史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

福岡 中央 Ⅳ

2020年06月06日 | 福岡県

外出自粛が続いているので、過去撮りためた写真から未公開のものをご紹介させていただきます。

(桜坂二丁目)

   中央区桜坂二丁目の閑静な住宅街の中に加藤司書の屋敷跡を示す石碑が建てられている。

 

加藤司書公屋敷跡

 

(浄慶寺)
 浄慶寺には、安田喜八郎の墓がある。

 

浄慶寺

 

 
贈正五位 安田勝従之墓

 安田喜八郎は、天保六年(1835)の生まれ。福島太右衛門直実の二男。諱は勝従。嘉永五年(1852)六月、安田作平勝声の養子となって安田姓を名乗った。まもなく致仕し、遠賀郡に退隠した。その頃、森安平、伊藤清兵衛らと交わって尊王運動に従事した。元治元年(1864)、伊丹真一郎とともに長州に赴き、征長軍解兵について長州藩主に謁してその優遇を受け、慶応元年(1865)正月、五卿が太宰府に移ると、藩論を拝して終始この保護に尽くした。しかし、同年六月、乙丑の変に座して一族に預けられ、九月、桝木屋の獄に繋がれ、ついで斬に処された。年三十一。獄中の詠歌「憂きことの木葉とつもる我宿は 照らす月さへしのひ顔なる」が残されている。

 

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