これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
読みやすさを心がけて書いています。
読んでみてください!!

すき家の本音

2011年10月14日 17時55分48秒 | 料理
学生時代から牛丼といえば吉野家でした。
今でも味だけなら間違いなく吉野家の独壇場です。
牛丼位ならと幾度もうちでつくってみましたが
あの味はいまだに再現できません。

松屋も友達の付き合いで入ったりしていましたが
とにかく味が美味しくなくて
器もチープだし、一人で足を運ぶことはありませんでした。
それが数年前からそんなに不味くなくなって
何といっても値段もそんなに変わらない(むしろ安い)
のに味噌汁がつくというメリットに
松屋に行くことが増えました。

すき屋に関しては神戸ランプ亭と並んで
マイナーな店の一つと位置づけられていて
今まで食べたことは3回位しかありません。
味も取り立ててよくないし
味噌汁もつかないしで値下げセール以外で
入るモチベーションは全くありません。

しかし今や牛丼店といえばすき屋というほどの
認知度が広まっているのが現実で
CMも一番よく目にしています。
「帰れま10」でもメニュー数が多いということで
何回か特集されているし
街中でもよく見ます。

そのすき家の特徴の一つだった
深夜帯に従業員1名というのがどうやら取りやめになりそうです。
強盗に狙われやすいというのがその理由で
食券制でもないので現金を脅し取りやすいのもその一因のようです。
お上から防犯意識を高めるようにと圧力がかかって
一昨日までは抵抗していましたが、結局はそれに屈したようで
昨日はもう一人にはしません、ってコメントを出していました。

こういうときに指示に従わないと
立ち入り検査とかで他の店では多少目をつぶっていることでも
細かくチェックして、
ひどく業務がしにくいような仕返しを警戒したものと思われます。
仕事ができないとか態度が悪いとか
一回、目につくと同じことをしても
怒られる頻度が増えることと一緒で
権威あるところに逆らうとロクなことはありません。

強盗に入られるリスクを考えたら
二人にした方がいい、と考える人もいると思いますが
一人にするメリットが相当あるということです。
現在すき家の店舗数は約1400店あり
単純計算で1400人の人件費が増えることになります。
時給を1200円、深夜帯を6時間としても1400×1200×6=1080万円
1日だけでこれだけの人件費がプラスされます。
1年間ではなんと40億円近くにもなります。

こういうと元も子もありませんが
むしろ1か月に数回、強盗に入られて数十万盗まれた方が
よっぽど経営的には痛くないんです。
関係者ではないからこれは想像ですが
強盗が入ったら逆らわないで、現金を渡せって指導していると思います。
逆に、抵抗して怪我や最悪、殺されたりすると
批判の的にさらされるので絶対避けたいところです。

企業としてひどいと言えばひどいのですが
すき家の深夜バイトはそれだけのリスクを背負うことだと
納得した上でしている人も中にはいるだろうし
そういう人たちからすると二人になったら
させられる仕事量も増えるだろうし
面倒なことになったなぁって感じる人もいるでしょう。

メディアもこぞって報道して
なんか寄ってたかって調子のっているところを
潰しにかかった印象もどこかあります。
株価も1割以上も低下して株主からも叩かれそうです。
変な話、20年前ならこんなことで
警察から半強制的にバイトの数増やせなんてことはなかったと思うんですね、
こういう締め付けが今後増えることはあっても減ることはなく
何とも嫌な時代になってきました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿