下手の横好き日記

色々な趣味や興味に関する雑記を書いていきます。
ミステリ・競馬・ピアノ・スポーツなどがメイン記事です。

美しきもの

2007-10-31 21:53:00 | 日常
昨日は一番へこんでた谷底でしたが、
今日は懸案の締め切り仕事に何とか取り掛かりました。
完成させるしかないから、頭をしぼって知恵を出さねば・・・

昨夜は散々な記事を書いた後、アルコールに走っていたのですが←オイオイ(^^;
おつまみにしたのが銀杏。
実は近所に大きな公園があって、イチョウの木があるのです。
それが銀杏を落とすのですが、銀杏好きのご近所さんが拾っておすそ分けしてくれました。

あれは結構、外側の「実」の部分の処理が大変なんですよね。
まず臭いが強烈です(^^;
あの悪臭に耐えながら、実の部分を完全に取り去る作業は、
やはり「銀杏食べたい!」という根性のみが成しえるものかと。
天日に干して乾燥させると出来上がり♪

で。私は美味しいとこ取りで、完成品をもらったのです(感謝!)
食べ方としては、フライパンで数分ゴロゴロと煎るわけです。
その熱々を、ペンチでパチンと割って中身を取り出す。

薄皮を剥いだその中から現れる、つややかな緑のその美しさに、見とれて。
まさに、エメラルド!
空気に触れ、冷めるにしたがって徐々に白っぽくなっていくのですが、
最初に見える透明感ある深いグリーンは、本当に綺麗です。

そして、弾力あるその実にあら塩をつけて口に入れると、
もっちりとした食感と鮮烈な銀杏の香りが広がって・・・
ぐびっとあおる焼酎の美味しいこと!(^^)

自然の作った「美」に、元気をもらったようなひと時でした♪

へなちょこ。

2007-10-30 22:32:44 | 日常
最近、集中力に欠けています。
気候のせいかもしれないし、バイオリズムのせいかもしれないし、
薬のせいかもしれませんが、非常に眠いのですね(^^;
で、何か気力がヘナヘナ~としている感じです。

仕事では、正念場な上に心配事もあったり。
その上、締め切り仕事を別口に抱えているのですが・・・手が出ない。
動き始めると早いと思うのですが、停滞気味なんですよね。

ピアノも毎日短い時間でも弾くように心がけているのですが、
自分でも「あ~、集中してないな」と呆れるくらい、譜読みも進みませんし。
結局同じところをトツトツと弾いて、タイムアップ!みたいな感じ(涙)

読書もペース落ちているというか、読んでると眠くなるのが悲しいですね。
根性で読もうと思っても、なかなか頭の中に話が入ってこなかったり。

う~ん。疲れてるのだろうか。
最近仕事ばっかりしてる気がしてますからね。
今週末も祝・日とも休めないし、来週は会議だし・・・
11月のスケジュールを見て、休みが3日しかないという事実にもげんなり。

あ~、グチばっかりですね・・・(涙)
嘆いてても仕方ないので、締め切り仕事から何とかやっつけたいと思います。
1つ終われば、きっと心に余裕もできるはず。

よお~し!! やるぞおおお~!!!(無理してますね^^;)

瀬名秀明『BRAIN VALLEY』

2007-10-29 23:36:53 | 
上下巻という大作ですから、ちょっと手を出し渋っていた作品です。
しかし、買ったからには読まねば・・・と意を決して読んでみました。

日本の山間の小さな村に建てられた脳研究施設ブレインテック。
ヘッドハンティングによって急遽この施設で働くことになった孝岡は、
着任早々、村に住む鏡子という被験者と接触してから異常な体験をする。
手を触れた電気機器の故障に始まり、宇宙人との接触、拉致・・・
その体験に隠された「脳」の秘密、そしてブレインテックの目的を探ろうとする孝岡。
目くるめく「脳」の世界の果てに、彼が見た驚きの世界とは!?

これは、ちょっと普通の作家には書けないSFですよね。
巻末のものすごい参考文献の量を見たら、いかに調べた上で書いてあるかがわかります。
脳内物質と神経細胞、刺激の伝わり方、その反応、役割・・・
ものすごく専門的なことが書いてあるので骨が折れましたけど、
作中に登場する子供のジェイが上手い役割を果たしていて、
説明的描写にならずに、読者へと概略を理解させるのに成功しています。

事件は時系列で進んでいきます。
さまざまな人物の視点で、読者は「起こりつつある何か」を見ていくのです。
そこには、主人公・孝岡&彼の味方が知らない情報も当然あるわけで、
「お~い、そいつ何かたくらんでるよ」「このままだとヤバイよ」
というのを、読者だけが知りながらハラハラしている構成なのですね。

そして事件は佳境に入り、冒頭のテレビ中継の日にようやくたどり着くのですが、
この数時間にわたるクライマックスが・・・いきなりファンタジーなんですね(^^;
これまで論理的に進んできた物語、そしてその中で構築されてきた理論を、
打ち壊す・・・という言い方が乱暴なら、凌駕する・・・そういう展開。
『パラサイト・イヴ』の後半も、そういう傾向がありましたけど、
まあ、エンターテイメントなわけだから、ある程度の飛躍は仕方ないかな・・・
いろいろ考えることはあり、余韻のある終わり方とも言えるとは思いますけど。

最後の方のシーンなんかは、映像化すると美しい場面になるのかもしれませんが、
ちょっとこの作品の映画化は厳しいかな(^^;
過激に暴力的な場面も結構あるし、動物実験とか悲惨な部分もありますし。

瀬名氏の作品としては、あとは『八月の博物館』を買っています。
また、その気になったら読みたいと思います。

天皇賞・秋 結果など

2007-10-28 18:22:03 | 
嵐の後の天皇賞。結果は・・・

1着 メイショウサムソン
2着 アグネスアーク
3着 カンパニー
4着 ポップロック
5着 コスモバルク

ということで、強いメイショウサムソンが帰ってきた!という感じですね。
内心、武豊騎手との新コンビの相性とか心配していたりしたのですが、
さすがは武騎手。3回の追い切りで手の内に入れてたんですね。

直線でかなりの不利を被った馬が何頭もいて、それが残念ですね。
もし不利が無かったら、外から2着争いに食い込む馬もいたはずだし・・・
ああ、でも「たら・れば」はないんですよね(^^;

秋のG1戦線は始まったばかりだし、各馬の活躍を楽しみにしたいですね♪


◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

【アドバンス君結果!】

今日のアドバンスシチーの成績は・・・10着でした(大泣)

もう言い訳はできませんね。全く走る気のない様子・・・
これは気性面だとしか言いようがありません。
マンカフェの気性難と母方の気性悪と、どちらが出たのか分からないけど、
これを何らかの形で改善できないと厳しいのかも。
もう少し精神面の成長を待つしかないのかな~・・・

天皇賞・秋 出走馬

2007-10-27 18:21:31 | 
古馬たちの熱い戦い・・・今回の出走馬は次の通り。

 1 メイショウサムソン  武豊
 2 エイシンデピュティ  柴山雄一
 3 コスモバルク     五十嵐冬樹
 4 デルタブルース    川田将雅
 5 ローゼンクロイツ   藤岡佑介
 6 カンパニー      福永祐一
 7 シルクネクサス    四位洋文
 8 ボンネビルレコード  柴田善臣
 9 アグネスアーク    吉田隼人
10 ブライトトゥモロー  後藤浩輝
11 シャドウゲイト    田中勝春
12 アドマイヤムーン   岩田康誠
13 チョウサン      横山典弘
14 ダイワメジャー    安藤勝己
15 ポップロック     O.ペリエ
16 マツリダゴッホ    蛯名正義

休養明けいきなりの馬もいますから、本当に難しいですね。
実力馬が多くて、悩ましいです・・・

◎ メイショウサムソン

○ アドマイヤムーン

▲ チョウサン

△ ダイワメジャー

△ シャドウゲイト

△ ポップロック

宝塚記念の真っ向勝負は見ごたえがありましたからね。
再現を・・・と望みたいところですけど、2頭ともぶっつけですから(^^;
叩いて仕上げてきた組が突き抜けちゃうかもしれませんね。
それから、やはり横山ノリ騎手を応援したい気もしますし・・・
いずれにしても、楽しみだな~♪

脳について

2007-10-26 23:59:59 | 雑記
今読んでる本が「脳」を扱ったもので、かなり勉強になっているのですが、
まだ解明されていない部分は多いとは言え、日々研究が進んでいるのですね~。
最先端科学として可能性の多い分野だし、治療などに応用の利く部分もあるし、
難しいけど興味深いところではあります。(御手洗さんの気持ちも分かるw)

その本によると、人間活動は脳内の化学物質などが引き起こす現象だと。
行動はもちろん、感情や能力なんかも脳内物質による化学変化によるものだそうです。
つまり「心」というのも、脳の反応に過ぎないという感じなのですが・・・
ただ、著名な脳科学者の中にも「心」は別っていう理論に回帰する人もいるとか。

で。私も「脳」と「心」について少し考えてみました。←おこがましい(^^;
確かに、悲しい時に脳に起こっている化学変化はあるのでしょうし、
その化学変化を人工的に起こせば、強制的に悲しくさせることも可能なのでしょう。
でも、最初に外界から刺激を受け取って、悲しいという反応に導くのは、
やはり個人の「心」であり「意思」なのじゃないかな~と思うのです。
人間の脳は化学物質に影響を受けるけど、それと「心」とは別だと思うんですよね。
まあ、私は文学的人間だから、「まず心ありき」と思いたいのですけど(笑)

最初に「脳」とか「心」とか「意識」について考えさせられたのは、
京極夏彦氏の『魍魎の匣』を読んだときでした。
脳は器官に過ぎないから、機械に脳をつないだら・・・機械の夢を見る。
京極堂の言葉に納得させられると共に、怖ろしいような気もしたものでした。
その言葉が、私の思想に影響しているのかもしれませんね。

今読んでいる本ではどういうところに話が落ち着くのか、気になっています。

アドバンス君 出走!

2007-10-25 23:59:59 | 
またまた正念場の3走目が決定しました。

10月28日(日) 京都2R 芝1800M

  ☆アドバンスシチー 佐藤哲三 55


ということで、今回は出走馬も15頭。
3着以内の馬も多くて、力を試されそうですね。

調教のほうは・・・

>ウッドコースで6F 82.9-67.3-53.3-40.0-12.4のタイムを馬なりに計時しました。
>マイネルオール(新)一杯の外同入脚良

ということで、素人目には良さそうにも映るのですが・・・

どうやら現状では、道悪や雨は不得意そうなので天気が気になります。
週末の天気、雨っぽいですからね。(今日も雨)
2Rですから、土曜の早い段階で雨が上がってくれていることを願います。

毎回言うけど、やっぱり無事に、というのが一番ですけど。

マイナスイオン

2007-10-24 23:54:20 | 雑記
ひところ、猫も杓子も「マイナスイオン」と言っていましたよね。
何がイオンなのかマイナスなのか知識の薄い私にはピンと来ず、
滝の近くに多く発生しているなどと聞くと、
そんなの無理に機械で発生させなくても、その辺に普通にあるのでは?
と冷ややかに見守っていたものでした。

健康志向の世の中ですから、誰もが体にいいものは摂取したいし、使いたいけど、
目に見えないものですからね~(^^;

で。実は3ヵ月ほど前に、ドライヤーが古くなったので買い換えたのです。
その際に、マイナスイオンが放射されるタイプのものを、買ってしまいました。
かなりの人気商品らしく、レイアウトなんかに影響されてしまったかも(苦笑)

使い始めて、「ん?」と思ったのですよ。
心なしか髪の落ち着きが良くなったような気がする・・・
しっとり感が増してきたのでは・・・?
この「心なしか」というところがミソなのですが、
まあ、好印象を持つということは商品に満足しているわけなので、
いいのかな~と肯定的にとらえるようになりました。
ま、他のマイナスイオン関連製品を買いあさるほど信じちゃいませんが(笑)

「これがいい」とブームになったものでも、
いつの間にか廃れていくという事例を見るにつけ、用心深くなりますね。
本当にいいものなら、生活の中に欠かせないものとして残るはずだと思うし。
売る方は、手を変え品を変え、で大変なんでしょうけどね(^^;

宮部みゆき『理由』

2007-10-23 23:59:59 | 
宮部氏は著作のほとんどがベストセラーだし、数も多いし、
いつも気にはなっているものの、読んでいなかった作家です。
(『ブレイブ・ストーリー』は新聞連載しているときに読んでましたが。)
今回、何から読もうかと悩んだけど、直木賞受賞の本作にしてみました。

古い町並みを見下ろす高層マンション「ヴァンダール千住北ニューシティ」の20階の1室。
嵐の夜に、その事件は起こった。残された死体は4つ。
だれが、殺されたのか。だれが、殺したのか。
彼らを追いやったのは何か。何故、彼らはそこへ向かったのか。
さまざまな証言を組み合わせた先に、真相が姿を現してくる・・・

重い・・・。
手法としてはドキュメンタリー。新聞社などが出すノンフィクションスタイルですね。
通常の読書は、読むうちに物語が展開し、そのスピード感が心地よかったりもするのですが、
この作品は、その快楽をバッサリと切り捨てて、読者に思考を求め続けます。
事件そのものは既に解決しているわけですが、
単に「どんな事件で、犯人は誰だ」という説明に終わらない書き方・・・
いや、その背後にあるものこそを宮部氏は書きたかったのでしょうね、当然。

ここには、現代の日本の社会が抱える病理があふれています。
それも、社会全体の問題から、個人の在り方の問題まで。
欲張りな作品だよな~、と呆れるくらい。
社会全体の問題について私が何を言ってもしょうがないので、
個人の在り方の問題について、私がこの作品から最も感じたのは、
「理解されない悲しみ・理解できない悲しみ」かな。
コミュニケーションの圧倒的欠落感。

作中の登場人物たちは、みんな「理解」を涙ぐましいほど求めているのに、
自らも、近しい人を「理解」できていないという状況なのです。
恐ろしい平行状態ですよ。孤独で。不毛で。
だから彼らがしたのは「相手」を捻じ曲げて自分の方に持ってきて理解すること。
あるいは、「相手」から逃げ出すこと。
そして、その末に、この事件が引き起こされたのです。

重い・・・でしょ。やっぱり。
これを読んでいると、「理解」なんて幻想なんじゃないかと思えてくる。
この閉塞感こそが、現代社会の病理なのだとも思うけれど。
宮部氏は、きっと希望の光を書きたかったんじゃないかな・・・でも書けなかった。
これは夢物語じゃない、現実を描こうとした作品ですからね。
重い・・・なぁ。

ロジックな犯人当てを愛する私には、厳しい作品でした。
でも、ちょっとだけ思ったことがあります。
「ヴァンダール千住北ニューシティ」って「館」だな、と。
このマンションの磁場が、ギリギリの均衡状態だった彼らを解体したわけで。
建物が人に与える影響、それもメインテーマのひとつなんですよね。
本当に、欲張りだ(^^;

でも、私は思いますよ。希望を勝ち取る力は、個々の心の中にってね。
だから宮部氏も『ブレイブ・ストーリー』を書いたのではないでしょうか。
・・・ブレイブ・ストーリー、もう一回ちゃんと読んでみよう。

F1 ブラジルGP

2007-10-22 23:45:07 | スポーツ
今年のグランプリもいよいよ最終戦・・・ドラマティックな結末!
そんな今回の結果は次の通り。

1位 K.ライコネン(110)
2位 F.マッサ(94)
3位 F.アロンソ(109)
4位 N.ロズベルグ(20)
5位 R.クビサ(39)
6位 N.ハイドフェルド(61)
7位 L.ハミルトン(109)
8位 J.トゥルーリ(8)

ということで、最後までもつれたチャンピオンシップは驚くべき決着を迎えました!
キミ・ライコネン、ドライバーズチャンピオンシップ優勝!!!

前回の中国GPでハミルトンがまさかのリタイアをしたため、
最終戦の前は、ハミルトンが107、アロンソが103、ライコネンが100という差。
予選順位はマッサ、ハミルトン、ライコネン、アロンソの順で、ハミルトン優位は動かず。
なんせハミルトンは3位でも、アロンソより前でゴールすればチャンピオンシップ優勝なのです。

ところが、スタート。マッサのカバーでライコネンがハミルトンをかわすや、
その一瞬の隙をついて、アロンソがハミルトンをオーバーテイク!
アロンソに前に行かれて焦ったハミルトンは抜き返そうとしたけれど、
コースアウトして順位を大きく落としてしまいます。
これ、全て1周目のできごと・・・すごいスタートだ(^^;

その後、順調に順位を戻すかに見えたハミルトンを再び襲う悪夢!
なんと途中でギアが入らなくなって、スロー走行・・・何とか復活したものの、
ハミルトンはさらに大きく順位を下げてしまうのでした。

マッサ、ライコネン、アロンソの順番で周回は続きます。
ライコネンは2位のままだと108ポイントです。
アロンソが3位で109ポイントになってしまうと、アロンソが優勝ということに。
ライコネンは1位になりたい・・・しかし、マッサも地元だから1位になりたい。
しかもチームオーダーは禁止されていますから、わざとらしく順位を入れ替えたらアウトです。
だからライコネンは自力で差をつめ、ピット戦略でマッサをかわしました。
スゴイ!(その前に、マッサがミスしたことは関係ないとしておきましょう)

フェラーリは、生産者部門、ドライバー部門のW優勝。
キミ・ライコネンは、悲願の初優勝でした。おめでとうございます♪

生放送というのがしびれました。時差の関係ですけどラッキー♪
こんな勝負は、なかなか見られるものではありません。
ミハエルがいなくなって、F1も寂しくなるとは思ってましたが、
こんな風に若い力が接戦を繰り広げてくれるのなら大歓迎ですね!

来年のシートの決定にも、まだまだ波乱はありそうですが、
これからもF1を応援していきたいと思います。

そして、HONDA。
最終戦は2台ともリタイアという悲しい結果でしたが、
今年の苦しさを見つめて、来年への糧にしてほしいと思います。