
昨日の八溝山散策の話題となります。山頂から残雪の山々の展望を楽しんだ後、八溝山の福島県側にひろがる、ふれあいの森遊歩道を散策します。花を探しながらゆっくり歩いて1週3時間のコース。8時を過ぎて気温も上がってきました。カタクリは満開でした。一方、イワウチワは標高の高いエリアでわずかに残っている程度で、開花時期の早い標高の低い群生地では4月中旬の異常高温で一気に咲き終わってしまったようです。ニリンソウの群生地ではミドリニリンソウを1輪見つけました。
いつものとおり、遊歩道を反時計回りに散策開始。手入れの行き届いた日当たりの良い尾根道では、カタクリの花がちらほら咲いています。
例年見かけるフモトスミレは、まだ咲いていません。
茨城県側の茗荷沢方面に寄り道してイワウチワの群生地に行ってみましたが、花はすべて散ってました。標高850m付近では終わってしまったようです。ブナ林を引き前します。
ふと足元を見ると、フモトスミレが咲いていました。
茗荷分岐まで戻り、尾根道を先へ進み、林道真名畑八溝線に合流してしばらく歩いてから福島県側の鹿ノ又沢へ遊歩道跡を下ります。遊歩道跡といっても、それなりに整備されていて、笹漕ぎの途中で道を見失うことはありません。
途中のフモトスミレの群生地は終盤でした。マキノスミレも終わってしまったようです。
林道鹿ノ又線へ下る階段周辺は、第2のイワウチワの群生地。標高は600mと低いため花の姿は全くありません。
林道に出てからは緩やかな登りが続きます。芽吹き始めた山々を見ながら快適な散策。左側の鹿ノ又沢は久慈川の源流です。
日当たりのよい斜面ではフデリンドウが咲いていました
林道の終点からは、しばらく沢沿いを歩き、その後標高差350mの山登りとなります。
まずはニリンソウの群生地でミドリニリンソウ探し。10分ほど探し回り、ようやく1輪見つけました。緑色のニリンソウを見るのは久しぶりです。
日が当たってきたので、もう1枚。最近裏高尾で見かける機会が減ったので、緑色の花を見つけると、とても感激します。
しばらく沢歩きが続きます
ハルトラノオが咲き始めています
シロバナエンレイソウ
いよいよ最後の尾根登りが始まります。しばらくはカタクリの群生地を歩きます。
太陽を浴びて元気に咲いています
尾根道を登るとイワウチワの群生地なのですが、終わっていました。今年は時期が遅かったかなと落胆していたところ・・・
標高が上がると白やピンクの小さな花が咲き残っていました
淡いピンクのイワウチワの群生
ピンク色の花
でも終盤ですね。どの花も下を向いてしまい、太陽が当たっても全開する元気が残っていないようです。最後の最後でイワウチワの花を見ることができたので満足。
群生地が終わると、再び笹の中を歩きます。これまで比較的散策路の整備状況が例年より良かったのですが、ここからは笹藪をかき分け先へ進みます。林道に出るまで苦労しました。
林道に出てからは明るく快適。ちょうどその時に証券会社から電話があり、今後の手続きについて話し込んでしまいました。ふと足元を見るとエイザンスミレが咲き始めてていました。
富士見ヶ丘駐車場を直進して、山麓からの登山道を登ります。
登山道わきにはカタクリの花が点々と咲きます
日差しがタップリでどの花も全開
満開のカタクリの中、山頂の駐車場はもうすぐです
8時に山頂を出発して10時45分に戻ってきました。茗荷谷の沢まで下りずに途中で引き換えしたので、ニリンソウ探しを含めても3時間はかかりませんでした。沢まで下りたら3時間30分くらいの所要時間になりそうです。
八溝山の散策は今回で最後になるかな・・・
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