夢発電所

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特選落語「二人会」

2012-11-01 07:06:18 | つれづれなるままに
10月31日(水)晴れ

 市民会館にてPM2:00から特選落語「二人会」が開催され、家内と二人で出かけた。弘前での落語は、30数年在住しているがほとんど記憶にないほど珍しい。
 この日の高座は「六代目・三遊亭円楽」「三遊亭小遊三」のお二人。前座が一人だった。
 今の圓楽師匠は、SB食品のマラソンランナーだった瀬古利彦に似ていると思ったことがある。この二人はテレビの「笑点」でおなじみなのもあって、会場はほぼ満員でした。私は市民会館の座席は少し苦手、まして通路側ならなんとかなるのだが、真ん中の席に座ると閉じ込められたような気になる。「閉所恐怖症」的なところがある。お隣のおじさんが股を開いて座っているので、余計に迫っ苦しく90分の高座の途中で、ついに足というのか尻というのかが痙攣し始めて困った。

 さて、落語はそこそこに面白くて、結構笑った。円楽師匠は左甚五郎の「ネズミの話」小遊三師匠は「夜這い」の話であった。小遊三師匠の落語は特に記憶に残るような面白い展開で、大店の番頭や丁稚が繰り広げる新入りの今いう「女子社員」が入社してきて大騒ぎ。みんなそれぞれが夜這いをかけようと企むが、結局は果たさずに旦那の知れるところとなって落ち。

 一人45分程度なので、あっという間に高座は終了。コンサートと違って、アンコールはさすがにないのが残念なくらいだった。でも一時大笑いをして、会場を後に弘前城公園を歩けば、紅葉の林が美しく気持も晴れ上がっていた。
 今度はコンサートと、吉永小百合の「北のカナリア」鑑賞が待っている。
 芸術鑑賞の秋、いよいよ11月でもある。