夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

一度っきりの人生だ

2013-04-09 06:46:08 | 創作(etude)
幼い頃
そう
田舎の小学校から
町場の小学校に
転校してきた時
それは
小学校三年の頃だった

自分はなんで
生まれてきたんだろうと
そう思うと
涙がとめどなく
流れたことがあった
人はなんで
死んでいくんだろうと

何故そう思ったのかは
いまはわからない

その問いは
いまも
同じ問いとして
残っているのだ
生まれてきた意味
死んでいく意味
人生とは何か

正解は
ないのだろう
正解は
一人ひとりのみの
答えなのだから

それは私が
生かされていることを知り
自分は一人だけで
生きてこれたのではないと
実感しているのだから
仕合せという
お互いの関係性の中に生まれた
希望だったかもしれない

寿命という
めでたいことばがある
遣わされたいのち
それを使い果して
天に召される時
生まれてきた意味が
そこに問われる
そこにこそ
答えが残る

祝福しよう
すべての命の
生誕を
祝福しよう
すべての命の
燃えつきる時を
祝福しよう
一人のいのちの
歩んできた
尊い軌跡を