買ってから、1年半以上も寝かせていた本をやっと読みました。
映画にもなりましたしね☆
カンナミ・ユーヒチは、新しい勤務地に配属になる。
彼は、戦争をビジネスとする民間の戦闘法人に属し、
戦闘機に乗ることを仕事にしている〈キルドレ〉の1人だ。
〈キルドレ〉とは、新薬開発の途中で生まれた特殊な人間たち。
決して大人になることなく、子供のまま時を止めて永遠に生き続ける存在。
上司のクサナギや同僚のトキノたちと過ごすユーヒチの日々は、
戦闘による「死」の存在を背景にしながらも、淡々と流れていく。
永遠の「生」にとって「死」とは? 「生」とは?
色んなことを考えさせられる、美しくも恐ろしい物語。
非常に透明な物語でした。
主人公のユーヒチが、ある種「悟っている」人間だからかな。
それとも、「諦めている」人間だからだろうか・・・
〈キルドレ〉であるってことは、差別の対象なんですね。
普通の人間にとっては、理解できない不可思議な存在だから?
だから、戦闘法人なんかに隔離されているのでしょう。
ユーヒチ達、戦闘機に乗っている者たちは、特に孤独ですよね。
やはり、明日にはいなくなるかもしれない人達と深い交流を持つのは、
心情として躊躇われるのでしょうし。
「自個」を見つめ続けるユーヒチが、悟りめいた諦観を持つのも仕方ない?
でも、やっぱり彼らは子どもなのだな~と思います。
幼い子どもの頃は、1日1日が完結でした。
明日のことは考えても、遠い未来のことなんて考えられないし、
昨日のことは気にしてても、過ぎ去った昔のことなんて思い出しもしない。
「刹那」なんですよね。
そんな気分や性質を〈キルドレ〉は、よく表現している。
そして、物事に意味づけをしたり、理由を探したり、説明をつけたりなんてことも、
子どもの頃にはしません。
例えば木の葉っぱを全部むしっちゃったとして・・・
それは単にそうしたいという欲求があったからで、そこには何の理屈もないのですよね。
そういうところも、〈キルドレ〉だよな~。
何が言いたいのか、よく分からなくなってきたけど、
これはシリーズだから、全部読んだらもっと何かが分かるかもしれない。
そう思って、また次の作品を読んでみたいと思います。
読み流したくないので、ちょっと間を開けると思いますけど。
映画にもなりましたしね☆
カンナミ・ユーヒチは、新しい勤務地に配属になる。
彼は、戦争をビジネスとする民間の戦闘法人に属し、
戦闘機に乗ることを仕事にしている〈キルドレ〉の1人だ。
〈キルドレ〉とは、新薬開発の途中で生まれた特殊な人間たち。
決して大人になることなく、子供のまま時を止めて永遠に生き続ける存在。
上司のクサナギや同僚のトキノたちと過ごすユーヒチの日々は、
戦闘による「死」の存在を背景にしながらも、淡々と流れていく。
永遠の「生」にとって「死」とは? 「生」とは?
色んなことを考えさせられる、美しくも恐ろしい物語。
非常に透明な物語でした。
主人公のユーヒチが、ある種「悟っている」人間だからかな。
それとも、「諦めている」人間だからだろうか・・・
〈キルドレ〉であるってことは、差別の対象なんですね。
普通の人間にとっては、理解できない不可思議な存在だから?
だから、戦闘法人なんかに隔離されているのでしょう。
ユーヒチ達、戦闘機に乗っている者たちは、特に孤独ですよね。
やはり、明日にはいなくなるかもしれない人達と深い交流を持つのは、
心情として躊躇われるのでしょうし。
「自個」を見つめ続けるユーヒチが、悟りめいた諦観を持つのも仕方ない?
でも、やっぱり彼らは子どもなのだな~と思います。
幼い子どもの頃は、1日1日が完結でした。
明日のことは考えても、遠い未来のことなんて考えられないし、
昨日のことは気にしてても、過ぎ去った昔のことなんて思い出しもしない。
「刹那」なんですよね。
そんな気分や性質を〈キルドレ〉は、よく表現している。
そして、物事に意味づけをしたり、理由を探したり、説明をつけたりなんてことも、
子どもの頃にはしません。
例えば木の葉っぱを全部むしっちゃったとして・・・
それは単にそうしたいという欲求があったからで、そこには何の理屈もないのですよね。
そういうところも、〈キルドレ〉だよな~。
何が言いたいのか、よく分からなくなってきたけど、
これはシリーズだから、全部読んだらもっと何かが分かるかもしれない。
そう思って、また次の作品を読んでみたいと思います。
読み流したくないので、ちょっと間を開けると思いますけど。