
(この日のメイン料理・子牛ホホ肉の2種オリーブ煮込み)
田園調布1丁目にあるフレンチ・レストラン『アンドセジュール』(Un de ces jours)へ行ってきました。

このお店の場所は、前は『サ・マーシュ』というレストランがありました。住所は田園調布ですが、最寄駅は東急線多摩川駅です。私の自宅からもそう遠くないので、何度か食事に訪れました。1年半ほど前に経営者が代わって『アンドセジュール』となったので、一度食事してみたいと思っていたのですが、これまでなかなか機会がありませんでした。
実は何度か食事しようと電話をかけたことがあったのですが、はやっていてお客さんが多いのか、その時はいずれも席の空きがありませんでした。私の方が、前日くらいになって「行ってみようか」と思って電話したので、もっと早く予約を入れればよかったのですが、結局今回初めての来店となりました。

ランチのコースは次の3種類。
A 2300円のコース 前菜+メイン+デザート
B 2800円のコース 前菜+スープ+メイン+デザート
C 3500円のコース 前菜+魚料理+肉料理+デザート

一言でいうと、料理の美味しさやボリュームのわりにたいへんリーズナブルな価格設定です。この日はBのコースをいただきましたが、これだけのお料理で2800円はちょっとびっくりです。グラスワインも500円でなかなか美味しいですし、グラスワインのハーフ(250円)も出してくれるなど心遣いが細やかです。

この日の前菜は、エビを小麦粉の皮でつつんでカリカリに揚げたもの。エビの頭をつかったソースが濃厚で、オードブルというよりはメイン料理といってもいいようなしっかりしたお料理でした。

スープは白インゲンのポタージュでマッシュルームのペーストが乗せられています。オードブルとメイン料理の間の一口という感じのスープではなく、これだけでかなりおなかがふくらむような味と量でした。

メイン料理はイサキのポアレまたは子牛ホホ肉の煮込み。イサキのポアレはバターソースを添えたオーソドックスな魚料理ですが、魚料理にしては多少のワイルドさもあり、かなり満足感があります。ホホ肉の煮込みはブラックオリーブとグリーンオリーブの2種類を使ってよく煮込んであり、赤ワイン煮込みとかとはまた違った味わいがありました。

さらにデザートはガトーショコラとタヒチのバニラビーンズを使ったアイスクリーム。私はアイスクリームを食べないので、その分減らしてくださいと言ったところ、代わりに苺のシャーベットを出してくれるという気遣いをしてくれました。
オードブルからすべてボリュームのある料理が続きますので、フルコースでなくても十分な満足感が得られます。

店の内装や雰囲気もいいですし、繰り返しますが、これだけのコース料理をいただいて2800円は驚くほどリーズナブルです。なぜこれだけの料理がこの価格で出せるのか不思議なくらいですが、おそらく料理の選択肢が狭いので、無駄な食材が少ないことが理由にあるのだろうと思います。前にも別の店のときに書きましたが、私は食べられない食材がほとんどありませんし、お店の薦める料理を食べてみようと考える方ですから、料理の選択肢が狭いことはぜんぜん問題ではありません。
家からもそう遠くないし、これだけ料理を楽しめるなら、ぜひまた行ってみようと思うレストランでした。



<p><a href="http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131704/13116408/" rel="tabelog df978c24d4db1c37b4fc6967b7a5f1f59ab67a92">Un de ces jours</a> (<a href="http://tabelog.com/rstLst/RC021101/">フレンチ</a> / <a href="http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131704/R6066/rstLst/">多摩川駅</a>、<a href="http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131716/R7698/rstLst/">沼部駅</a>、<a href="http://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140504/R5310/rstLst/">新丸子駅</a>)
<br />昼総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.5
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