朝いち演習のため大学へ。雨模様で、学園祭準備などもあろうから、学生あんまり来ないんじゃないかなと思いつつ、電車の遅れもあっていつもより15分くらい着くのが遅れた。急いで1限の演習、2限と4限の講義のハンドアウトを印刷した。
演習発表はいささかマンネリ化してきた感がある。専門辞典からコピペしてくれば事足りるという風潮が蔓延しており、これじゃあオボカタさんじゃないか!と、唄いながら苦言を呈するも、なかなかちゃんとやってくれないのは、二流大学の悲しさである。(・・;) 学部2年生じゃ三波春夫を知らないか。(・・;)
2限の講義は、今現在論文を書いているネタ資料を使ったが、きれいに90分で話すことができた。こりゃいけますぞなもし。大学の講義も、アドリブ感というか、ライブ感が必要だと思う。あまりきつきつのシラバスに縛られるのがよいとは思えない。ウチの大学は二流だが、三流ではないからである。
出欠を入力処理しているうちに13:00近くになった。浜松では食べそびれたから、硬い骨の魚の一種を食いに行く。ところが、お店には他の客がいない。どうしたんですか?と尋ねると、大将が焼き場から出て来てくださり、こんな日もありますよ…とのこと。概して寒い日は、客が入らないんだとか。この老舗が潰れると困るから、客引きしましょうか?と申し上げたわいな。
4限まで1時間半ほどあるから、米の汁も熱くしていただく。お店への応援は、これが一番。結局、最後まで客は私一人だった。
4限の講義は調子よく行った。DBの紹介に時間がかかったが、10世紀の話が予定通り終わって、来週は一挙に12世紀へ突入の算段だ。しかし、口から出任せ、あんなに喋りまくれるとは、講義していて、我ながら呆れ果ててしまった。
講義の後処理をしているうちに、なんだかんだで17:00が過ぎ、久しぶりにお茶のお稽古へ行く。Nさんが博物館の茶室でお点前をなさるよしにて、長板の特訓を受けられ、Kさんもまた同じお点前をなさった。私はといえば例によって一番基本的なやつで、夜明けが近かったのにね!と師匠に言われましたわ。真夜中へ逆戻りである。
終了後はいつもの焼鳥屋へ。従業員の顔ぶれが変わっていた。帰宅すると、久しぶりに娘が帰って来ていたが、既に部屋でぐ~すかぴ~。こいつ、結婚する気があるのかいな?と、やはり父親としては気に掛かるが、今日びはそういうことだにすらさえ考えるのも、人権侵害と言われかねないご時勢である。同居人、すなわち娘の母親は、Yさんはどうかしら?としきりに繰り返すけれども、先方あんまり関心ないみたいですなあ、やれやれ。