考えるための道具箱

Thinking tool box

◎粗雑な感想。

2009-07-16 21:29:38 | ◎想
先週末は、仕事をしているとき以外は、だいたい野球を観ていた。伝統カードの3試合を中断することも割愛することもなく、ほぼ寝ることもなく。とてもエキサイティングだったと思うんだけど、みんな観た?

「メガシャキ」を毎日飲み続けるとどうなるか実験中。たしかに、いっさいの眠気は撲滅され、集中力すら高まっているような気がする。それが証拠に、おそらく効果がきれると思われる6~7時間後、なんの前触れもなく、前後不覚の睡魔が訪れる。まさに、気がついたら寝てた、という感じだ。舌に訊く限りでは、ドリンク剤よりも悪くはなさそうなのだが、これはいくぶん味覚に誤魔化されている、といわれてもしかたがないだろう。

あがいて、もがいてつかんだ手のひらを開いとき、もし「言葉」が引っかかっていたなら、なにかを始めることができるかもしれない。では、引っかからなければ?

『整理HACKS!』と松下幸之助の『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』なんかを、なんの迷いもなく買うところをみると、そうとうダメな感じなのがよくわかる。しかし、松下幸之助とドラッカーが本質的にしみるようになってきたのもまた事実。

川上未映子、渾身の長編『ヘヴン』は、いじめがテーマなので冒頭を読む限りではいやなあ感じ。そのいやあな感じが書けるところは、1年間悩み、800枚を400枚に減らしただけのことはある。でも、これって川上未映子なのか、川上未映子である必要があるのか。とか、いっぽうで、いやいやこういうのが、川上のマントルなんだよ核なんだよ、マグマが溢れとるんだよ、とか考えたりしている。いずれにしても、いやあな感じの小説なので、読むのに時間がかかりそうではある。このあたりは『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を数回にわけて数日間かけてようやく見終えた感覚と似ている。ああ、いやだいやだ。

もちろん『ヘヴン』に時間がかかりそうなのは、『ドーン』のおかげでもある。こちらは平野啓一郎らしい小説。とくに、日本人夫婦の会話。そこだけ読んでももう平野とわかる。夫婦なのにこの不安定感はなんだろうと思う。『決壊』では、不穏の演出?と思っていたけれど、そうでもないようだ。それなら、もうちょっとなんとかならんかな、そのよそよそしさ。まあ、もっとも、こっちの夫婦も不穏のようだけれど。

言葉にすれば内在化する、ということに、もう少し自覚が必要じゃないだろうか。もちろん、ネガティブ/ポジティブの両面で。言ってしまったことが取り消せないというのはかなり畏れるべきことだし、言ってしまったことで場が一気に好転するのも、これまた畏れるべきことだと思う。

状況適応できるということは、状況に惑わされないということ。気持ちが状況におしつぶされてしまった…、とはカイジの箴言。

perfumeの『⊿』は、けっして悪いものではない。ただ、娘に呆れられながら聴くほどの価値があるかどうかはよくわからない。そんなとき、他の年配のみなさまのようにYMOを免罪符にするのは上手い手だと思う。まったくの妄信だけど。

いよいよ、器の限界。思い切って、本を捨てよう。そして、しばらくは新しいものを買わないようにしよう。ついでに煙草もやめよう。うそ。

パインアメには、アンズアメやイヨカンアメなんてのもあるけれど、まあパインアメ以外は、パインアメほどじゃない。手抜きすぎ。

企業の目的は、それぞれの企業の外にある。わかる?

ものごとをわかりやすく伝えるためには……。

野球の話がしたくてうずうずしてんだけど。誰かいませんか。

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1 コメント

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はーい!います (frau)
2009-07-17 21:06:54
野球の話をしようしよう。
今夜の伝統の一戦は、えらいことになってますよ!

今号のNumberはどうでしょうね。
あ、次号も。
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