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就職説明会もっと遅らせて-経団連要望を出す-

2011-01-06 07:22:47 | 雇用・就職

日本経団連は、大学新卒者の採用に向けた会社説明会などの広報活動を、現行よりも遅らせるように会員企業に求める検討を始めました。

 大企業の採用活動は早期化しており、学業に専念できない学生が増えているという批判に対応するための検討です。現在、経団連は、会員企業に対して実際に採用者を決める選考活動は、学生が4年生になるまで厳に慎むように求めています。一方で、採用予定数の公表や会社説明会などの選考に直結しない広報活動は、学業に十分に配慮して実施するように求めています。これを受けて、3年生の秋から説明会を始めたり、採用日程や採用数を公表したりする企業が多いわけです。

 広報活動といっても、多くの学生がこの時期を就職活動の実質スタートと受け止めています。経団連は、早ければ2013年春入社の新卒者から、説明会などの開始を数カ月遅らせ、選考活動との期間を短くする方針を出す模様です。

 就職活動が3年生の秋からスタートするというのは、学生にとっては辛いです。なぜ、こんなに早くなったのでしょうか。不況が長引くなかで企業がより優秀な人材を確保するために、広報活動が早期化したのでしょうか。

 まだまだ、新卒者優遇の会社文化が根づいてしまっているということなのでしょうか。


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