これが私の生きる道

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薬師丸ひろ子コンサート@オーチャードホール

2015年10月15日 23時46分08秒 | 音楽
ポッドキャストでTBSラジオの「たまむすび」という番組をよく聴いているのですが
2年前にこの番組のパーソナリティーの赤江さんが
薬師丸さんのコンサートに行った、という話をしていて
そのときまで歌手活動を再開していることすら知らなくて
次の機会には自分も行こう、と思っていました。

去年の年末にビルボード東京公演が決まって
会員でもあるのでチケットも取れる状況にあったのに
なぜか予約日を勘違いしてしまいチケットは取れず
ひどく失望していました。
そして今回のツアーが組まれたことを知るやいなや
先行手数料なんかももろともせずに
抽選に申し込み、やっと行けることになりました。

当たった席は1階の29列目、一番端っこの席で
お世辞にもいい席ではありませんでした。
頭上にはせり出した2階席が覆いかぶさっているし
一昨日、この会場で1列目だったのに、と残念な気持ちで一杯です。
緑の避難誘導灯も開演後も点灯したままで
お客さんが高齢だから何でしょうけど
甘やかしすぎだろうと、開演前は思っていました。
しかし途中、衣装チェンジに入ると
自分の視界の中だけでも20名弱の人がトイレに駆け込み、
点灯したままなのも仕方ないなぁと、
それにしても2時間位、我慢できないんですかね、いくら歳いっていても。

「やくしまる」にちなんでチケットの価格は8940円で
もし「ごろうまる」だったら5600円なのかなぁとか考えたりしましたけど
オーチャードホールじゃ派手な演出はできないだろうし
3時間以上やるでもなし
まぁ中々の値段なわけなんですが
この値段でも全然高すぎるとは思いませんでした。

ストリングスが入っていたのはいい意味での予想外でしたけど
その他はほとんどイメージしていた通りの進行でしたが
その歌声は想像以上でした。
おそらく彼女より歌の上手い人はいると思います。
でもこの唯一無二の声色というのは天性のものなのでしょうが
ちょっと度胆を抜かれました。
CDで聴いていても独特の雰囲気があるとは思っていましたが
生で聴くとその何倍も魅了されました。

会場が普通のライブ会場ではなく
クラシックなどの公演を行うオーチャードホールというのも
相当プラスされていると思います。
たぶん同じ規模の中野サンプラザでは
このレベルの演奏は聴けないでしょう。

選曲の方は聴きたかった曲は全て演奏してくれました。
中盤に中島みゆきから提供された曲を歌います、というんで
「時代」かなぁって期待していたら「未完成」という曲で
この曲も良かったけど、でもせっかくなら「時代」を聴きたかったなぁって思っていたら
終盤に歌ってくれて鳥肌が立ちました。
この曲は色んな人にカバーされていますけど
正直今日のが一番でした。

本編最後は一番好きな「Woman "Wの悲劇"より」で
サビの部分で身体中に電気が走る感覚がありました。
この曲は薬師丸さん以外の人が歌っても
絶対にこれほどの感動を産むことはないでしょう。
「ちゃん・りん・しゃん」とか声マネする人はいるけど
歌マネする人がいないのは
やはり特別な声の持ち主ということを証明しています。
一つわがままを言えば、「潮騒のメモリー」を歌ってくれたら
パーフェクトでした。

本当に死ぬまでに生で歌声が聴けて本当に良かったです。
色々ライブに行っていて
最近は演出で驚かされることはありましたけど
歌声でこんなに感動させられるとは思ってもみませんでした。
帰ってきて一昨年のコンサートのブルーレイが
オークションに出品されていたので
勢いで入札してしまいました。
また近い内にコンサート開いてもらいたいです。


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