フィクションのチカラ(中央大学教授・宇佐美毅のブログ)
テレビドラマ・映画・演劇など、フィクション世界への感想や、その他日々考えたことなどを掲載しています。
 



 中央大学大学院が博士学位を授与する式がおこなわれました。今回は、法学・経済学・商学・文学・総合政策学の5研究科において、2014年度後半に博士号を取得した34名への授与式でした。

 博士学位は、大学が授与できる最高の学位です。以前は、日本の文系だけ他国に比べて極端に博士学位を高いレベルに設定し、学位を受ける人を制限していましたが、近年は他国並みに学位を授与するようになりました。
 それによって、博士学位が長い研究の積み重ねの後、研究キャリアの最後の段階になって得られるものという意味から、研究者として出発する資格を得るという意味へと変化してきました。そのような変化があるとはいえ、博士学位の重要性が変わったわけではありません。

 この日も、私が所属する文学研究科から、国文学・中国言語文化学・東洋史学・心理学の分野で6人の大学院生が博士学位を授与され、研究者として出発することになりました。中央大学が最高の学位を授与したという名誉を持って、これからの研究生活に向かってほしいと思っています。

※校務多忙のためブログ更新が滞っており、なんとか週1回(土日)の更新を心がけています。



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