そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月25日(月)絶不調

2012年06月25日 | 公開

 午前中の2コマは、ずっとレクチャーしたので、すっかり疲れてしまった。駄洒落の一つも出て来ない。A君が教育実習から戻ったので、昼食に誘う。ハートランドを1本ずつ飲んだ。教育実習の最後に、危うい事態となったそうである。まあ、うまくいったなら治まる御代だ。「Cafe GOTO」で食後の珈琲も飲む。

 さて、特殊演習のほうのA君は、土曜日に英語で研究発表をするそうだ。英語は大変です~と言うから、NYは苺白書大学の院生のくせに変だなあと思っていると、彼の母語はスペイン語なのであった! 修士論文の序文の第一稿を見せてもらう。

 せっかく淹れた珈琲が余ったから、捨てに行こうとしたら、コース室のTAさんたちが欲しいとおっしゃるので、差し上げた。で、しばし話していると、非常勤の講義を終えて同居人がやってきた。一緒に帰宅することに。教員組合の書記局に立ち寄り、通過の署名をする。ほんとうは今夜、拡大中央委員会なのだが…。

 うれしや、本日はボーナス仮支給日である! 給与振込口座のキャッシュカードは同居人の管理下にあるので、写本2冊分の代金約30万円をATMでおろしていただき、ありがたく頂戴した。明日振り込むことにしよう。家にたどり着くと、入札の確認書類も届いていた。もしも、万々一落札しちゃったらどうしよう、ぶるぶるぶる。


6月25日(月)社会の中間層

2012年06月25日 | 公開

 文部科学省によれば、私立大学は「社会の中間層を支える人材」を育成する土台なのだそうである。決して社会の指導層、エリート層を育てることが期待されるわけではないという。それらは、もっぱら国立大学のお仕事だ。その点を見誤らないことが、大切だろうね。もともとウチの大学は、反政府の立場の者があい集って作り上げた学校である。我々が学生時代に強調された「野党精神」とは、要するに永遠に与党になれんということでもあるのだが、建学の精神は、厳に保持していくべきだろうと、老生は考えておる。

 立川のK館が、品川に作られるとき、当初私立大学の学生は利用を排除されていたのである。それに猛然異をとなえたのは、我が師匠(「K館について-私立大学関係者の一私見-」『K研究』48 1972年10月)だった。官尊民卑はしかし、いろいろな局面で今も生きている。私はこの秋から某私立高校の校長になるのだけれど、そのあたりをどう考えていくべきか、頭を悩ませている今日このごろ。ねこさんが誕生日を間違えて、早々とお祝いを言ってくだすったが、もう歳だしなあ。残りの人生も、あと15年ほどだ。せめて、娘が結婚する姿を見て、もしもできうれば孫を抱いてから、死にたいものよなう。