建築探偵シリーズ第8弾です。
前作の最後では、京介の寂しさのようなものがあふれていて、
その後の京介が気になったので、続けて買ってきてしまったのでした。
那須のある明治の建築物は、今は「月映荘」と呼ばれている。
数々の不幸が起こった不吉な館といわれ、住むものもないこの洋館だが、
所有者の意向で県に寄贈されることになり、調査団が組まれることになる。
調査までの見張りとして1人現地のプレハブに寝泊りすることになった京介。
だが、隣家・江草家の晩餐に招待された夜、そこで殺人事件に遭遇する。
月映荘で数年前に起こった未解決殺人事件、数十年前の失踪事件・・・
様々な情報に翻弄される京介は、事件の真相にたどり着けるのか?
京介自身の過去をも不気味に侵食する悪意との戦いで、京介は絶体絶命のピンチに!
最大の特徴は、作品中のほとんどの場面が京介視点で書かれていること。
これまで、京介はポーカーフェイスで現れて事件をクールに解決する名探偵だったのですが、
この作品では、そのポーカーフェイスの下にある彼の思考を知ることができます。
いつも人を突き放したような言動で、人を煙に巻いている京介が、
実はこんなに人間くさい男だとは思わなかったので、ちょっとびっくりです。
そして、この作品には蒼はほとんど出てこず、京介と深春の物語になっています。
密かに深春ファンの私としては、やられた~と思う場面満載で、
やっぱり深春は美味しいところを持って行くキャラとして不動の存在のようです(笑)
さらに、京介の隠された過去をにおわせる記述もあって、胸の痛いところ。
何となく、事情が分かってきたような・・・どうなっちゃうのでしょう??
やっぱり蒼と深春と神代教授に頑張ってもらわないといけないのでしょうね・・・
キャラネタばっかり書いていますが(^^;
トリック的には、結構分かりやすいものだったかな~と思いました。
犯人も、こいつしかいないよな~と予想していたので、意外ではなかったですね。
でも、この犯人と京介の対決の場面が、私にとってはスゴイ緊迫感で。
京極堂シリーズが頭をふっとよぎりました。言葉の力って怖い・・・
文庫になっているのはこの作品までなので、続きはお預けですね。
多分今年の夏ぐらいに出るだろう『綺羅の柩』が楽しみです♪
前作の最後では、京介の寂しさのようなものがあふれていて、
その後の京介が気になったので、続けて買ってきてしまったのでした。
那須のある明治の建築物は、今は「月映荘」と呼ばれている。
数々の不幸が起こった不吉な館といわれ、住むものもないこの洋館だが、
所有者の意向で県に寄贈されることになり、調査団が組まれることになる。
調査までの見張りとして1人現地のプレハブに寝泊りすることになった京介。
だが、隣家・江草家の晩餐に招待された夜、そこで殺人事件に遭遇する。
月映荘で数年前に起こった未解決殺人事件、数十年前の失踪事件・・・
様々な情報に翻弄される京介は、事件の真相にたどり着けるのか?
京介自身の過去をも不気味に侵食する悪意との戦いで、京介は絶体絶命のピンチに!
最大の特徴は、作品中のほとんどの場面が京介視点で書かれていること。
これまで、京介はポーカーフェイスで現れて事件をクールに解決する名探偵だったのですが、
この作品では、そのポーカーフェイスの下にある彼の思考を知ることができます。
いつも人を突き放したような言動で、人を煙に巻いている京介が、
実はこんなに人間くさい男だとは思わなかったので、ちょっとびっくりです。
そして、この作品には蒼はほとんど出てこず、京介と深春の物語になっています。
密かに深春ファンの私としては、やられた~と思う場面満載で、
やっぱり深春は美味しいところを持って行くキャラとして不動の存在のようです(笑)
さらに、京介の隠された過去をにおわせる記述もあって、胸の痛いところ。
何となく、事情が分かってきたような・・・どうなっちゃうのでしょう??
やっぱり蒼と深春と神代教授に頑張ってもらわないといけないのでしょうね・・・
キャラネタばっかり書いていますが(^^;
トリック的には、結構分かりやすいものだったかな~と思いました。
犯人も、こいつしかいないよな~と予想していたので、意外ではなかったですね。
でも、この犯人と京介の対決の場面が、私にとってはスゴイ緊迫感で。
京極堂シリーズが頭をふっとよぎりました。言葉の力って怖い・・・
文庫になっているのはこの作品までなので、続きはお預けですね。
多分今年の夏ぐらいに出るだろう『綺羅の柩』が楽しみです♪