そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月7日(木)噂は早し

2012年06月07日 | 公開

 昨日、今日と昼食は「五郎八」でりんだもぢった。昨日は、アボ蕎麦はある?と尋ねたら、名前が変わったのですがありますよと答えるので、注文すると、「サラダ蕎麦」と称し、アボガドはちょこっと混じっているだけだった。アボガドの切り身?を半分、ガバッと載せてあったからこそ強烈なインパクトがあったのに、これでは台無しだ。いや、台はよくなったのだから、タネ無しかな? 腎虚、腎虚。

 だから今日は、ただのせいろにした(タダではなかった。600円也)。初めから、わさびはいらんと言ったのに、出してきたので、お返しする。しかし、蕎麦自体はなかなか出色だ。福井県大野産蕎麦のよし。せいろを、わさびをもらわずにたぐるのが、「五郎八」では正解な食い方である。

 博士の研究指導の発表予定者が高熱を発したよしで、修士の演習のみを行う。閨の障子に和歌を書くとはどういうことか? 詠者は山里に滞在したのか? と、いろいろ考察すべき端緒があった。論文に発展できそうなネタではないか、諸君。

 この秋から引き受けることになった面倒事の噂は、もうかなり広まっていた。これから担当科目の調整など要するから、もう広まってもらって一向に構わない。当方からT学部のF主任をつかまえ、かくかくとお願いをしておいたくらいだ。それにしても九州のA氏からメールが来たのにはびっくりした。同門では、公立大学の副学長様になっている彼が、いの一番の出世頭だからな。私のことを宗教学の先生みたいと、わけのわからんメールを寄こした。「にえろくさん」に似ていると言いたかったらしい。私自身は、金正日もしくは柳亭痴楽に似ているのであるが…。まあ、定年まであともう4年だから、これで私も極位極官に達したわい。めでたし、めでたし。