そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月27日(水)家事は楽し

2012年06月27日 | 公開

 社会人向け講座の夏学期は来月の2週開始なので、昨日は終日家に居た。そういう時、夕食の準備は当然私の仕事となる。

 野菜が半端に残っていたので、全部刻んでカレーにしてしまう。娘は帰宅が遅くなるため、後から食っても美味いカレーは重宝である。さて、昨夜一番評判がよかったのは、なんと蒟蒻炒めなのであった。

 蒟蒻はあらかじめ冷凍庫で凍らせておく。これを解凍すればスカスカになる。それを一口大の削ぎ切りにし、熱したフライパンで炒りつけ、少量の胡麻油と胡麻ドレッシング、それに味醂で味をつけ、最後に金胡麻をからめた。べとべとにならないよう処理するのがコツかな。下ごしらえに少々手間がかかるが、作り始めたら3分である。

 姑と同居人は、美味い!と驚嘆していた。さもありなむ。ついでにミニトマトのキムチと、新生姜漬も作ってみたが、これも見よう見真似、A駅構内の総菜売り場で見たおかずの再現である。前者はミニトマトをルクエのスチームケースで電子レンジにかけ、キムチの残り汁に漬け置いただけ。後者も、適当な大きさ薄さに切った新生姜を、スチームケースで同様に処理し、寿司酢と味醂を調合した漬け汁にひたして、1時間ほど冷蔵庫に入れておいただけ。

 料理は、人のために作ってなんぼだと私は思う。その点、ふつつかなところのある同居人とは、まことに結婚をした甲斐があったというものだ。そんなことを考えていたせいか、左手の親指の先端に包丁で切れ込みを入れてしまった。久しぶりに研いで使ったのが裏目に出たというか、同居人に恨みをかったものか。

 それにしても、今朝のおかずの鶏肉と根野菜の炊き合わせ、あれは一体何じゃらほい? 肉の中心まで味がしみてないじゃないか! こういうものを「薄味」とも言うまいよ。今日も会議が無いから、夕食は私が作って進ぜましょう。