですね。
2003年 ネオユニヴァース
  M.デムーロ騎手が外国人騎手として初めてダービーを制しました。
  ダービー後はパッとしないまま引退しましたが、種牡馬としては成功ですよね。
2004年 キングカメハメハ
  安藤勝己騎手をダービージョッキーにした馬ですが、本当に強かった。
  NHKマイルCからのローテでレースレコードとは・・・もっと走って欲しかったな~。
2005年 ディープインパクト
  もう何も言う必要はないですが、本当にすごい馬でした。
  3冠達成の瞬間、京都競馬場に私はいました。
2006年 メイショウサムソン
  皐月賞見たとき、ダービーも勝ちそうな予感がしてました。
  派手さはないんだけど、いぶし銀の名馬でしたよね。
2007年 ウオッカ
  牝馬でダービーに挑戦という男らしさ(?)にしびれましたね。
  古馬になってからも牡馬と同じ路線で活躍したかっこいい馬でした。
2008年 ディープスカイ
  この馬もNHKマイルCからの参戦でしたよね。
  タキオン後継として、強い頭のいい仔を出して欲しいものです。
2009年 ロジユニヴァース
  横山典弘騎手のダービー初制覇の馬でしたね。
  体質が弱いのが残念につきますが、このまま引退なのでしょうか・・・
2010年 エイシンフラッシュ
  直線の脚色は素晴らしかったし、かっこよかったですよね。
  サンディ君と同期なので、もっともっと頑張ってほしいな~。
2011年 オルフェーヴル
  体からパワーというか気迫があふれている馬ですよね。
  今年も凱旋門に行くということですが、頑張ってほしいです。
2012年 ディープブリランテ
  去年のことなんですけど、もうずいぶん前にも思えますね(^^;
  この馬も無事だったら、古馬戦線を盛り上げてくれてただろうに・・・

と、ここまで書いて思う・・・長っ!!!(^^;
ずいぶん競馬を見てきたな~。
そこにドラマがあるから、競馬はこれからも見続けていきます♪

歴史小説にどっぷり

2013-05-19 16:43:57 | 
前回の記事でも書きましたように、
この春から、幕末ものの歴史小説を堪能しています。
知識がないから、逆に新鮮だったり。
初めて名前を知るような人ばっかりです(^^;

で、幕末もの・・・と思って歴史小説コーナーに行くと、
かなり多いのは新選組関係ですよね、やっぱり。
やっぱり、ドラマにもなったりしてるし、扱いやすい題材なのでしょうか。

で、この数週間に読んだのは以下の作品たち。

『人斬り以蔵』(短編集)司馬遼太郎
これは短編集なのですが、表題作の岡田以蔵の物語の他、
『花神』の大村益次郎など、幕末の人々も多く出てきます。
(幕末以外の人も出てきますけど)
社会や体制の変化の中での人間というものを考えさせられますね。

『峠』(上・中・下)司馬遼太郎
幕末の戊辰戦争の中の北越戦争に散った河井継之助の物語。
自分の芯となる思想を求めて確立し、それによって自分の立場を生きた人です。
動乱の時代、長岡藩の筆頭家老に破格の抜擢をされた継之助に、
藩や領民のすべてが委ねられます。
譜代の藩である長岡は反徳川もならず、かといって反官軍にもつけず。
継之助のとったのは、軍事力強化を背景とした割拠中立の道でした。
しかし、その意図は官軍には伝わらず・・・
もし継之助の構想が実現していたら違った明治維新になっていたかもしれないとも思うし、
いや、この流れは必然で変えられなかったとも思えます。

『獅子の棲む国』秋山香乃
幕末、朝敵とされて凄惨な戦いを余儀なくされた会津藩。
会津戦争のその後を生き抜き、藩の再興を目指した山川大蔵の物語です。
薩長藩閥の時代、流浪の元藩士たちを支えながら、
朝敵の汚名を晴らそうともがき苦しみ、不毛の地の斗南に希望をつなぐけれど、
廃藩置県ですべては泡のように消えてしまう・・・
その薩長藩閥はやがて西南戦争という政権闘争になっていくわけですが、
軍略を買われ、政府軍の一員として九州へ向かう山川の心中を考えると切なくなります。
この作品には新選組の斎藤一も出てくるのですが、これがかなり面白いキャラで、
大久保利通との関わりは創作と分かっていても笑ってしまいました。

『新選組副長助勤 斎藤一』赤間倭子
上記で斎藤一に興味を持ったので、研究者でもあるという筆者のこの作品を買いました。
小説としては、特に面白かった!という感じでもないのですけど、
なるほど、こういう一生をたどった人だったのだな~という感慨が。
新選組→会津藩→斗南藩→警視庁→西南戦争という波乱の人生を全うし、
その死に際して、正座したまま死んだと聞くと、まさに「武士」という感じがします。

『新撰組顛末記』永倉新八
新選組資料といえば、本人(!)の証言によるこの書は外せないだろうということで。
永倉新八は新選組二番隊組長だった最古参の幹部ですが、天寿を全うした人です。
その人が取材の記者に昔を思い出しながら証言した内容がまとめられているんですが、
多少の記憶違いなどはあるにしろ、本当に歴史の生々しさが感じられて圧巻です。
彼ら新選組の隊士にしてみれば、職務を真面目にこなしていただけなんですよね・・・

『幕末新選組』池波正太郎
上記の永倉新八を主人公とした新選組小説。
顛末記で永倉新八の人生のだいたいの流れがわかっていたので、
小説家はこういう風に肉付けするのだな~と、その部分に興味を持って読みました。
松前藩出身者ではありながら、江戸で生まれ育った新八は、さっぱりと粋な江戸っ子で、
自分の生き方にまっすぐな、ある種の現実肯定者のような感じですよね。
国や政局を動かすという理念よりも、人としての生活を第一に大切にした人なのかも。

『沖田総司恋唄』広瀬仁紀
これはタイトルどおり、新選組の中での人気のある沖田総司の物語ですが、
監察方の山崎烝もよく描かれていて、その点が目新しいですね。
創作の部分で、総司と同じ病の女の子の交流があるのですが、ここが泣けました。
予想できた流れだったにも関わらず・・・こういう話には弱いなぁ。


とまあ、こんな感じで読み進めていました。
幕末ものを読んでいると、本当に国とか政治とか個人というものを考えさせられますね。
この時期、それぞれの主義主張のもと刀や銃を持って戦った者もたくさんいますが、
すごいのはやはり、そういう主義主張を飲み込んでいく政治の機微です。

声高にまっすぐに主義主張を推し進めてしまった人は、最終的には勝利していない。
柔軟な考えからで世の中の先を見通し、民心を読み、ときには政敵を生かす。
その中でもその「時」を得たものが、自らの道を開くことができる。
そんな難事を、この当時30代や40代の人たちが行っていたわけですよね。
長州藩を動かした人たちなんて、20代ですよ!

なんか、ついつい今の自分とか世の中を考えちゃいますよね・・・
温故知新という言葉が、見直される時代なのかも。