森博嗣『赤緑黒白』

とうとうＶシリーズの最後の作品です。


射殺された上、真っ赤にペイントされた死体が見つかる。
被害者の名前は、赤井寛。
そして、彼の婚約者だという田口美登里の扼殺死体が緑色にペイントされて発見される。
「アカイ」「ミドリ」と、「赤」と「緑」の一致。
田口美登里からの依頼で動いていた保呂草の関係から、
否応無く事件に巻きこまれていく紅子と阿漕荘のメンバー。
やがて、警察をあざ笑うかのように黒の死体が発見される・・・
犯人の意図と動機は何なのか？？
Ⅴシリーズの位置づけが解き明かされる、魅力満載の作品！


今回は、トリックとして大きく密室があるわけではありません。
どちらかというと、アリバイものですね。
森ミステリのこれまでの流れとしては珍しい作品です。
ま、ミステリ読みからするとお粗末なものだったりもしますが（＾＾；
キャラクターの作り出す物語の結末が気になって、一気に読みました。
Ⅴシリーズの謎、とんでもないものでした！！

ミステリゆえ、その謎をネタバラシするわけにはいけません。
しかし、この作品を読み終わった私がしたことは・・・
Ｓ＆Ｍシリーズを読み返すことでした。
この二つのシリーズのリンク、確かに伏線は引かれてました。

ここまで読み終えて、初めて価値を帯びてくるのが、
同じⅤシリーズでありながら異色の『捩れ屋敷の利鈍』ですね。
なるほど・・・そういうことだったのか、という仕掛けの作品でした。

「四季シリーズ」を読めば、もっと色々わかるのかな？？
ちょっとインターバルを置いて、「四季シリーズ」にチャレンジするつもりです。

とりあえず、Ⅴシリーズ楽しめました♪

最近の「！」

最近、「！」と思ったことを２つほど書きます。

まず、先日スーパーマーケットに買い出しに行ったときのこと。
買い物を終えて、駐車場に戻ってきたら、
私の車の後ろのスペースにさっきまでなかった車が停まっています。
しかし、その車、異常に私の車に接近している。
え？　もしかして当たってないよね？？
と心配しながら近づいてみると・・・「！」しっかり当たってました（驚）

私の車のバンパーにはラバーがついているのですが、
その部分にしっかりと接触しているのです。
見た感じ、双方の車本体にダメージはなさそうなのでそのまま帰っても良かったけど、
後で相手に何かを言われたら嫌だから、呼び出してもらいました。

なかなか来ないな～・・・
と、ＡＴＭコーナーの前で、横の人としゃべってたおばさんが気づき、
「？」の顔をしてやってきました。
「あの・・・これ当たってますけど・・・」と私。
「え？？　全然気がつかなかった～！！　ごめん、大丈夫？？」
これで気がつかないの、ある意味すごいな（＾＾；
とりあえず車を少し動かして見たけど、大丈夫そうだったので、帰りました。
それにしても、豪快な乗り方をするおばさんだ～（笑）

そしてもう１つ、かっぱえびせん。
期間限定の「紀州梅味」というのが出ているのです。
イメージではなかなかいけそうだ、と興味深々で買ってみたのですが、
そのかっぱえびせんを一口食べた時の私の反応・・・「！」
どういう意味かは、ご想像にお任せします（笑）

ハンドボール問題

今月に入ってから大きくクローズアップされていたこの問題。
当然気になってはいたのですが、もう引き返せないところにきてしまいましたね。

ハンドボールという競技は、高校のとき体育の授業でちょっとやっただけで、
ほとんどルールも忘れている状態（＾＾；
でも、色々な報道を見ていると、相当ひどいジャッジが続いていたようですね。
もはや強い、弱いの問題ではなく、競技者のモチベーションを奪う状態だったと思います。

スポーツは政治と無関係でありたいと願っていても、
人が注目するものだからこそ、政治にもナショナリズムにも利用されてきました。
特にオリンピックは世界の国々が参加する大きな大会だから、
メダルの数とか、選手団の数とかに、国の威信やプライドを重ねてしまうのでしょう。

私はオリンピックなど、大きなイベントは大好きなので、
ただ単純に楽しみたいと思っているだけなのですが、
採点や審判に公正で無い部分があるとしたら、悲しいです。
「公正」というのは、スポーツを楽しむ大前提だと思っているから。
その部分を捻じ曲げてしまったら、本当の意味での「競技」はできませんよね。

今日は、日本女子は韓国に敗れてしまったけど、
この試合が無事に行われたことを、素直に喜びたいですね。
明日の男子にも頑張って欲しいけど、やっぱり実力差で厳しいんだろうな・・・

１つだけ思うのは、分裂してしまったアジアハンドボール連盟が、
更にお互いの国や地域の利益に固執して欲しくはないということ。
選手たちが真に望んでいるのは「公正」という点、ただ１つだと思うから。
新たな権力闘争なんかは、決してしないで欲しい。

本当にスゴイ技が見られるなら、それが自国の選手でなくても楽しめる。
それが本当のスポーツ観戦の姿勢じゃないかな～。

森博嗣『朽ちる散る落ちる』

いよいよ大詰めになってきたＶシリーズ第９弾です。


土井超音波研究所の事件から１週間。
紅子＆阿漕荘のメンバーは、研究所の地下を開く現場に立ち会うことに。
厳重に中からロックされたドアを開いた部屋の更に地下の空間に、古い死体があった。
全身骨折という凄まじい死体は他殺のように見えるが、犯人の姿はもちろんない。
一方、数学者・小田原からＮ大の周防教授に会いに行くよう言われた紅子。
そこで聞かされたのは、宇宙から戻ったシャトルの中で乗組員全員が殺されていたという謎。
紅子は二つの事件の奥に潜む「何か」を予感するが・・・


飛行機では飽き足らず、とうとう宇宙にまで密室を作ろうとした森氏。
この作家的挑戦精神には頭が下がりますね（＾＾；
しかしながら、今回もトリックというよりも物語の展開が魅力でしたね。
何か分からないものを相手にしているのって、すごいスリルです。

宇宙の方はともかく、地下の方の謎は思ったとおりの解答でした。
やっぱり、これまでの力技を見ていれば、ありでしょうね。
しかし、そんな方法をその状況で取るとは・・・今回もかなりの強引系。

そしてキャラクターたちの展開ですが、
今回は紅子のすごさが際立っていた感じです。
とても一児の母とは思えない行動力というか、決断力というか。
と同時に、母としての紅子も見せてもらいました。

いよいよ、あと１作でＶシリーズも読破ですが、
キャラの展開がものすごく気になるので、それほど間を置かずに読むことになりそうです。

ダカール君、結果

今回のダカール君の結果は・・・４着でした！！（＾＾）
またまた掲示板を確保してくれました。
えらいな～・・・

スタートの一呼吸は、なかなか矯正できないと思われるので、
いつもどおり中段で待機して、３コーナー辺りから進出開始というパターン。
直線に向いたときはどうかな？と思ったのですが、
やはり、今回は出来自体がさほど良くない中での出走だったので、
先頭までは差せませんでしたね。
上がりの時計も４番手した。

古馬の５００万条件戦は、なかなか出走の競争率が激しいようですが、
何とか定期的に出て、調子を上げていって欲しいです。
そうすれば、相手に恵まれたときに勝ち負けできるかも・・・

オクターブだらけ！

『花の歌』の練習も、順調とは言わないまでも進行しています。
とりあえず、ゆ～っくりではありますが、Ａメロは３拍子で弾けるようになりました。
これから少しずつスピードアップもしていかなくては。

それから、Ｂメロの左右合わせも一応完了。
途中で止まってしまうところが何箇所かありますが、
その辺は、もう少し弾き込んでスムーズに弾けるようにしないと・・・

ところで、このＢメロだけでなく、全般的に多いのがオクターブ使う奏法。
指の長さにゆとりが無い私にとっては、かなりハードです。
しばらく部分練習してると、ピキピキなります（＾＾；
楽譜を見ると、Ｃメロのオクターブも厳しそうですね～。
何というか、指が張り裂けそうです（苦笑）

さて、このＢメロの最後の部分に、非常に美しいフレーズがあるのです。
タラララ～と上昇していき、タラララ～と下降してくるのですが、
ＣＤで聴くと滑らかにハープを奏でるように演奏されています。
と・こ・ろ・が、これがかなり難しい・・・というか不可能に近い。
あんなに滑らかに、指が回りません。
ゆっくり弾くと弾けるけど、速く弾くとミスタッチだらけ（＾＾；
ここの部分練習が鍵ですね・・・
完成までに、どの位までスピードアップできるのか。
半分、諦めモードです。でも、ベストを尽くすぞ！

ダカール君、出走

今週はダカール君が出走です。ダブルダンス君に続くのか！？


　１月２７日（日）小倉６Ｒ　　Ｄ１７００Ｍ

　　　　ダカールシチー　　☆北村友一　５６


ということで、小倉に遠征です。
久しぶりのコンビの北村騎手が鞍上ですが、どうなのか？？

ちなみに、調教は・・・

　＞ウッドコースで6Ｆ　88.5-72.1-56.4-42.2-14.0のタイムを一杯に追って計時しました。

う～ん。何か、あまり良くないんじゃないかな（＾＾；
素人目だから分かりませんけれど、一時の切れが無い感じがする。
思えば、もう６歳ですからね・・・なんと今回が３２戦目です。
そのうち１６回も掲示板に載っています。本当に馬主孝行な馬ですね。
（１着は１回、２着３回、３着３回、４着５回、５着４回）

今回も、ベテランの意地で頑張ってもらいたいところ。
寒いみたいなので、怪我をしないようにとも祈っています。

落選・・・

お正月、新春セールの１歳馬を吟味した結果、
友駿の生んだスター馬タップダンスシチーの初年度産駒をチョイス。
ネットで申し込みを済ませていたのですが・・・
当然のことながら申し込み殺到で、抽選となりました。

その結果を、今週はずっと待ちわびていたのですが、
今日通知が届いていて、落選していました（涙）

ああ～、逃した魚は大きいといいますが、
逃した馬も大きいような気がします（＾＾；
残念だけど、彼の活躍は影ながら応援することにします。

で。どうしようかな～と迷っている今。
関西入厩予定のタップ産駒はもう１頭いるのですが、
この結果を受けて申し込みする人が多数なんでしょうね。
また抽選になったしまったり？？（＾＾；

ここは気持ちを変えて去年買ってない２歳馬にいくか、
１歳馬のサマーセールで新顔が出るのを待つか、
複雑な心境ですね～。

まあ、もう少し悩んでみることにします。

森博嗣『捩れ屋敷の利鈍』

Ｖシリーズ、第８弾！
普段より薄いので、さくさくと読めましたが・・・
なんと西之園萌絵などＳ＆Ｍシリーズの人が登場します！


霧の山道の奥にある屋敷。
そこにはメビウスの帯をかたどった不思議な建造物《捩れ屋敷》があり、
その中にはエンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣が飾られている。
美術品鑑定士・秋野として屋敷に招待された保呂草は西之園萌絵と出合うが、
翌朝になると、２つの密室殺人が起こり、宝剣も消えていた！
保呂草と萌絵の「密室」への挑戦の結果はいかに？？


同じ世界の住人だったことがわかったＳ＆ＭとＶの両シリーズの人々。
萌絵と国枝、犀川（電話だけど）に久しぶりに会えて、楽しかったです。
今回は、そのかわりに阿漕荘の面々は登場しませんけど。
そのせいか、今回は結構地味な展開でした。
まあ、保呂草を困らせるような連中がいないと言うことですからね（笑）

密室トリックは・・・捩れ屋敷の方は何となく分かったけど、
ログハウスの方は、森式トリック炸裂でしたね（＾＾；
『詩的私的ジャック』を思い出してしまった（笑）
まあ、これは「それ用」に作った舞台だから許せます。

さて、保呂草が聞かされた「驚愕の事実」とは何なのか気になるところですが、
きっとシリーズが終わるときに明らかになるのだと信じましょう。
そして、
紅子と萌絵の類似に保呂草より先に気づいた人物なんて大勢います！
と突っ込みたい（笑）
それは、もちろん「読者」ですよね♪

花はいずこ

「花の歌」チャレンジして、１０日近く経ちますが、
仕事の忙しさもあり、なかなか進展していません。

何とか、８小節目までのＡメロの両手合わせは終了したのですが、
まだまだ暗譜が不十分なため、とつとつとしか弾けない現状。
早く、きれいな３拍子で優雅に弾けるようになりたいです。
そのためには、練習あるのみですが・・・・

そして、現在はＢメロに入っています。
右手、左手とも簡単なようでキープ音が多く、なかなか大変です。
離れた指の移動も難しい・・・
両手合わせまでには、もう少しかかりそうかも。

とにかく、練習しないことには上達しないので、
Ａメロの暗譜からしっかり頑張りたいと思います。