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講談社、集英社、小学館がブックオフ株を取得

2009-05-14 07:19:50 | 経営全般
講談社、集英社、小学館の出版大手3社と大日本印刷などは中古書籍販売大手のbブックオフコーポレーションの発行済み株式の28.0%を取得すると発表しました。

 出版業界は長らく不況が続いています。新刊本を定価で販売する大手出版業者がライバル視していた中古書籍販売を取り込もうとのもくろみでもあるのでしょうか。

 出版社側は「新刊と中古本市場が協力し、出版業界全体の繁栄を図りたい」と述べています。ブックオフは「今後の展開は、株主の各社とは話し会っていく」としており、具体的な提携の内容はこれからの協議としています。

 ブックオフは、全国992店舗を使って中古本を安く買い取り、安く販売してきました。この営業活動は新刊本の売れ行きの鈍りの一因とも指摘され、著作権の保護をめぐり、出版社と対立したこともありました。

 急成長してきたブックオフも、2007年に不正経理問題が発覚して経営が悪化し、2008年には、政府投資銀行系など2つのファンドが14.45%ずつ株式を取得していました。ブックオフも経営悪化から新しい道を探っていて今回の提携になったようです。

 さて、ブックオフですが、地元伊勢崎市には、市役所近く、ドンキホーテの隣にあります。私ももう読むことがないと思われる本を何回も買取してもらっています。ブックオフ独自の買取値付けがあり、1,500円程度の本が150円、新書が70円、比較的新しい文庫本が50円、古い文庫が10円という値付けです。外見のきれいさが重要です。変形サイズの雑誌サイズの本は2,000円購入しましたが、100円でした。

 それが販売する時には、1,500円が800円、新書が400円、新しい文庫が300円、その他3年半以上たった本が100円で販売されています。

 スペースはわずかですが、新刊書が半額ほどの値引きで販売されています。新書版の書籍です。今後はこのスペースが拡大されるのでしょうか。

 再販売制度の流通経路を守ってきた出版、書籍販売業界に変革がもたらせれるのでしょうか。今後の動向に注目していきたいものです。



 



 

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