これが私の生きる道

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「コララインとボタンの魔女 3D」

2010年03月01日 18時14分25秒 | 映画
暗黒の1月、2月が終了し、いよいよこれから
自分の2010年が始まる最初の一歩として
「コララインとボタンの魔女」を観に行きました。
もちろん入場料が安い「映画の日」というのが一番の理由ですが。

さぞかし賑わっているのかとロビーに出向くと
普通の平日と変わらないような人の少なさで
窓口と並ぶのが嫌だから前もってネットでチケット買っておいたのに
全く意味がなくて
そんな調子で入場時間が過ぎて劇場に入ったら
10人位しかお客さんがいませんでした。
まぁライブやお芝居と違って騒いだり笑ったりするわけじゃないから
人が少ないことに越したことはないんですけどね、
座っていても動きが制限されないし。
今まで最高に印象に残った「アメリ」や「マトリックス」、「ギャラクシークエスト」も
ガラ空きのときが不思議と多くて今回も例外ではありませんでした。

大まかに分類するとファンタジー映画で
引っ越してきたばかりの家で封印された扉を見つけ
その先は「もう一つの世界」に通じているって
ストーリー的にはよくある類のお話ですが
全体的にシュール感が漂っていて
気の利いた小ネタが散りばめられていて
それが効いていました。
開始15分位はあまり面白くなくて「失敗しちゃったかなぁ」って
後悔しかけましたが、もう一つの世界に行った頃から惹きこまれていきました。

シーン的には「もう一つの世界」でのミュージカルとサーカスの場面が
お気に入りです。
単純に3D映像を堪能できるだけでなく
構成が「うまいなぁ~」と感心しました。
細かい設定では主人公の「ココライン」が
色んな人から「キャロライン」と間違われて不機嫌になる所とか
「曲げられない女」の早紀が「はぎわら」と間違えられて
「おぎわら」と訂正するあのシーンを彷彿として面白かったのと
このコララインが左利きというのも気が利いているなぁと感じました。

左利きの人って頑固者というかちょっと変わり者っていうイメージがあって
彼女の性格を現すのに象徴的で上手いなぁって、
他にもネタばれになるので書けないけど
いい感性していると思わせるシーンが多かったです。

日本語吹き替え版は榮倉奈々が務めていて
序盤は正直かなり違和感がありました。
でも途中から段々と気にならなくなり、終盤はかなりマッチしていました。
基本的に本職の声優さんじゃない芸能人が
吹き替えをするのには反対ですが、
多くの作品に出演して聴き慣れた声より
これ位のレベルなら新鮮でいいのかもと思います。

1コマ1コマ人形やセットを動かして撮影するストップモーションアニメで
普通のアニメよりも立体感が感じられます。
物体として生きている感覚もプラスされていて見事でした。
宣伝もほとんどなく全く話題になっていないけど
隠れた秀作を見つけた気分で、
同じ3Dなら「アバター」よりもこちらの方に注目してもらいたいです。
3Dテレビも発売されるみたいですけど
3D映画は映画館で見ないと満足できなそうだから
映画館に足を運ぶモチベーションになるのが嬉しいですね。
次は予告編で面白そうだった「アリス イン ワンダーランド」が楽しみかなぁ、
あと夏に上映予定の「トイ・ストーリー3」にも要チェックです。

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