フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 私が勤める中央大学文系学部の卒業式が3月25日(日)にありました。
            
 約1年前に東日本大震災があった関係で、昨年は卒業式がおこなわれず、各学部や専攻の先生方が来られる学生に自主的に卒業証書を手渡しました。それでも、多くの学生が来てくれて、全体の卒業式はないものの、専攻としては学生を見送ることができました。
            
 今年は通常通りの全体の卒業式があり、それに続いて学科や専攻ごとの証書授与式がありました。
 私は中央大学に勤めて22年が終わりました。毎年毎年、卒業生を送り出すのが当たり前だと思っていましたが、昨年の大震災による卒業式の中止を体験して、こうして平穏に卒業生を送り出せることがどれほど幸福なことか思い知らされました。
 とはいえ、世の中は不景気で学生の就職状況は超氷河期。平穏な式の後に卒業生たちに待っているのは、例年以上の世間の荒波かもしれません。卒業生一人ひとりがその中で輝いてほしい。そんな気持ちになった22回目の卒業式の日でした。
            



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