今日は冬型の気圧配置にはならず、関東の南海上と山陰沖に小さな低気圧が発生したため予想より天気が悪くなりました。八王子南部は南東から北上する雲に朝から太陽が隠され、終日どんよりした曇り空でした。富士山方面も雲に覆われてしまい、ようやく日没近くなって青空が見え始めましたが、期待していたダイヤモンド富士は難しかったようです。
富士山ライブカメラを見ていると、16時20分頃から富士山上空の雲が切れて、夕陽に照らされる笠雲が映し出されました。
いつもお世話になっている絶景くんの16時30分頃の画像です。山中湖の先に幻想的な富士山。そしてオレンジに輝く笠雲。
望遠レンズの画像も紹介しておきます。クラゲのような形をした笠雲です。今年は富士山の雪が少ないようです。
こちらは河口湖側から見た富士山。眼下は河口湖です。
反対側の朝霧高原からの映像は赤富士。西側から見ると笠雲の形が崩れて見えます。笠雲は南北方向に広がっているようです。富士山頂には雪が見えません。
最後は、富士山5合目から見上げた富士山頂。下から見上げる笠雲は意外と淡い色に見えています。
富士山上空に強い南西風が吹くと、笠雲や吊るし雲が発生し、時々刻々と形が変化していきます。これは天気が下り坂の兆候です。一方、今日の笠雲は天気が回復する前の名残の雲で、次第に消えていく方向でしょう。それとも日本海から南下する低気圧が通過する前兆なのでしょうか。しばらく富士山ライブカメラから目が離せません。