今日は水戸でソメイヨシノの満開を観測しました。昨年と同日で、平年より2日遅くなっています。今年は3月27日に開花宣言があったので、満開まで12日かかったことになります。今日同じく満開を迎えた福島市では4月4日の開花なので、桜前線は駆け足で北上中のようです。関東地方ではまだ宇都宮からは満開の便りが届いていません。
まだまだ桜の記事が続きます。今週日曜日の話題です。気圧の谷の通過で昼前後に天気が一時崩れましたが、14時頃から青空が広がり八王子では最高気温が19℃まで上がり、満開を迎えたソメイヨシノも多かったようです。
天気も回復したので、久しぶりに山田駅近くに佇む廣園寺へヤマザクラを見に出かけてきました。ちょうど4月6日は開山忌らしく、いつもは閉ざされている勅使門が開いてました。
通用門脇のヤマザクラは5分咲きです
初めて見る開山忌の看板
年に一度の開山忌で開かれる勅使門
勅使門から境内をのぞいてみます
勅使門の先に山門、仏殿と一直線に並びます
続いて勅使門の内側から山門と仏殿
参道を歩いてヤマザクラを見にいきます
参道に敷かれている縦長の石畳は、昭和初期に八王子の甲州街道を走っていた路面電車の敷石が使われています。
山門と仏殿の間にヤマザクラ。広園寺は臨済宗南禅寺派のお寺で、康応元年(1389)片倉城主大江備中守師親により創建され、寛政四年(1792)の放火による焼失後、江戸時代後期に再建。総門・山門・仏殿・鐘楼が東京都指定有形文化財に指定されています。その仏殿の前に立つヤマザクラは樹齢300年とも言われています。見事な枝ぶりです。
山門前から見上げます
仏殿前からの姿。左手は山門です。
山門前から見上げます。この方角から見るとスリムな形です。
山門の前から見上げます。貫録の姿です。
開山忌には仏殿が公開されているようです
仏殿の中に入ります。内部は撮影禁止なのでここまで。
境内の中央に本尊弥勒菩薩が安置され、天井には蒼龍の墨画が描かれていました。偶然にも貴重な体験ができて満足です。廣園寺の「兜率山」の山号は本尊弥勒菩薩と関係があるのでしょう。
満開を過ぎて一部散り始めていた仏殿前のヤマザクラ
鐘楼です。兜率山廣園禅寺と刻まれています。
境内奥の最奥の一段高い正ところに本堂(方丈)があります。こちらは立ち入り禁止です。左側の枝垂れ桜(老木)は散ってしまい、右側の枝垂れ桜が見頃でした。
帰りは西笑院の階段を登ります
振り返ると京王線の先に雲龍寺の五重塔
ダイヤモンド富士の観察スポットでもある朝日ヶ丘の公園ではソメイヨシノが満開。既に散り始めていました。
帰りに高宰神社から真覚寺のソメイヨシノを見下ろします。前日の午前中に比べてさらに開花が進み、ほぼ満開となっていました。
心字池と鐘楼の脇に咲くソメイヨシノ
本堂前のソメイヨシノ
2本の満開のソメイヨシノを見上げます
日曜日の散策はこれで終了。茨城県へ戻る準備があるため、ここで散策を終えて自宅に戻りました。