これが私の生きる道

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新・幕末純情伝

2012年07月21日 22時00分46秒 | 演劇
モデル業界のことはよく分かりませんが
桐谷美玲はエビちゃん以来の存在だと思っていて
そんなわけで彼女が出演する舞台を観に行きました。
「新・幕末純情伝」は故つかこうへい氏の代表作で
一応、今回は3回忌特別公演という位置づけになっています。

つかこうへい氏は北区で劇団を持っていたのに
あまり観に行ったことはなくて
せっかく近所で小西真奈美やら黒木メイサやら出ていたのに
もったいないことしたなぁという残念な気持ちが強く
無くなってしまって今となっては
仕方ないことなんですけど。

会場のシアターコクーンは記憶にない位、久々に入りましたが
劇場としては相当いい部類に入るのではないかと思いますが
今回は1階のバルコニー席だったこともあって
ステージまでの距離を短いんだけど、段差が少ない為、
前の人の頭が視界に入り
邪魔になることも多々あったのは残念です。

途中途中で挿入歌が挟まるのですが
それがJ-POPばかりで
特にクライマックスの「Calling」が10分位リピートされて
感動というよりちょっと可笑しくなりました。

幕末も含め、歴史には興味ないので
登場する人物(桂小五郎、勝海舟、坂本竜馬、新撰組)の
本当の関係性がよく分からなく
どこまでがフィクションなのか判断することはできませんでしたが
まぁそこらへんは適当に受け流してみました。

前任者の石原さとみや鈴木杏の方が
絶対的に演技は上手かったのだと思います、
観ていてハラハラする部分もあったし
棒読みチックなところもありました。
が、結構なセリフ量にも関わらず、かむところがなく
それは予想外でした。
予想外といえば、下ネタも結構多くて
「短小」とか言わされたり
夜這い掛けられそうになったり、胸をわしづかみにされたり
キャラクターにないものを演じていました。
見た目よりも芯は強いのかもしれません。

それにステージ上での存在感は確かにありました。
演技は練習すればそれなりに上手くなるかもしれませんが
こういう雰囲気みたいなものは
生まれついてのものなので
さすがにテレビに出ているだけのことはあります。

何よりこの仕事を引き受けたこと自体、相当評価できます。
儲かるわけでなく、大変なことの方が絶対的に多く
前述したとおり、身体を張るシーンも多いし
目に見えて評価のあがる仕事でもないと思うんですよね。
ものすごい甘ちゃんかもしれませんが
この舞台に立っただけですごく偉いと思います。
エビちゃんや押切もえのように
30代を過ぎて消えることがないように
いい準備が出来ているんじゃないかって
頑張ってもらいたいです。

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