そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

11月4日(水)筑波へ営業?に赴く

2015年11月04日 | 公開

  茨城の県立高校へ赴き、模擬講義をして来いとのご命令である。つくばエクスプレスには初めて載ったが、速いものだなあ(快速に乗れたせいもあるか)。ともあれ、つくば駅に到着し、遅い昼食を摂ろうと右往左往するも、ランチタイムが終わる時分だったせいもあり、軒並み入店拒否される。ようやく居酒屋に入り込んで、筑波地鶏の唐揚げ定食というのをお願いした。美味かったですわい。

  高校までは徒歩15分とのことで、道は分かりやすいから歩いた。尾花が靡き、萩の花も咲いたよ。なんだかんだで、指定時間10分前に到着する。やむごとない名前の高校、親王さまでもおいでになるのかな?

  校長は女性の方だった。8名の大学教授が雁首揃えての模擬講義である。女子生徒さんが迎えに来たから、案内されて教室へ。担当の先生、都の西北大学のご出身で、またこの高校では私が編集委員を務める教科書を使っておられるのだった。お客さんじゃ~!

  60分、古典文学作品の読み方を話し、入試問題を解くコツを話し(これは生徒諸君、目の色を変えてノ―としていたよ)、最後に大学や学部、進路選択について質問を受けた。

  なんと帰りは駅までタクシーを手配してくださり、少しお土産を買ってエクスプレスに乗る。1度乗り変えれば自宅最寄り駅で、楽ちんなものであった。

  同居人に、印税から差し当たり50万円、召し上げられた。もう50万寄こせという顔をなさっていたが、明日にでも渡すかなあ。そうすると、おいらの運転資金がだいぶ少なくなるがなあ。まあ、学会シーズンに注文した書籍の支払いを済ませてからにしよう。研究費はとっくにゼロ。理系の奴らの賛成で半分に減額となったのは、結構痛い。しかしまあ、和物の人文科学には、あまり金はかからない。資料もネットでとれるようになった。今書いている論文も、立川へ行かなければと思っていたら、S君から画像データが公開されていて全部見えますよと教えてもらったら、その通りだった。「無庵」へ行きたいけど、蕎麦だけを目的に行くのもちょっと…と思いますしな。