フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



昨年『テレビドラマを学問する』(中央大学出版部)という本を出し、授業でもテレビドラマ研究を扱いました(半期)。
          
昨年(2012年度)は岡田惠和と野島伸司という2人の脚本家の作家性を重視して講義したので、今年(2013年度)は時代背景とテレビドラマの関係を重視して講義してみようと思っています。ですので、本務校の中央大学では、前期にテレビドラマ研究、後期に村上春樹研究を講義する予定です。非常勤先の東京大学の方は半期の担当科目なので、テレビドラマ研究の方を講義しようと思います。
          
ということで、講義に使うDVDをまた買いました。もっといろいろ購入したいので、これから揃えていくつもりです。ただ、発売されていない作品もあり、そこが難しいところです。昨年も、野島伸司『世紀末の詩』や岡田惠和『彼女たちの時代』といった作品を扱いたかったのですが、DVD発売がされておらず、扱うのをあきらめました。それぞれの脚本家の作家性を考えるのに重要な作品で、ぜひDVD発売されることを願っています。
          



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未だに『DVD化』されていない過去に放映された数多くの『テレビドラマ』について。 (牢屋壮一)
2020-02-21 09:51:45
 インターネット上で活躍する評論家の『牢屋(ろうや)壮一』です。
 今回はタイトルにある通り未だに『DVD化』されていない過去に放映された数多くの『テレビドラマ』について書きたいと思います。
 まず最初にこれは古い作品なのですが今から50年前の1970(昭和45)年に『フジテレビ系列』で放映された『金メダルへのターン』と言う水泳をテーマにした『スポ根実写ドラマ』があります。古い作品なので私(牢屋壮一)も記憶が『曖昧』なのですが、この『金メダルへのターン』と言う水泳をテーマにした『スポ根ドラマ』には既に亡くなった『故・逸見政孝』が出演していたそうです(何の役で出演していたのかは私には分かりませんが)。
 この今から50年前の1970(昭和45)年にフジテレビ系列で全国放映された『金メダルへのターン』と言う水泳をテーマにした『スポ根実写ドラマ』も未だにDVD化されていません。
(ここで私が『スポ根実写ドラマ』と表現した理由は要するに早い話が『アニメ』ではないと言う意味です)。
 おそらくその理由は『著作権』の問題だと思いますが、このような『著作権絶対』の思想の下では過去に制作されて放映された数多くの広義(広い意味)のテレビ番組(ここではテレビドラマ)が『歴史の彼方』に埋没してしまうでしょう。このような状態、状況は何とかしなければならない、と言うのが私(牢屋壮一)の意見です。
宇佐美先生はこの問題に関してどのように考えられるでしょうか?
 この他にも本当は未だに『DVD化』されていない過去に放映された数多くのテレビドラマに関して書きたかったのですが、切りがありませんので今回はこれぐらいにしたいと思います(次回以降に譲りたいと思います)。
以上です。
 
 
 
私が所有している(持っている)テレビドラマの『DVD』について。 (牢屋(ろうや)壮一)
2020-03-04 19:41:22
 牢屋壮一です。今回はタイトル通り私(牢屋壮一)が所有している数多いDVDの中から『テレビドラマ』に分類されるテレビ番組のDVDについて述べたい(書きたい)と思います。
 ここで紹介したいのは『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズDVDコレクション』です。
 これはその名の通り西村京太郎が原作を書いた推理小説を1話完結の『2時間ドラマ化』したもので『テレビ朝日系列』で放映されていて惜しまれながら番組終了となった『土曜ワイド劇場』で放映された作品ではありません。そうではなく『TBS(東京放送)系列』で放映された西村京太郎が原作を書いた推理小説を『2時間ドラマ化』したものをDVD化したものです。発行所(発行元)は『東京ニュース通信社』です。発行形態は『隔週刊』でした。この種のサスペンスドラマは見ていて面白いと私(牢屋壮一)は思います。
 ただ『DVD』ですので何度も何回も繰り返し見ても飽きない工夫(くふう)が必要だと私は思います。
 以上です。
 
 
 
『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズDVDコレクション』について。 (牢屋(ろうや)壮一)
2020-03-30 21:19:42
 牢屋壮一です。今回はタイトルにある通り前回にも書いた私が持っている『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズDVDコレクション』について再び(何度でも何回でも繰り返して)書いてみたいと思います。
 この『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズDVDコレクション』は前回にも書いたように書店で販売されたいわゆる『DVD付きマガジン』です。
(尤もマガジンはあくまでも付録でありDVDが『本体そのもの』なのですが)。
 DVDですから好きな時に何度でも何回でも繰り返して見られます。
 今回はDVDに収録されたテレビドラマではなく『マガジン』について私が感じた事柄を書いてみたいと思います。宇佐美先生も御存じの通り(知っての通り)西村京太郎は『トラベルミステリー』の第一人者でありこの『マガジン』でも列車や作品の舞台となった全国各地の
名所や観光地そして出演した俳優(役者)に関する説明が書かれています。
 私(牢屋壮一)が少し気になったのはテレビドラマには当然ながら『脚本』が存在しますが、この『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズDVDコレクション』のマガジンには舞台となった全国各地の観光地や名所そして出演した俳優(役者)や列車に関して書かれていてもテレビドラマにとって最も必要不可欠な要素である脚本や脚本家に関して一言も書かれていない、と言う事です。この『西村京太郎サスペンス十津川警部シリーズ』と言うドラマは原作があるドラマであり決して『オリジナル脚本』ではありませんが、それでも脚本や脚本家を無視したり軽視したりする事は決して許されないと私(牢屋壮一)は思います。
 この事に関して『宇佐美先生』はどのように考えられせるでしょうか? 私はこの問題に関する宇佐美先生の御見解を御聞きしたいと思います。
 以上です。
 
 
 
脚本家の役割 (宇佐美毅)
2020-03-30 21:42:25
牢屋さん、私の古いブログに何度もコメントをありがとうございます。
テレビドラマの研究にはさまざまな観点がありますが、私は小説の研究から出発してテレビドラマの研究に進んだので、脚本家の役割を重視しています。文学研究に「作家論」というジャンルがあるように、テレビドラマ研究に「脚本家論」というジャンルがあると考えて研究を進めています。
もちろん、小説における小説家の役割と、テレビドラマにおける脚本家の役割には大きな違いがあります。小説家も完全に一人で小説を出版するまで扱うわけではありませんが、テレビドラマの場合は、プロデューサー、演出家、スタッフ、俳優らとの協力関係が、脚本家の重要な力量でもあります。
また、原作のあるテレビドラマにおいても、たとえば私のブログで『少年寅次郎』(原作:山田洋次、脚本:岡田惠和)を論じたことがあるように、脚本家の役割は大きなものがあると考えています。
私は時代背景やジャンル論からもテレビドラマを論じていますが、脚本家を視点にしてテレビドラマを考えることは、今後も続けていきたいと思っています。
 
 
 
1980年代の人気テレビドラマだった『スクール・ウォーズ』のDVDについて。DVD (牢屋(ろうや)壮一)
2021-04-15 17:47:25
 牢屋(ろうや)壮一です。この『テレビドラマDVDを購入』と言う記事本文の最上部に掲載されている写真に1980年代の人気ドラマだったTBS(東京放送)系列で放映された『大映テレビ』が制作した『スクール・ウォーズ』のDVDの写真が写っていますが、実は私(牢屋壮一)も『スクール・ウォーズ』のDVDを持っています。
 この『スクール・ウォーズ』が収録されたDVDを見る度に思うのですが、本来ならばドラマの各回の最後に収録されているはずの次回の『予告編』が何故か収録されていないのです。宇佐美先生が持っている『スクール・ウォーズ』のDVDと私(牢屋壮一)が持っている『スクール・ウォーズ』のDVDはおそらく『同一』のものだと思いますが、なぜ『予告編』が収録されていないのでしょうか? 私には甚だ疑問です。そもそもテレビで『本放映』されていた時から予告編が存在しなかったのでしょうか? 
 私(牢屋壮一)は同じく1980年代に放映された『大映テレビ』が制作してTBS(東京放送)系列で全国放映された人気テレビドラマだった『スチュワーデス物語』のDVDボックスの『前編』も持っていますが、これにも『予告編』が何故だか収録されていません。疑問に思っています。
(ここで私が『本放映』と表現した理由は要するに早い話が『再放映』ではない、と言う意味です。再放映の場合は予告編をカットしますから)。

 今回のコメントは以上です(牢屋壮一より)。
 
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