
今朝の茨城県はやや冷え込みが強まり、笠間で10.1℃、水戸で11.9℃を観測しました。上空の寒気が抜けて乾いた移動性高気圧におおわれ絶好の登山日和です。この天気変化は先週から予想されていたので、今日は休暇を取得することにしていました。当初、那須ゴンドラか高原山登山でシロヤシオを見に行こうと考えていました。しかし今年は裏年で花数が少なく、開花も遅れ気味との情報。しかも今年は雪が多いため、残雪やぬかるみがありそうです。そこで行き先を変更して奥日光で高山や戦場ヶ原周辺を散策することにしました。
朝食を食べて5時30分にアパートを出発。県道1号と国道4号、国道119号を使い宇都宮へ向かいます。国道119号の立体工事現場で見かけた ”とちまるくん” です。立体工事の完成が待たれます。
宇都宮からは有料道路を使い、7時40分過ぎに中禅寺湖畔に到着。茨城県は低い雲や霧に包まれていましたが奥日光は抜けるような青空です。正面には残雪の日光白根山のパノラマ。右端は温泉ヶ岳、正面は前白根と日光白根山、左端は錫ヶ岳です。風が無ければ湖面に残雪の山々の影が映り込むのですが、、、しばらく待っても、さざ波は消えません。残念。
残雪の日光白根山を超ズーム!
北側には日光男体山
素晴らしい天気なので、中禅寺湖スカイラインを上り半月山へ向かうことにします(計画外)。
途中の中禅寺湖展望台から見下ろす中禅寺湖と男体山。雲一つありません。これは期待できそう。
半月山駐車場に到着。ここから20分ほど登り展望台へ向かいます。駐車場から南側には微かに富士山を遠望できますが、ここでは目に焼き付けるだけで、展望台に上ってから写真撮影とします。
山肌にはところどころピンクの木が点在。まだアカヤシオが咲き残っているようです。
芽吹き始めた山道を上ります。
15分で展望台に到着。まずは南側の眺望です。
遠く奥多摩の山並みの先に冠雪の富士山が見えています。
富士山をズーム。紅葉の季節には何度か富士山を遠望したことがありますが、この時期は多分初めてです。全く想定していませんでした。まだ乾いた空気に包まれている証拠でしょう。移動性高気圧が東海上に抜けて湿った南風が入り始めると、すぐに霞んでしまいます。
南西には袈裟丸山から皇海山にかけての足尾の峰々。その右には大平山から黒檜岳方面。
西側に続く社山、大平山、黒檜山の右奥には中禅寺湖畔で見上げた錫ヶ岳、日光白根山、前白根の峰々。
日光白根山から、温泉ヶ岳、高薙山、於呂倶羅山、山王帽子山、太郎山の一部、そして男体山と連なります。
北側には雄大な男体山。影が中禅寺湖に映ります。男体山の右奥には帝釈山と女峰山、その右奥には那須連山と高原山を遠望します。
再び日光白根山をズーム
山頂を超ズーム。まだ雪山です。今年は6月中旬あるいは7月まで残雪がありそうです。
こちらは男体山の山頂。南斜面なので雪は全くありません。いつも見上げるだけなので、一度登ってみたい山ですね。
赤薙山の右に那須連山と高原山(鶏頂山と釈迦が岳)
那須連山をさらにズームします。高いピークは右から茶臼岳、朝日岳、三本槍岳(多分)でしょう。こんなに那須連山が鮮明に見えるのも初めてです。
重要な百名山を忘れていました。山頂から少し下ったところから見た皇海山です。
再び男体山。中禅寺湖に映る影がとっても美しい。
展望台の近くではまだアカヤシオの花が咲き残っていました。
15分ほど眺望を楽しんでから下ります。最後にもう一度富士山。
奥秩父の山並み
中央が甲武信ケ岳と国師ヶ岳、その右には金峰山、雲に一部遮られた右端は小川山。甲武信ケ岳の左には破風山と雁坂嶺。南側は逆光と霞みのため、鮮明さに欠けます。
小川山の右奥にはうっすらと雪山が見えています。方角からすると南アルプスの北岳と間ノ岳方面でしょう。ブログにアップすると解像度が超悪化してほとんど見えません(笑)。中央付近の白い塊は積雲です。その右になります。
さらに右(北側)は山の形から推定して甲斐駒ヶ岳でしょう。
南アルプスがうっすらと見えるのであれば、その右に八ヶ岳が見えたはずです。八ヶ岳は展望台から少し東に登った半月山山頂付近から遠望できるのですが、今日は山頂に寄らずに下ってしまいました。
半月山展望台で眺望を楽しんだ後は山を下り、龍頭の瀧から高山へ登ります(続く)
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