夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

拓く人

2012-11-27 07:19:26 | 福祉について
11月26日(月)
 
 朝から雨がちの一日。
 次女は昨日のパンパンに膨らんだお腹も嘘のように、今朝方はぺしゃんこになっている。午前中は通院のために一応絶食を指示されており、水分はOKとのことでかぼちゃスープを口に近づけるとすんなり飲んでくれた。結局2杯も飲んでくれて、少し安心している。主治医のもとへ通院し腸の具合が完全ではないものの、食欲が出て水分も取れるとのことで入院は回避できた。

 仕事場に何とか戻って、その足でスタッフと五所川原市にあるビータという事業所を訪問する。再来年卒業予定の発達障害の少年の卒後を託せる場として、そういう特性を持つ人達の特化した事業所が県内に2箇所あり、母親に同行したのである。
 事業所の理事長さんはまだ30代前半の若さだというが、どことなく昔の武田信玄を彷彿させる武将のような風貌だった。児童の支援事業を行なっている他、生活介護事業所として野菜カフェを開業し(定員10名)、グループホームに現在は4人入居しているという。
 何よりも私の感心したのは、理事長の見ている方向性である。「どんな人も地域で暮らす社会」づくりをしようというのである。
 法律の中でありきたりの形態や活動を志向するのではなく、社会人としての彼らを少しでも社会になじませる努力をしている。地域を開こうとする彼の姿勢そのものは、圧倒的に開拓者の眼であると思う。久しぶりに刺激的な人と出会った一日であった。