そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

5月31日(祝)11:30@Seattle

2010年06月01日 | Seattle日記
 今日はメモリアルディの祝日、訳すならば「靖国の日」ですかな。

 昨日、クイーン・アンAve.の映画館で、「Sex and the City 2」のロードショーをやっていた。よっぽど観て行こうかと迷ったが、結局スペースニードルに登っちゃったのであった。映画は日本でも観られるからね。

 ウエストレイクからUディストリクトへのバスの中では、洗井大学の女子学生さんの2人連れと向かい合わせに座った(メトロバスは2輌連結みたいなのが普通で、連結部の座席は向かい合わせに置かれている)。うわ~、2人ともものすごい美形だなあ。向かって右のお嬢さんはノーブル、左はいかにもヤンキー娘という感じで、高い鼻の頭がキュッとそっくり返っている。西洋絵画や彫刻の美の原形とは、こういうものだろう。まさに、眩しいばかりの芳紀といふべし。眼福でござんしたね。こちとらヴェテランの傷病兵で、モノの役には立ちませぬから。女性でいえば平家物語、…月のものもつひには停まりぬ、ただ風の前の塵に同じき身の上ぢゃ。花咲か爺(なんで未然形に体言が接続しているのだろう?)は、白い灰しか撒かなんだが、枯れ木に花は咲いたよなう。

 …と、一歩間違えれば(もう間違えているか?)セクハラだ。訴えられたらクビになるかな。不快な方は見るべからず。見なければ、存在しないと同じである。

 閑話休題。T先生のお話では、私の勤務先大学の学生40名が、T先生ご所属のジャクソン・スクールに、集団留学しているという。毎年集団で来るとおっしゃるから、ははあ、さすれば国際リベラルアーツ学部の学生であったか。この学部は、4年間のうち1年の海外留学が義務付けられていて、授業はすべて英語という我が大学の建学のコンセプトに悖る新学部なのであった。東アジア図書館司書のTさんがバカにしていた奴等だな。そして、下駄でタップダンスしたとかいう…穴があったら入りたいわい。

 国際リベラルアーツ学部は、教授会も全部英語なのだそうだ(当初はそうだったはず。最近は知りません)。ウチの文学部もそうすれば、教授会が早く終わるかもしれん(フランス語やドイツ語にしたら、も~大変。でも、実は喋れないという噂もあるからな…)。