夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

春のいきいきファーム

2013-04-06 12:37:36 | いきいきファーム
4月6日(土)
 きょうはとても気温が高くて、最高気温が15℃だそうです。この写真はもちろん岩木山ですが、この場所は「ブルーベリー畑」です。雪は殆ど消えかかっていましたが、ブルーベリーも豪雪で、かなり枝折れがありました。
 

 枝には今年の新芽がついていて、これからすこしずつ膨らんでくるような予感があります。

 日当たりの良い場所には、津軽弁で「バッケ」(ふきのとう)が出ていました。
  

今夜から明日にかけて天候が急変し、大荒れになるなんて雰囲気じゃないのですが・・・。

松井秀喜38歳の真実

2013-04-06 07:16:41 | サイクリング
 私はあまり野球には興味がない・・というのか、あまり見る気がしなくなっている。というのも、最近のテレビ番組の偏りはどうだろうか。吉本系のお笑いタレントの、自分たちだけで笑っている番組を見ていても少しも面白いと思わないのはどうしたことだろう。

 そういうわけで出来るだけNHKとかBSの登山番組や旅の番組などが多い。このところパソコンに向き合っての仕事が増えているせいか、夕食を済ませると布団に体を横たえていることが多い。本を読もうとスタンドの灯りで読書・・・と思いきやすっかり眠ってしまっている。

 そんな中、昨夜は10時頃目覚めて、起きて行くと台所に洗い物がたくさん残っている。このままでは明日の朝大変だろうと、食器洗いをする。
 そしてついでにニュースでも見よううとテレビにスイッチをつけると、BSに松井秀喜が映っていた。
 一つ目の番組は途中からだったが、松井が大リーグで、評価されるまでの苦闘が描かれていた。
 二つ目は小説家の伊集院静が見る松井秀喜、という感じで番組が構成されていた。

 ニューヨークヤンキースの松井秀喜。トーリ監督に信頼され、いい時も悪い時も外さないで使ってくれたという。
 いつも笑顔の松井は、打席に入っても審判や対戦相手の捕手とも、にこやかな挨拶があったという。写真でその3人が、笑顔で写っている一葉の写真が、それを表していて印象深い。「礼節」をいつも身に着けていた彼が、多くのチームメートに信頼されるのはそういうところにもあるのだろう。
 松井の人柄を表すエピソードで、ニューヨークの野球ファンには、松井を好きな子どもたちが圧倒的に多いということだ。そしてナイーブな子どもたちが、松井の笑顔に惹かれるのだという。それは松井の子どもたちへの視線の向け方にあるのだろう。自分が幼い頃から夢見た野球に、成長してプロ野球選手となった最初の言葉が「子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と語った言葉からも伺える。その当時の監督が長嶋茂雄だったのだ。

 もう一つの松井のエピソード。それは、「間」の取り方についてである。両膝を故障した彼は、膝の手術を受けて足には金具が入っている。ひどい痛みの時には杖をついて歩いていた松井。
 スポーツ選手に怪我はつきものだというが、大リーガーなのだから相当なプレッシャーを受けながらの日々ではないだろうか。
 その彼が、バッティングの究極の「間」の取り方に着目したのだ。神様と言われた川上哲治はボールが留まって見えたというエピソードを持つが、松井はボールを打つタイミングに「間」という瞬間を表現している。

 私はこの「間」という意識は、「あ・うん」のバランスにあるのではないかと思っている。いつも緊張していては、疲れるだけだし、緩んでいてばかりでは力も出ない。その適切なバランスこそが「阿吽」の境地ではないだろうか。

 書字をする時も、若いころは力を入れすぎた字を書いていた。しかし年をとってきたこの頃は、むしろ脱力して書いたほうが、良い字が書ける気がしてきた。何故これがわからなかったのだろうなんて思う。

 38歳という若さの彼に、日本の「武士道」のような生き方を見たひとときだった。