中央大学の学術講演会が杉並区でおこなわれ、その講師を務めさせていただきました。(ブログに書くのが遅れてしまったので、講演があったのは今月初旬のことです。)
中央大学の学術講演会は、一定の条件を満たしていれば、どのような団体からのご要望であってもお受けするようになっています。ただ、実際には中央大学の学員会(卒業生の会)からのご要望が多くて、今回は、学員会杉並支部からのご要望で、NHK連続テレビ小説、いわゆる「朝ドラ」についての講演をお引き受けしました。
こうした講演会はかなり以前からおこなっていますが、私がお引き受けするようになった10年あまり前からだったように思います。私はもともと明治期のマイナーな小説を研究課題としていましたが、その後は村上春樹などの現代文学やテレビドラマなどの映像文化の研究を主としています。以前のような研究では、一般の皆さまへの講演依頼はなかっただろうと思いますが、近年の研究課題でお役にたつならお引き受けしようと考えるようになりました。
当日は中央大学学員会の関係者だけではなく、多くの一般区民の皆さまに会場に来ていただきました。支部の皆さまの丁寧な準備と活発な広報活動のおかげと感謝しています。また、講演後には区民の皆さまから多くのご質問をいただき、私の話を熱心に聞いてくださったことがよくわかりました。
私たちのように大学に所属する研究者にとって、研究内容を一般の方のためにお役にたてる機会はそう多くはないと思います。ですので、ご依頼はなるべくお受けするように心がけていますし、今回のように多くの皆さまに喜んでいただけるならさらに幸いなことと考えています。
※このブログはできるだけ週1回(なるべく土日)の更新を心がけています。