ウリパパの日記

自由気ままに・・・

蘆花恒春園を訪れました

2012-06-30 20:09:40 | Weblog
梅雨の中休みが続いています。北海道の富良野と名寄では33.7度まで上がり、6月の最高気温の記録を更新しました。折角の晴天ですが山へ行きたい気分を抑え、来週の法事のために久しぶり(20年ぶり?)に新調したスーツを取りにいくため新宿の京王百貨店まで出かけました。その途中、八幡山で下車して、前から訪れたいと思っていた蘆花恒春園に立ち寄ったので紹介します。


八幡山駅から環8沿いに10分ほど南へ歩いたところに蘆花恒春園はあります。説明によると、明治・大正期の文豪、徳富蘆花(健次郎)と愛子夫人が、後半生を過ごした住まいと庭、それに蘆花夫妻の墓地を中心とした旧邸地部分とその周辺を買収してつくらた公園です。無料で入館できる蘆花記念館には、蘆花の作品や原稿、遺品など数多く展示されています。蘆花はトルストイの「われは何を成すべきや」に感動し、トルストイの人道主義に共鳴し、明治39年にトルストイを訪問します。トルストイは別れにあたり「君は農業で生活することはできないかね」と蘆花に訊ね、 自然の中で農業生活を始めることをこの時蘆花は決意したそうです。明治40年、40才の時に、ここ「東京都北多摩群千歳村字粕谷356番地」に居を移し、20年の間、晴耕雨読の生活をしながら作家活動を続けたそうです。また、記念館には黒田清輝作の「浪子像」が展示されています。私は読んだことありませんが代表作「不如帰(ホトトギス)」の主人公である「浪子」を描いたものです。


徳富蘆花旧宅には無料で入ることができます。母屋、梅花書屋(表書院)、秋水書院(奥書院)の3つの建物に分かれ、廊下でつながっています。書斎や当時の家具、五右衛門風呂、珍しいものでは明治36年に制作された日本最古のオルガンが展示されています(邸内は撮影禁止なので紹介できません)。蘆花が暮らした当時を偲ぶことができます。


園内には雑木林が広がり、蘆花記念館の近くにはモウソウチクの林があります。これは蘆花が植えたものだそうです。この他にもクヌギやコナラなどの雑木林が広がっています。


これは母屋の前にそびえる、マテバシイの大木です。


秋水書院の近くに地蔵尊がありました。


八王子の在、高尾山下淺川附近の古い由緒ある農家の墓地から買って来た六地蔵の一體と説明にあります。この地蔵尊は大正12年9月1日の関東大震災のとき倒れたが無事だったそうです。しかし翌年1月15日の余震で又倒れ、頭が落ちたそうです。蘆花は自分たちの身代わりになったようなものだとして「身代わり地蔵」と命名したとのことです。八王子の浅川といったら、我が家のすぐそばです。


恒春園の東側に、蘆花・愛子夫婦の墓があります。

 
墓の前でお昼寝中の猫達です。ふてぶてしい猫で人間様が眼中にないようです。蘆花旧宅入り口に、猫が入るので必ず扉を閉めて下さいと記載されていた意味が分かりました。

 
公園には恒春園の他に、ドックラン、アスレチック広場、花の丘、萩のトンネルやトンボ池などが点在し、四季折々自然に触れ合うことができます。花の丘周辺では、シモツケ(写真左)やアナベル(写真右)が見頃でした。アナベルの後に見えるのは「次郎桜」です。近くに住み苦学して青学に通っていたが学年末試験前に肺炎で亡くなってしまった次郎少年を偲んで蘆花が植えたのが、この一本と説明にありました。

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片倉城跡公園のホタル 2012.6.25

2012-06-25 22:58:23 | 自然
今日の会社の帰り、土曜日に紹介した片倉城跡公園を再び訪れ、幻想的なホタルの光の舞いを楽しんできました。夢のようなひと時を過ごし、とても心が癒されました。


ホタルが見られたエリアを黄色で示しました。周囲が暗くなった19時30分頃、森の中の暗闇のあちらこちらで光が点滅し始めます。そして時折ゆっくりと舞う姿も見られます。特に水車小屋近くでは、間近に観察することができます。

地元の方が10名ほど見学に来ていました。今日は気温が低くてホタルの数がそれほど多くなかったようですが、風情ある初夏の一夜を十分に満喫できましたよ。こんな身近なところでホタルが見られるとは驚きですね。7月中旬まで楽しめるようなので、これからもちょくちょく会社帰りに寄り道してみます。

尚、冒頭のイラストは、伊東市のHPから引用させて頂きました。

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真覚寺のアジサイ 2012.6.24

2012-06-24 17:08:45 | 自然
梅雨前線が本州付近に停滞しています。九州地方では長崎県や熊本県を中心に大雨となっていますが、関東地方は昨日に続いて梅雨の中休みとなりました。今日も庭仕事に精を出していたのですが、部屋に入るためテラスに上ろうとした時につまづいて、その勢いで網戸を破いてしまいました。娘はクラブ活動、息子は塾へ出かけていたため恥ずかしい姿を見たのは奥さんだけだったのが救いでした(笑)。しかし、網戸を張り替えなければならないため、近くのホームセンターに網を買いに出かけてきました。せっかくなので、その道すがらアジサイが綺麗な真覚寺に立ち寄ってみました。


心字池の周りに植えられた紫陽花は、例年よりも背が低めに刈り込んであるようです。


色とりどりのアジサイが咲き始めていますが、例年の同時期に比較すると、まだ色が淡い印象です。


心字池に白い睡蓮の花が咲いていました。毎年のように真覚寺のアジサイを見にきていますが、ここで睡蓮の花が開花しているのを見たのは初めてかもしれません。

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片倉城跡公園の花菖蒲 2012.6.23

2012-06-23 19:46:56 | 自然
6月19日(火)の夜に上陸して日本列島を駆け抜けた台風4号は猛烈な風雨をもたらしました。八王子では最大瞬間風速35.2mを記録し降水量は121mmでした。翌20日はフェーン現象による34度まで気温が上昇。そして昨日朝は台風5号崩れの低気圧の影響で一時的に強い雨が降りました。6月にこんなに台風の影響が続いたのは大変珍しいことです。

今週末は梅雨の中休みです。会社の状況が芳しくなく、宿題やら考え事などがあって何となく落ち着かない週末になっています。午後から八王子へ買い物へ行く用事ができたため、片倉城跡公園に立ち寄ってみました。目的は花菖蒲です。昔、長沼に住んでいた頃から片倉城跡公園に菖蒲田があったように記憶しているので、20年以上も維持管理されていることになります。

毎日通勤ですぐ傍を歩いているのですが、通勤途中に立ち寄る時間的な余裕もありません。でも今日はじっくりと散策できました。


風車小屋の周りでは、林の湧き水を集めた湿地に沢山の種類の菖蒲が育てられています。菖蒲田を縫うように木道が整備されているため、間近に花の姿を見ることができます。


近くに田んぼ跡では蛍の姿を見ることができるようです。知らなかった・・・
来週、会社の帰りにでも立ち寄ってみましょう。


ここへ来るもう一つの楽しみは、カワセミです。今日もお目にかかることができました。


沼から突き出た枝に飛来するカワセミの姿を求め、池の周囲には沢山のカメラマンが取り囲んでいます。ちょっと割り込ませてもらい、コンデジでズームしてパチリ。距離があるので、これが限界ですね。


最後に園内で見た草花を紹介します。写真左はシャクジョウソウ(錫杖草)。2年前にここで初めて見て本ブログでも紹介しました。今年は見頃を過ぎていて、昨日の雨で花が落ちてしまったようです。写真右は何の花でしょうか。モンシロチョウが蜜を吸っているようです。

はす沼近くの小さな池では親子でザリガニ釣りを楽しんでいる姿が見られました(結構釣れていた)。

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梅雨の晴れ間 高尾山散策 2012.6.17

2012-06-17 22:38:10 | 高尾山・陣馬山
ローエングリンンの素晴らしい公演から一夜明け、いまだ興奮覚めやらず、頭の中を美しい旋律が駆け巡っています。このような不思議な体験は、5年前にトリスタンとイゾルデの愛に陶酔した時以来でしょうか。遠い世界からパルジファルの息子、聖杯の騎士が白鳥に乗って新国立劇場に降りてきて、一夜で遠くへ去っていく。フォークトの歌唱が群を抜いていたことも遠い世界の存在であることを象徴していたようです。一方、ゲルマンの神々を信仰してキリスト教が憎くてたまらないオルトルートは現実の世界に住む魔法使い。だから歌唱は超越する必要がないのか・・・妙に納得してしまいました。

昨夜寝る前に思い出したのですが、そういえば20年ほど前のベルリン・ドイツオペラの来日公演で見たローエングリンは、囁くように歌う騎士でした(全く声が聞こえない)。昨夜とは正反対でオルトルートの圧倒的勝利に終わりました。余談になりますが、その時の指揮は今をときめくクリスティアン・ティーレマン。とてもオケを歌わせるのが上手かったのが印象に残っています。

さて、今日は午後から天気が回復したので高尾山を散策してきました。一丁平を含めると4週連続の高尾山となります。特に目的は無いのですが、昨日の公演の余韻に浸りなから歩きたかったのです。ルートは6号路→稲荷山コース→山頂→3号路→1号路と2時間30分のハイキングでした。


雨上がりの3号路です。薄日もさして汗ばむ陽気でした。


6号路では山アジサイが咲き始めています。


セッコクもまだ楽しめます。


この時期ならではのギンリョウソウです。写真左は5号路、写真右は3号路で見つけました。


先週紹介した3号路のムヨウランです。先週の雨でかなり痛んでしまいました。見頃は過ぎてしまったようです。

さて、今週は台風4号の動きから目が離せません。中心気圧は940hPaと非常に強く、今の予想では明日の夜から北上のスピードが速まり、19~20日にかけて本州を直撃する可能性が出てきました。いつも見ている「ウエザーマップ」の記事によると、過去10年で「台風4号」は8年が日本に接近、そのうち4年は上陸と他の号数にない高い割合になっているそうです。要注意ですね。

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新国立劇場「ローエングリン」 2012.6.16

2012-06-16 23:06:41 | オペラ
新国立劇場へローエングリン(最終日)に行ってきました。2年ぶりのオペラ。バイロイト音楽祭で有名になったクラウス・フロリアン・フォークトが主役を歌うということで前評判が非常に高く、会員優先予約で大枚はたいてS席をゲットしたものです。
1階16列(通路はさんで最前列)の中央付近はなかなか手に入らない最高のポジションです。期待に胸が高まり劇場に40分前に到着し14時の開演を待ちます。休日の最終日ということもありチケットは完売。満席です。

2回の休憩をはさんだ5時間の公演は素晴らしいものでした。オペラの世界にはまって30年以上になりワーグナーの公演も15回以上経験しましたが、間違いなくベスト5に入る印象に残ったワーグナー公演です。日本にいながらバイロイト音楽祭に匹敵する高レベルの公演を経験できるのは幸せですね。でもローエングリンって、こんなに悲劇的なオペラでしたっけ? エルザは決して救われることがありませんでした。

立役者はタイトルロールのフォークト、そして大御所のペーターシュナイダーではないでしょうか。シュナイダーさんは5年前にも新国立劇場で「バラの騎士」の素晴らしい公演(ザョナサン・ミラー演出)を聴いていますが、前回同様、今回のワーグナーも東京フィルからスケールの大きい音楽を引き出していました。管を抑え弦を中心に鳴らしていた印象です。東フィルは、弦の高音にもっと天に届くような響きが欲しいな~とか、アンサンブルに厚みが欲しい箇所があったり、聞かせどころのソロが今一つとか気になるところがあるものの、決して音量に頼らず、やや抑え気味に一定のテンポを保ち、それでいて舞台と一体になったダイナミックな音楽は巨匠ならではの音楽づくりでしょう。

さてタイトルロールのフォークトですが期待以上で圧倒的な存在感。どこまでも透明で甘い歌声、とにかくよく通る声で、舞台奥からも弱音がはっきりと届いてきます。他の歌手とスケールが違いますね。高音まで音域が広く、決して自分のスタイルを崩しません。しかも容姿は白鳥の騎士にピッタリ。ヘルデンテノールとはちょっと違いますが、久しぶりの本格的ワーグナー歌手でしょう。昔、テレビ放映やレーザーディスクで見たペーターホフマンを思い出しました。カーテンコールは物凄い熱狂に包まれました。

他の歌手も総じて粒揃い。エルザを演じたリカルダ・メルベートは演出の影響か、気の毒なほどに暗い印象。でもベテランらしく内面を歌い上げています。3幕冒頭で初夜を迎えて一瞬喜びに満ちた姿と、禁じられた問いを発してから猜疑心に包まれオルトルートがのり移ったかのように変貌していく姿の落差が巧みに歌われていました。ハインリッヒ国王のギュンター・グロイスベックは若々しい国王を演じています。テルラムントは悪役というイメージがあるのですが、今回の演出ではオルトルートに操られる気の毒で純情な姿をゲルト・グロホフスキーが歌い上げています。そして影の主役であるオルトルートを演じたスサネ・レースマークですが・・・好演なのですが声に力がありませんね。ペーターシュナイダーがフォローしていたのですが、フォークトと比べてしまうと気の毒かもしれません。ゲルマンの神々に背いた報復だと激烈に呪う最後の聞かせどころは、もっと声の力と迫力が欲しいところですね。贅沢かな?

マティアス・フォン・シュテークマンの演出は、今、流行りの奇をてらった謎欠けは一切なくてシンプルで抽象的。舞台に物体がほとんどなく、背景に設置したモザイク状のパネルを活用した色彩と光の表現が効果的です。数少ないオブジェもうまく活用されています。でも1幕最後の花火は、ちょっとリアルすぎますね。問題は登場人物の動きがデジタル的というか整然としすぎていることです。演出の意図が隠されているのかもしれませんが、もう少し工夫が欲しいですね。何だか幼稚園のお遊戯会みたい(笑)。先ほども述べましたが、2幕のエルザはずっと暗かったですね。2幕の最後に教会堂へ向うところで、ふらついて倒れこむところは、思わず「はっ」としました。音楽的にも演出的にも2幕から3幕へかけての盛り上りは素晴らしかったです。でも幕切れがいま一つかな?? 白鳥は現われませんでしたね。1幕と逆に白鳥がお迎えに降りてくるものとばかり思ったので。

久しぶりのオペラ、感動しました。このところ景気が悪く財布が厳しい状況ですが、年に2~3回行きたいものです。昔(独身の頃)は、海外からの引越公演や国内団体の公演など毎月のように聞きに行っていました。あの頃が懐かしい・・・

ところで、2幕、3幕開演前の館内アナウンスで品川ナンバーのマーク2が有名になってしまいました(ナンバープレートも)。駐車場に止めた車が通行妨害になっていたらしい。満員の観客は思わず失笑・・・



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高尾山3号路のムヨウラン 2012.6.10

2012-06-10 17:15:16 | 高尾山・陣馬山
関東地方は昨日梅雨入りしました。梅雨の期間中でも今日のように低気圧が東海上に抜けたときは晴れ間も期待できます。でも今日の青空は予想外です。週末の晴れ間は貴重なので、朝のお仕事(庭の手入れ)をさっさと終わらせ、先週に続いて高尾山を散策してきました。

先週満開であった6号路のセッコクも気になりますが先週の大渋滞で懲りました。今日は1号路から3号路を経由して山頂へ向かうことにします。目的はセッコクではなく、そろそろ咲き始めたムヨウランの花です。ガイドブックやインターネット情報ではよく見かけるのですが、実際に咲いている姿を見たことがありません。場所についても3号路沿いという情報しか手元にありません。

雨上がりの3号路は森の香りが立ち込めています。暖帯系の樹木が多いせいか、4号路と違って暖かさを感じるコースです。今日はハイキング客もまばらで、鳥のさえずりやアサギマダラの舞う姿を楽しみながらムヨウランの姿を探しました。サイハイランはところどころで咲いているのですが、往路にはそれらしき姿を見つけることができません。残念ですがひとまず山頂へ向います。

富士山は雲の中ですが雨に洗われた初夏の山並みが綺麗です。山頂からは5号路を経由して6号路を戻る予定にしていたのですが、稲荷山や6号路から登ってくるお客さんが多く、すれ違いに時間がかかりそうなことと、そしてムヨウランを見たかったので、復路も3号路を利用することにしました。

復路は北側斜面を注意深く観察していったところ・・・群生して咲いていました!往路には全く気付かなかったので、往復した甲斐がありましたよ。


ムヨウランは名前の通り葉緑素を持たない腐生ランです。

 
やっと咲き始めたところですが、この一帯には多数の固体がありました。


こちらの株はまだ蕾です。


こちらは開花が進んでいます。インターネット情報では来週末が見頃とのことです。

続いて、ムヨウラン以外に、今日撮影した草花を紹介します。
 
5号路で咲いていたイナモリソウ。昨日の雨で5号路はぬかるんでいます。花も何となく薄汚れています。近くに花弁が6枚の花も咲いていました。


続いては1号路のセッコクです。朝9時に撮影したものです。先週紹介したセッコクは終わっていましたが、高さ20m以上の杉の先端に密生するこの姿は、先週確認できませんでした。実はこのアングル、逆光にならない朝のうちに青空をバックにしてしか見ることができません。もちろん肉眼では判別が難しく、双眼鏡やデジカメでズームして始めて姿を確認できるのです。花はほとんど終わってしまったので、また来年ですね。


1号路で見つけたカタツムリ。何となく違和感を感じたので、良く見ると殻が左巻きになっています。いつも見るカタツムリは確か右巻きなので、種類によって巻き方が違っているのでしょうか。。。


最後に霞台からの眺望を紹介しておきます。今日は空気が澄んで予想外に遠望が利きました。奥多摩の山々は雲の中ですが、都心方面がはっきり見えています。先日開業した634mの東京スカイツリーの姿がくっきり。


江ノ島から相模湾、三浦半島、かすかに房総半島まで見渡せました。

梅雨の晴れ間の高尾山散策、初めてムヨウランを見ることができました。これからの高尾山散策の楽しみが一つ増えました。

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梅雨入り 2012.6.9

2012-06-09 17:51:57 | 自然
昨日の西日本に続いて、今日は関東甲信、北陸、東北南部で梅雨入りしたとの発表が気象庁からありました。関東地方では平年より1日遅く、記録的に早かった昨年に比べて13日遅い入梅となっています。朝からしとしと雨が降り続いていますが、雨にうたれて自宅近くの紫陽花はようやく紅色に色づき始めてきました。


こちらは淡い青色です。咲き始めは白っぽいですが、これから1ヶ月かけて七変化していきます。


今朝9時の天気図です。梅雨前線がしっかりと現われてきました。今年は降水量が多くなりそうとの長期予報です。

さて、先週日曜日に入梅前の小仏川沿い(裏高尾)を散策してきました。遅くなってしまいましたがその様子を紹介しておきます。



この時期目に付くのはサイハイラン。沢沿いのあちらこちらで見ることができます。


駒木野公園近くの川原にはハナウドの群生地があります。


ユキノシタです。


モンキアゲハが飛翔してました。吸蜜するのを待ちましたが止まってくれませんね。


帰りに、今春オープンした高尾駒木野庭園に立ち寄ってみました。本格的な日本庭園として、枯山水、茶庭、池泉回遊式庭園から構成されているそうです。池の周囲に散策路があり休憩もできます。建物は大正年間に築造された平屋の母屋と2階屋で構成された日本建築で、一階部分には自由に立ち入ることができます。


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京王競馬場線のHM車

2012-06-05 22:17:24 | 電車
現在、京王帝都電鉄では東京競馬開催期間中に日本中央競馬会と合同で「京王線に乗って春の東京競馬場へ行こう!」キャンペーンを実施しています。期間中ヘッドマークを掲出した列車が運行されています。京王のHPによると、HM車の運行は

  期間中の競馬開催日:府中競馬正門前発新宿行きの直通急行列車(上り)の一部
  期間中の平日    :東府中~府中競馬正門前間を運行する列車

となっています。期間が6月10日迄と迫ってきたので一度は見ておこうと思い、今日、外出の帰りに府中本町駅から府中競馬正門前まで歩いてHM車に乗ってきました。


これを見るため、誰もいない府中競馬正門前に行ったのです。


東府中駅に到着すると方向幕が切り替わります。その瞬間を狙いパチリ。高尾山口行きです。


続いて多摩動物公園行き。

だから何だって? まあ自己満足です。


明日は金星の太陽面通過現象が見られるのですが天気悪そうで残念です。太陽、金星、地球が一直線に並んだときに起きる珍しい現象で次回は2117年とのこと。何とか奇跡が起きて欲しい・・・

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高尾山の初夏の花 2012.6.2

2012-06-03 12:31:11 | 高尾山・陣馬山
昨日高尾山で見た初夏の花を紹介します。セッコク目的にずっと上を見て歩いていたことと6号路は大混雑のため、足元に咲く草花を観察する余裕がありませんでした。でも予め花の咲く場所が分かっていれば見落とすことはありません。6号路に咲くサイハイランはその一つです。セッコクの観察ポイントの近くに一輪だけ存在するので毎年楽しみにしているのです。薄紫褐色の花を棒状に付け下を向いて咲きます。咲き始めは色が濃く、ちょうど良いタイミングで見ることができました。


サイハイの名称は、武将が戦で指揮をとるのに使った「采配」に似ていることに由来するそうです。


6号路を進み大山橋を過ぎしばらく登った一画にイナモリソウが群生しています。この辺りは道幅が狭く、登り下り共にハイキング客が多いため、落ち着いて観察することができません。


近くに咲いていたホシザキイナモリソウです。写真を撮っていたオバサンに名前を教えてもらいました。イナモリソウにも色々種類があるようですね。もう一種類咲いていると伺いましたが、名前を忘れてしまいました。フィリ・・・?と言ってました。


1号路を下ってくると金比羅台からの合流地点の少し先の右斜面にササバギンランが咲いています。ここから更に下ると、一面に初夏を代表する花であるユキノシタが咲き始めていました。


また樹上の花に戻りますが、6号路を歩いているとジャケツイバラが山の斜面を黄色く彩っています。


セッコクを探して歩いていると、ところどころこのような光景にめぐり合えます。今が一番の見頃のようです。


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高尾山1号路のセッコク 2012.6.2

2012-06-02 22:57:01 | 高尾山・陣馬山
高尾山自然研究6号路のセッコクを紹介しましたが、薬王院参道の立派な杉並木の上部にも白い塊となって咲くセッコクの姿を見ることができます。高さ20m以上の枝に咲いているため、逆光になってしまうと肉眼では見分けにくいですが、双眼鏡やデジカメのズーム画面を通すと簡単に確認できます。昨年も紹介しましたが、有名な「天狗の腰掛杉」の上のほうにも何箇所かセッコクの姿を確認できます。期待通り今年もその姿を見せてくれました。参道脇で見上げて写真をとっていると通りかかる皆さんに注目されてしまい、今年も質問をうけてしまいました。


参道南側の杉の大木にも着生しています。


「天狗の腰掛杉」の1本隣(薬王院側)の杉にも咲いています。


1号路を下っていくと、清滝に近い杉並木でもセッコクの姿を見ることができます。6号路よりも間近で観察できます。


薬王院参道と違って比較的低いところにも着生しているため、デジカメでズームすると花の形がはっきりと分かります。


このあたりのセッコクは年々数が増えている印象です。


250mmレンズでここまでズームできました。


最後はケーブル清滝駅構内のサクラの木に着生したセッコクです。リフト乗り場の階段脇から間近に観察できます。清滝駅構内には、もっと密生したセッコクが着生されていますが、こちらはケーブルを利用しないと見ることができません。

6号路と1号路のセッコクは今が盛りですが、来週末まで見頃が続きそうです。


(参考)
昨年6月4日の高尾山のセッコク(1号路、6号路)
http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/69c986684ec17f4848bd94040a18cca9

昨年6月11日の高尾山のセッコク(6号路)
http://blog.goo.ne.jp/uripapa_as/e/1ae731dd5316c386aafeeb6dbe6a24c3

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高尾山6号路のセッコク 2012.6.2

2012-06-02 20:42:21 | 高尾山・陣馬山
6月に入りました。オホーツク海高気圧に梅雨前線と梅雨の主役が揃いましたが、週間予報を見ると月曜日以降は曇りや晴れが続きそうで、梅雨入りは平年並か少し遅れるかもしれません。今年は春の訪れが遅く草花の開花が遅れ気味でしたが、5月の気温はほぼ平年並に推移したため、例年通り高尾山のセッコクが咲き始めたようです。高尾登山電鉄のHP情報(駅員ブログ)によると、5月29日に6号路のセッコクの写真が掲載されていました。

今日は息子の中学校の運動会でした。息子が出場しない時間帯を見つけ、高尾山の6号路~稲荷山~富士道~1号路と歩いてきました。普段だとゆっくり歩いても2時間かからないルートですが、今日は6号路が物凄い人混みで蟻の行列状態。結局、自宅からの往復で2時間30分も要してしまいました。 

まずは6号路のセッコクを紹介します。最初の観察ポイントは琵琶滝を過ぎて最初の休憩所付近です。ざっと見た感じ例年通りの咲き具合。でも休憩箇所ということもあり人混みが尋常ではなく写真撮影はパスしました。ジャケツイバラの黄色い花が、樹の合間から見えていました。そこから暫く歩くとと6号路最大の観察ポイントが現われます。ここでは、たくさんの人が立ち止まりスギの老木にびっしりと密生する姿を眺めています。幹や枝にびっしりと着生したセッコクは見事です。昨年より花数が多い印象です。




ちょうど見頃ですね。


高尾登山電鉄のHPと同じアングルです。本ブログでも、毎年この枝に密生するセッコクの写真を紹介しています。


杉の枝の先端まで着生しています。

近くに三脚に超望遠レンズカメラを設置してセッコクを観察している方がいました。対岸に咲く花がズームされて見事でした。通りかかる皆さん、かわるがわる液晶画面を覗いて感激の声を上げていました。

この先、大山橋の手前に昨年紹介した観察スポットがあるのですが、行列の中で立ち止まることができず、しかも逆光になってしまったため、気付いたら大山橋。見過ごしてしまったようです。混雑の中、戻るのも大変なので、そのまま進みます。


6号路最後の観察ポイント。手前の樹が生長した影響で、昨年よりも更に観察しずらくなってしまいました。今年も期待通りの姿を見せてくれました。

これで6号路のセッコクは終わりです。次回は1号路のセッコクを紹介します。

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