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テルミンの彼方へ

宇宙とシェアする楽の音

台湾菜食テルミンの夕べ

2007-08-21 | ライブ・コンサートメモ
立川の台湾菜食のお店「健福」で やの先生のテルミンライブがありました。
http://r.gnavi.co.jp/g239617/
立川市柴崎町3-2-1 グランデュオ立川7F(JR立川駅直結)

ステージ

昨年よりは 比較的ゆったりとしつらえたステージ。

プログラム

プログラムです。 作ってしまった後で 大分変更になった様子ですが。

演奏始まって エスニックな衣装が可愛い~☆ やの先生のテルミンは 今日は 宇宙系は無くて 癒し系 台湾菜食なテルミンです。 わ~い。 シューベルトのアヴェマリア。 これは わたし 一番最初の発表会で弾いた曲ですよ~ と喜んでいたら あれ 録音(ピアノの伴奏を録音で使ってました)が 途中で ストップしてしまいました。 舞台袖では わたわたしてるのですが やの先生 構わず そのまま 突っ走って最後まで弾いてしまう。 あ~ 録音使うのって こわいな~ 赤城先生いるんだし ギター弾いてあげればいいのに 間に合わなかったのかなぁ わたしは ぷらさんがいて良かったなぁ

でも なんとな~く テルミンソロの方が 結果的に 良かった気がする シューベルト。

お店の方の食育のお話に続き 音育です みたいな やの先生のMC。 あ 音育。 自分で言ってみて いいですね。 やさしい気持ちになれる音楽って いいですね。 わたしも そんなテルミンを弾きたいです。

日野アートフェスティバル

2007-08-21 | ライブ・コンサートメモ
主婦バンド「ペール☆オレンジ」の演奏を聴きに行ってきました。
http://www.h6.dion.ne.jp/~p-orange/

日野の駅を下りた時から 看板

看板

暑い暑い日だったんですが 木陰に入ると 途端にちょっと涼しい。 木って 偉大。 地面が土って 偉大。

木陰

ライブは アンプを使った大音量なんですが 蝉も 負けじと鳴いていました。 もしかすると セミ 張り合ってたのかしら。この音楽と。

暑さふっとばせ~ みたいな 元気な音楽 続きまして ふと気づくと 保育園児?みたいな小さな子が 舞台の前で ノリノリで手拍子してます。ここで 会場の方のMC入り なんでも ベースの方のお孫さんだそうでした。 びっくりした~。「主婦のバンドです。」っていうから この子のお母さんくらいの世代の人達のバンドかと思ってました。

お外での演奏は 気持ちがいいです。 わたしも 森の中でテルミン弾きたいです~。

空のママさんライブ

2007-06-28 | ライブ・コンサートメモ
24日の日曜日の話ですが 空(6月30日にライブをする東大和のお店)で ママさんがライブをする というので 行ってきました。

空のママさん

これが 素敵なんです。 え~ 流石 昔 プロでやってた人は違いますね。 何が 違うんでしょう。 確かに 上手い というのは あるんだけれども それとは別に 安心して 気持ちよく聞いていられます。 手持ちの引き出しの多さと 懐の深さ。

なんというか よく 人間は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たなければならない と言いますが 40歳を過ぎたら 自分の歌に責任を持たなければならないんだなぁ と思う様なステージでした。

風姿花伝を読んでいて 読む前は 時分の花 って 若者の芸の華やかさを言ったものかと思っていたけれども そうではなくて あれは 若い時分の花は 一過性の花に過ぎない 本当の花は 年いってから咲く という論だったんだなぁ と思ったことを なんとなく思い出しました。

普通に ママさんのファンになってしまったので また ママさんのライブの時は 空に行きたいです☆

『太陽と月のメロディー』

2007-06-06 | ライブ・コンサートメモ
ライブハウス

時:2007年6月5日

所:star pine's cafe
http://www.mandala.gr.jp/spc.html

llamano さんが オープニングアクトだったので 聞きに行ってきました。

今まで聞いた中で 昨日が 一番良かった☆ 音の安定感と 伸びやかさ。 あそこで聞くと llamano さんのテルミン 本当によい音で鳴ります。 

見た目も 段々と 堂々としてきて 左肩の動かし方とか あれ~ やの先生そっくり。。 うらやまし。

なんとなく わたしも頑張らねばー という気がして 最後の方は聞かずに さっさと帰ってきてしまいました(ブッキングの方 ごめんなさいね)

暗闇モンゴル ミニ・ライブ

2007-05-20 | ライブ・コンサートメモ
~暗闇の中で音楽を聴く~
  モンゴル馬頭琴とホーミーのミニ・ライブ

時:5月18日(金)午後8時
所:地球倶楽部6F(JR神田駅南口)

ホーミー:ツェンデン・ダリニャム
馬頭琴 :バダムスレン・バヤルサイハン

会場に到着すると 既に 暗い客席に 蝋燭がともっているだけ。

暗闇ライブ

お客様が プログラムに携帯をかざしているのは 写真を撮っているのではなく 携帯の液晶の画面の明かりで プログラムを読んでいるのです。 

蝋燭を吹き消して 真っ暗にして ライブは始まりました。 真っ暗な中で まずホーミー。 2曲目からは ステージの方に蝋燭を1本ともして ほの暗い中で演奏は続けられました。

ホーミーびっくり。

今まで 何回かホーミーを聞いた事はありますが こんなホーミー 初めて聞きました。 単に 二つの声が同時に出ていてすごいです みたいなレベルではなく 高い方の音が 綺麗な旋律になっていて それは 暗い中で聞いているので 最初 あれ? 笛の人がも一人いるのかしら? と思ったくらいです。

そして 馬頭琴の力強い音。 二胡よりは太い チェロか何かを聞いている様です。 駱駝は この馬頭琴を聞くと 涙を流すんだそうな。 馬頭琴 という呼び方は 比較的最近のもので 古いものは 必ずしも 馬の頭がついているもの とは限らず 何もなかったり 鳥の頭がついていたり とか いろいろだそうです。 その頃は 「イキル」と呼んだらしい。 その発音は 「生きる」という音に近い。

野太いイキルの音と う゛ぉ~う゛ぉ~ や ぎょ~ぎょ~ みたいなホーミーの音。 生者と死者が隣り合って暮らしている世界の音楽の様です。

ツェンデン・ダリニャムさんは 4種類のホーミーが出来ます という事で 順番に聞かせていただきました。 高い方の音は あまりヴァリエーションがなく 低音のだみ声の方が 4種類変わる様です。 この高い方の音は 口笛にも近い。 音域の広い範囲に対して 耳の感度の良い文化圏で発達した音楽だろうか という気もする。 以前 草原で暮らすモンゴル人の視力が すばらしく良い という話を聞いた事があります。

途中 日本の曲をやりましょう という事で演奏したのが 涙そうそう。 これは 客席から ハミングが流れました。

暗い中で聞いていると モンゴルの草原を渡る風を感じます。 40分の演奏が あっという間でした。

ソプラミンコンサート

2007-05-12 | ライブ・コンサートメモ
市ヶ谷ルーテル

5月11日(金)
於:ルーテル市ヶ谷センター

テルミン:濱田佳奈子
ソプラノ:木内みどり
ピアノ :小川枝里子

市ヶ谷ルーテルに 濱田佳奈子さんのテルミンを聞きに行ってきました。テルミン関係で 一番古い知り合い。 今は かつて彼女もわたしも生徒であった池袋コミュティカレッジのテルミンの講座を受け持つ講師です。

ソプラノとテルミン という組み合わせのソプラミンのコンサート。今年で3回目。 わたしの 機材が 年々 エフェクタやら 何やら増えて 大がかりになっていくのと反対に 濱田さんの舞台装置は至ってシンプル。 アンプも どうやら MS60Sに直接ラインで入れて それだけらしい?

毎回 え~ これ テルミンで弾くの? という曲に果敢に挑戦する濱田さん。 夜の女王のアリア(これは 昨年も弾いてましたが) 帰り道 耳について離れません~。


Tokyo Cantat 2007

2007-05-06 | ライブ・コンサートメモ


Tokyo Cantat 2007
士の心は 志

2007.4.29~5.5

わたしが伺ったのは CONCERT-Ⅰ「歌・謡・詩、うたう日本人」
5月3日 @すみだトリフォニーホール

【古事記】鈴木輝昭「アルス・アンティカ」
【柿本人麻呂】新美徳英「常世から」より「樹の国」
【和泉式部、清少納言、紫式部、二條院讃岐、大貳三位】信時潔「女人和歌連曲」
【梁塵秘抄】柴田南雄「秋来ぬと」
【田植草紙】間宮芳生「三色草紙」
【松尾芭蕉】湯浅譲二「芭蕉の俳句によるプロジェクション」
【斎藤茂吉】西村朗「死にたまふ母」より
【百人一首】林光「帆は風に鳴り」より・「いつも風流れる川」より・「月わたし風」より

プログラムを書き並べただけで 面白そうです。

このTokyo Cantat は「21世紀の合唱を考える会・合唱人集団「音楽樹」」という団体主催のイヴェント。

「20世紀の合唱界は、約1000年にわたる西洋合唱音楽の歴史に学び、それを日本の文化の中に取り込んでいく時代でした。
そして、21世紀はそうした成果を踏まえて新たな物を創造し、それを日本固有の合唱音楽文化として世界へ発信していく時代です。」

この公演のテーマは 言葉、詩の持つ叙情性に注目し 日本人にとっては言葉とは? 歌とは? 詩とは? と 問いかける というものなんですが

西洋音楽の3本の柱。 メロディ ハーモニー リズム。

それが かなり崩壊している と見られる演目が並び その要素が とても刺激的で 面白かった。 こんな曲を テルミンでやってみたい。(難しそう。。。)

稀代のテルミン奏者・やの雪のコンサート

2007-03-17 | ライブ・コンサートメモ
ちょっと恥ずかしくなる様なタイトルですが(でも わたしは 心の中でそう思ってますが) これが タイトルなので仕方がない。 東京文化会館小ホールです。 3月16日。

ピアノ:笠木晶子
ギター:窪田晴男・赤城忠治
司会 :サエキケンゾウ

この日は 生徒としてお手伝いに伺いました。 わたしのお仕事は テルミン六重奏の時に 菱形アンプを持って出て 終わったら持って帰る というお仕事です。 黒子なので 衣装は黒。

お仕事は大した事なくても リハーサルの見学が 面白かった。 一曲一曲 曲に合わせて 楽器の構成に合わせて 入念に音を作っていくのです。 ああ これは リバーブと ディレイはロングディレイというのを こう掛けてるんだな とか テルミンの音はラインで出したり マイクで拾ってPAから ミックスして出したりしているので この配分を 曲によってまた調節します。 赤城先生が 会場をあちこち移動して サウンドチェックをしてらっしゃいました。 信頼できる人に これをやってもらえると すごく嬉しい。

リハーサルは ぎりぎりまでかかり リハーサル後にピアノの再調律 という時間があったのですが これは もう開場してお客様いらしてます。 コンサートに行って 会場に入るとそこで調律してる という場面 しばしばみかけますが きっと みんな 時間かけてリハーサルやってるんでしょう。 ホールによって 音の響きが違い 当日の音をどうするか というのは 当日に決めないとならないので 時間がかかるのです。 そういえば 一番最初に 横浜のベーリックホールでテルミンを弾いた時 サウンドチェックの時間を30分くらい見ておいたら ピアニストに「それじゃ 全然足りない。」と言われました。 クラシックの人は いつも こんな具合なのかな(?) ライブハウスのリハーサルとは 大分様子が違います。

一部は 白鳥 パヴァーヌ わが母の教えたまいし歌 ヴォカリーズ カヴァレリア・ルスティカーナ カッチーニのアヴェマリア 水族館 別れの曲 と クラシックの名品が並び やの先生も入れた六重奏でグリーンスリーブス 五重奏でドローイングミュージック。

厳密に言えば ピッチはあちこちで外しているのに 心地よい。 やさしい音色が ささやく様に すすり泣くように 懐かしく 歌い上げます。 その弾いている姿を見ると いつか 鬼神に魅入られて連れてかれてしまうのではないかと心配です。

二部は お仕事なかったので 客席で聞いていました。 オデッセリア サマータイム おいしい水 モルダヴァイト・レインで ちょっとアクシデントがあり パールフィッシャーは飛ばして ファーム イフ そして アンコール用に用意してあった 浜辺の歌 ブルーメ・ブラウメまで一気に。

この日の夢は なんだか 赤いものがひらひらしていました。 最近 お稽古でやっている曲を さぼり気味なので 次のお稽古日までには もっとちゃんと真面目に練習していこう と思いました。

落書き

これは 楽屋の壁です。 みんな ここに落書きしていくのが恒例らしい。

陸上自衛隊中央音楽隊演奏会

2007-02-05 | ライブ・コンサートメモ
2007年2月4日
於:和光市民文化センター(サンアゼリア)大ホール

演奏会パンフレット

演奏曲目は 前半は

悠久の舞(今井重幸)
フルート協奏曲(尾高尚忠)
吹奏楽の為の木挽き歌(小山清茂)

あまり普通ではない選曲。 これが とても面白かった。 吹奏楽に 鼓やら 銅鑼やら 民族楽器やら もしかして これは楽器ではないのでは? と思われる様な いろんな音を出すもの。 音階は 微妙に日本で でも どちらかというと中国的な雰囲気も強かった様な気が。

まあ 面白かった とは言っても 最後にアンコール曲で 普通の吹奏楽の曲を演奏した時は ちょっと ホッとしたんですけれども。

日本に西洋の音楽が入ってきた時 率先して主導的役割を果たしたのが 軍隊だったっけ と なんとなく思い出しました。 彼らは 彼らなりに 日本アイデンティティの音楽 という使命を 感じているのかも。

後半は もちょっとポピュラーな曲

ハリーポッターより 炎のゴブレット
朗読で綴る となりのトトロメドレー

お子様連れで 国民が楽しめる音楽 という事なのでしょうか。

自衛隊の音楽隊 というのは 自衛隊の中の素人集団 ではなく それなりに 自衛隊の広報活動の一環としてある 職業音楽家の様です。

「中央音楽隊は、昭和26年6月、現在の陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足しました。以来、幾多の変遷を経て現在では、日本を代表する吹奏楽団として全国的に演奏活動を行っています。

中央音楽隊は、防衛庁長官直轄の音楽隊として、迎賓館赤坂離宮における国賓、公賓の歓迎行事での演奏や、国家的行事にも多く参加しております。今上天皇即位の礼、皇太子殿下ご成婚パレードをはじめ、大喪の礼・剣葬の儀における奏楽、又、世界的なスポーツの祭典であるオリンピック(東京・札幌・長野)大会や日韓共催 ”FIFA”ワールドカップ・サッカー、そして平成17年3月には日本国際博覧会「愛・地球博」開会式(名古屋)のファンファーレを担当し行事の成功に大きな役割を果たしてきました。。。。」 (演奏会プログラムより)

今 これを 転載していて気づいた。 音楽隊 という呼称が すごくよく似合う楽団です。 よく似合う事は分かるんだけれども 音楽隊 という呼称のイメージって何? と聞かれても 困るんですが。

アンコール曲のマーチの後 ほたるの光マーチバージョンが始まり 客席が明るくなったので これを聞きながら帰れ という事かしら と思ったら いきなり 指揮者が客席の方を向いて タクトを振ったのが もう エンターテインメントでございます な エンディング。 このプロ魂は 素晴らしい。

舞台の上 女性も結構多い。 みなさま 自衛隊の制服?(背中に天使の羽をしょっている☆) フルートソロの女性が ロングスカートの上に 制服の上着を着ていたのが ちょっと 様にならなくて かわいそうでした。 ソロの子くらい ドレスでいいのに。 ハープも男性。 今まで 舞台の上で ハープを弾く男性を見たのは 歌舞伎座の舞台 と あとは アルパだけ。 基本的に 女性が弾く楽器だと思ってた。

自衛隊だなぁ と思ったのは 演奏者の紹介に 全部 肩書きが付く。

指揮は○○○○一等陸佐です。 フルート独奏は ○○三等陸曹です。

みたいに。

あと 作曲家の先生が ご高齢を押していらした方が 客席にいらしたらしく その紹介をするのに 指揮者が 舞台から飛び降りて 駆け足で その先生の席まで行き 紹介して また 駆け戻って舞台に飛び上がったのは 好感度アップでした。

最近 自衛隊には風当たりが強いから それなりに 苦労してるんだろうなぁ。


大きなホールが満員です。 そもそも 入場前に 長蛇の列で びっくりしました。 チケットの手違いなんだか 立ち見の方までいらっしゃいます。

(最初「入場に手間取ってますので 開演が遅れております。」というアナウンスが入った時 そうか~ やっぱり 自衛隊だから 演奏者は 行進して入ってくるのに その行列を作るのが 手間取ってるのかな とか思ってしまった。 小学生の運動会みたいに。 そうではなくて お客様が大混雑だったらしい)

自衛隊音楽隊のサイトを見ましたら
http://www.ne.jp/asahi/net/genbasu/band/index.html

・自衛隊音楽隊の主催によるコンサートは入場料無料です。入場整理券はそれぞれ所定の申込先に往復はがきでお申し込みます。たいていは申込多数で抽選になることが多いでしょう。
・もしも入場整理券が入手できなかった場合、ダメもとで当日の演奏会場へ行ってみるという方法もあります。ひょっとして満席でなければ、開演後に入れてもらえる可能性もあるかもしれません。<最近は、チケットの配り方が上手くすぐに満席になってしまいますので難しいかも。

と書いてありました。

その 上手なチケットの配り方のワザ 教えてほしい。

第11回JILA音楽コンクール入賞者演奏会

2007-01-29 | ライブ・コンサートメモ
2007.1.27
於:東京オペラシティ・リサイタルホール

演奏会ちらし

北海道のMEGUMIさんが コンクールピアノ部門3位で入賞した その演奏会に 聞きに行って参りました。

コンクールですから 普通は お若い方が応募する。この日も 一緒に出演してらした方の中には 高校生までいました。 かたや MEGUMIさん 既に ピアノの先生までお弟子さんにいるほどの(聞くところによれば MEGUMIさんの ひ孫弟子までいるらしい)立場の方です。 それなのに 若い人達に混じって コンクールに応募して 入賞してしまう。 すごいなぁ と 感心します。 演奏会終了後にお話した時にも 若い人達に混じって点数をつけられる事の恐ろしさについて お話でした。

演奏

そんな人の弾くピアノは すごい。 今までにも 何度か聞かせていただいていますが わたしは MEGUMIさんのピアノ 好きです~。 全身全霊で弾いています という感じの。 今回は 席の都合で 真横から見ていましたら 手付が なんだか 赤ちゃんをあやしているみたいに見えるところもあり。 聞いてみましたら 鍵盤を押して弾くのと 鍵盤を弾いて弾くのと 音が違うんだそうです。 他にも えーーーっ そうなんですか~っ? という ピアノの音に関するお話 沢山伺って 楽しかったです~。 これは ピアノを弾く人が聞いたら 目から鱗 な 話が沢山あるんでしょう きっと。 出る音が すごい迫力なので さぞかし 体力がいるだろう と思いきや MEGUMIさんの演奏法だと 肉体的な体力は 極めて少なくて済むんだそうです。  実際 肘を痛めたり の故障を抱えた上で 演奏していらっしゃいます。

演奏会終了後には オペラシティ53階のラウンジで そんな話を伺っている内に あっという間に時間が過ぎ あわてて帰ってきました。

追記:弦楽器部門第三位 山中裕平さんのクセナキスのミッカが面白かった。
   コンクールで こんな曲を選ぶなんて すごいなぁ。

『音楽に秘めた愛』

2007-01-27 | ライブ・コンサートメモ
2006-2007 音楽に秘めた愛 シリーズ 第4回
「イギリス民謡」
ナビゲーター&ギター:木村大

於:東京文化会館小ホール

木村大

最近 イギリス民謡づいているので 行ってみました。 スカボロウ・フェア グリーンスリーブス ロンドンデリーの歌。。。。

アメイジンググレイスは わたし 黒人霊歌 だとばかり思っていたら これもイギリス民謡でした。 知らなかった。

演奏会本編ではイギリス民謡オンパレード。 アンコールでは イギリス民謡とは 全く関係ない曲を 2曲。

アンコール曲

これが ??? ひたすら疑問で。。。 本編とアンコールと 演奏が違いすぎます。。。本編のイギリス民謡を聴いていた時は これは 何かの間違いなんじゃないだろうか?? これで正しく演奏されてるんだろうか?? と 妙~な気がしながら舞台を見てました。 アンコール曲で ホッとした。 2曲目は12分もの長さがあったそうですが その長さを全然感じさせない ギターを堪能できる演奏でした。

選曲によって こんなにも 違った印象に聞こえるのか というのは ちょっとびっくりです。

『Twinkle Concert』

2007-01-23 | ライブ・コンサートメモ
発表会パンフレット

これは 知り合いのピアノの先生のお教室の発表会のプログラムです。

ピアノ教室 しかも 子どもの教室の発表会 なので まあ そんなものだろう と思って伺いましたら わたしのイメージのピアノ教室とは 随分違って びっくりしました。

最初に出てきた子は お母さんに手を引かれて やっとやっと歩いている小さな子。 こんな子が どうするのかしら? と思ったら ピアノを弾くのは 先生で 子どもは お母さんとお父さんと一緒に 太鼓を叩いていました。 お父さんまで 協力して って すごいです。

おチビさん達の演奏は 短い曲なので あっという間に終わってしまうんですが 子ども達が描いた絵が スライドで映し出されていたり とか よく分からない民族楽器の様なものを使ったり とか 全体に 音楽を楽しむ という雰囲気が 単にピアノにとどまらない もう少し 総合的な 音楽を使った情操教育 という印象です。

一番感心したのが 先生と4人の生徒さんが ピアノアンサンブルで合奏した「つきよ」というプログラム。

月夜 という絵本の1枚1枚 文章を読みながら いろんな月の姿を ピアノで表現していくのです。

それは ある時は落ちた月であり ある時は小鳥の滑り台であり ある時は湖面でゆらめく月であり。。。

ピアノは メロディ楽器というよりは むしろ 打楽器に近い使われ方です。 へ~。こんな曲があるのか。まるで 現代音楽みたい。 弾く生徒が変わる度に 曲想が変わるので 面白い。 

終演後に 先生からお話を伺ったら まず 曲は オリジナルなんだ という。 あらまあ 作曲もするんですか すごいですね~ と感心していたら 実は 作曲したのは 先生ではなくて 子ども達だ というので ますます びっくりしてしまいました。

なんでも 絵本に合わせて 子ども達が みんな 一通り曲を作ったんだそうです。 で 場面に合わせて「じゃ この場面では あなたの曲ね。 では こっちの場面では あなたの曲を使いましょうね。」と 全体の構成を決めて行ったらしい。

それも いかにも 子ども子どもした音楽ではなく きちんと 一人前の演奏家としての音楽です。 いや 確かに 幼稚園のお遊戯みたいな音楽も 子どもらしくて かわいいんですが ちゃんと 一人前に扱ってあげると 子ども達がこんな事ができるのか というのに びっくりしました。

いい先生と いい生徒が 巡り会うと こんな事もできるんだなぁ と ほんと 感心。 わたしも 子どもの頃 ピアノ習ってましたが こんな先生だったら わたしも もっと ピアノ好きになったかも。

この つきよ 機会があれば 是非 再演して欲しいです。

『吉岡孝悦~ニューイヤーマリンバコンサート~』

2007-01-08 | ライブ・コンサートメモ
@東京文化会館小ホール

友人からのお誘いで行ってきたのですが これが 思いの外の楽しさでした。

第一部:絵画と音楽のコラボレーション

有賀和郎さん 新井恵子さん という 二人の画家さんの絵(抽象画みたいなの)を スライドで 舞台の上のスクリーンに映し出し それに 音楽をつける という構成です。

マリンバ:吉岡孝悦
ピアノ:中川俊郎

ライブで 映像を使う というのは 見た事ありますが クラシック畑の人が演奏会で映像を使う というのは 初めて見ました。 これから 増えて行くんだろうなぁ。

絵が 不気味系?の暗い絵が多いせいなのか どことなく 不安感不安感 な マリンバ。 そういう音楽を マリンバ。 トレモロで とるるるるるーーー っと。 それは ビブラートかけっ放しの マンドリンの紡ぎ出す音にも似て。 これ この旋律を テルミンで ビブラードおどろおどろに弾いたら ちょっと 良い具合になるのではないかしら とか マリンバと テルミンの 仲良き関係を想像しつつ 聞いている内に あるふぁ波 あるふぁ波 いつしか うつらうつら あっちもこっちも。 耳に心地よいマリンバの音は オルゴールの音色にも似ています。

続く 第二部:驚愕の迷(名?)曲

マリンバ:吉岡孝悦
ピアノ:中川俊郎
コンバス:芹澤薫樹

薄情の湖/茶行こう好きー
版画ありゃ?舞曲第5番/ブラ編むす
美しき青く怒鳴る/夜犯・酒トラ薄
軽麺/美税

最初 インフォメーションを書いた人が 酔っ払って誤変換したのを そのまま掲載したのかと思った。 どうやら 本気らしい。

これが めちゃくちゃ楽しかった。  新春 コンサート初め として 来年もまた伺いたい と思った様な エンタテインメントで ネタ満載な演奏会でした。 いいな~ わたしも こんな楽しい演奏会したいなぁ と思うものの その為には まず ネタではない普通に演奏した時の演奏技術を もそっとレベルアップしなければ と思った事でした。 

吉岡さん MCの中で 「遊んでる様に見えるでしょうが やってる方はなかなか大変なんですよ。 ちゃんとやらないと 合わないんです。」と仰ってました。

メモ
吉岡孝悦HP

サヌカイト サヌカイト

これは 文化会館小ホールのロビーにあった サヌカイト。 今から 1350万年前に噴出した岩石だそうです。 開演前のチャイムが なんだか 面白い音色? と思いましたら この石で 演奏していたらしい。