最近スポーツイベントばかりで読書が進みませんが・・・(^^;
そんな中読んでみたのは、太田氏の霞田志郎シリーズです♪
志郎と千鶴が夜桜見物をしていたとき、具合の悪そうな老人を見つけ声をかける。
すると、彼は志郎の大学時代のドイツ語の教師、レーガー・ヘルムバウムだった。
近くの知人のもとに向かう途中だったという彼を志郎と千鶴は送っていくことにする。
ところが、到着した家で、志郎は主・宮谷巌の他殺死体を発見する。
その死体は巨大な水晶で殴られた上に、胸にはナイフが突きたてられており、
更に、胴体には小さなガラスのかけらが散りばめられていた。
行きがかりで事件の解決を依頼された志郎だが、事件は1つでは終わらなかった・・・
ミステリ的にはトリックも仕掛けも小粒といえば小粒なのですが、
その背景に、大きな歴史を据えた物語になっています。
また、霞田志郎の「人間」が書かれているので、非常に興味深く読みました。
霞田志郎のキャラは、どこか法月輪太郎とたたずまいが似ているように思います。
二人とも、作家を生業としながら、事件に関わってしまうところや、
明晰な頭脳で、いくつかの仮説を瞬時に立てられるようなところ。
あんまりギラギラしていないふんわりキャラだったり、
結構家事なんかこなしていたりするところなんかも似てるかも?
でも、二人の悩み具合は待ったく別方向に進んでいきます。
綸太郎のドロドロとした悩みは、作品の中で常に内に向かっていって、
読んでる読者までを巻き込んでしまうような重さ。
一方、志郎も事件に関わることについての葛藤があるけれど、
読者は千鶴のキャラ&視点に救われる感じがありますよね。
あ、綸太郎の図書館シリーズが明るい気がするのは、穂波がいるからですよね。
そう考えると、名探偵のサブキャラって、作品のカラーを変える大きな存在だと言えますね☆
それにしても・・・千鶴がお兄ちゃんっ子というのは、当初からの設定ですが、
志郎の千鶴思いも、なかなかスゴイものがあるな~。
相変わらず、こんなアニキ欲しい!というのが読後の感想です♪
そんな中読んでみたのは、太田氏の霞田志郎シリーズです♪
志郎と千鶴が夜桜見物をしていたとき、具合の悪そうな老人を見つけ声をかける。
すると、彼は志郎の大学時代のドイツ語の教師、レーガー・ヘルムバウムだった。
近くの知人のもとに向かう途中だったという彼を志郎と千鶴は送っていくことにする。
ところが、到着した家で、志郎は主・宮谷巌の他殺死体を発見する。
その死体は巨大な水晶で殴られた上に、胸にはナイフが突きたてられており、
更に、胴体には小さなガラスのかけらが散りばめられていた。
行きがかりで事件の解決を依頼された志郎だが、事件は1つでは終わらなかった・・・
ミステリ的にはトリックも仕掛けも小粒といえば小粒なのですが、
その背景に、大きな歴史を据えた物語になっています。
また、霞田志郎の「人間」が書かれているので、非常に興味深く読みました。
霞田志郎のキャラは、どこか法月輪太郎とたたずまいが似ているように思います。
二人とも、作家を生業としながら、事件に関わってしまうところや、
明晰な頭脳で、いくつかの仮説を瞬時に立てられるようなところ。
あんまりギラギラしていないふんわりキャラだったり、
結構家事なんかこなしていたりするところなんかも似てるかも?
でも、二人の悩み具合は待ったく別方向に進んでいきます。
綸太郎のドロドロとした悩みは、作品の中で常に内に向かっていって、
読んでる読者までを巻き込んでしまうような重さ。
一方、志郎も事件に関わることについての葛藤があるけれど、
読者は千鶴のキャラ&視点に救われる感じがありますよね。
あ、綸太郎の図書館シリーズが明るい気がするのは、穂波がいるからですよね。
そう考えると、名探偵のサブキャラって、作品のカラーを変える大きな存在だと言えますね☆
それにしても・・・千鶴がお兄ちゃんっ子というのは、当初からの設定ですが、
志郎の千鶴思いも、なかなかスゴイものがあるな~。
相変わらず、こんなアニキ欲しい!というのが読後の感想です♪