考えるための道具箱

Thinking tool box

青山ブックセンター

2004-09-28 14:51:36 | ◎読
明日、青山ブックセンターが再開する(本店&六本木店)。どのような棚を発信するのかとても楽しみだ。まあでも、きっとかなり混雑しているんだろうなあ。

倒産を知ったときは、相当ヘコんでしまい、東京にいる意味は半減するなあ、とも感じたりした。とはいえ、じつはそれまでのABCを見ていると、棚の動きが悪かったり、妙にスカスカだったりしたし、なにより文芸誌や思想書において発売当日の欠本が目立ち、ABCの役目は終わったのか、とも感じていた(ビジネス関連書籍もかなりひどかった)。むかしは、上京したらなにがなんでも夜中でもABCに立ち寄るほどの希少性があったたのだが、この数年、ただ大きいだけではない書店がたくさん登場していたこともあり(ブックファースト渋谷・梅田)、まあ、八重洲で充分事足りていたことも事実だ。つまりは資金力が目利きを凌駕した、ということか。
とすれば、新しくなったとしても、ポジショニングが難しい。かなりマニアなフラグ、ダイナミックな動きのある特設棚が必要になるのだろう(こんなこと考えるんだったら『文学界10月号』買っときゃよかった)。

さて、新生ABCになにを期待しよう。以下はクリアしてほしい最低基準。
 (1)バルトの『文学のユートピア』が平積み。
 (2)ちくま文芸文庫、平凡社ライブラリーがすべてそろっている。
 (3)ドン・デリーロは『マオⅡ』も並んでいる。
 (4)ほぼ日手帳
 (5)『ユリイカ』のバックナンバー、増刊含。
少しハードル高いですかね。ブロックバスターになっていないことを祈ります。
行ったらまた報告します。

経営再建中の「青山ブックセンター」、営業再開へ - asahi.com : 文化芸能

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