フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 以前に学界動向に関する文章を書いたので、最近になってそれが発行されました。
          
 掲載誌は全国大学国語国文学会が出している『文学・語学』(190号)という学会誌で、今回担当したのは、「2005年と2006年に発表された明治文学(散文)」に関する研究の動向です。
 明治文学(散文)研究に限るとは言っても、この2年間に発行された関連書籍は数多く、学会誌や紀要類に発表された論文はその何十倍の数にもなります。また、単なる論文紹介の羅列にならないように、という編集部からの依頼もあります。したがって、多くの書籍や研究論文に目配りした上で、この2年間の動向をまとめなければならないわけで、かなり手のかかる仕事でした。
          
 今回は、前田愛(元立教大学教授、1931‐1987)という研究者の対談集がこの期間に発刊されたこともあり、明治文学研究者の世代論を入れて書いてみました。つまり、前田愛らの世代の研究・前田愛らから直接影響を受けた世代の研究(私もここに含まれます)・前田愛らの研究を本でしか知らない世代の研究、という分け方をして、それぞれの世代の明治文学研究がこの2年間にどのような成果をだしたか、という視点から文章をまとめてみました。
 やや専門的な文章ですが、関心のある方には読んでいただければ幸いです。


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