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自動車保険料年代別に-60歳以上は負担大に-

2011-01-07 07:37:12 | 経営全般

 損保保険大手各社は4月以降、自動車保険の保険料を年代ごとに細かく分ける新しい料金体系を順次導入する予定です。

 現行では35歳以上ならば保険料は同じですが、高齢者の事故増加で保険金支払いが増えているため、60歳以上のドライバーには若年層よりも保険料を大幅に高くするものです。

 この年代別自動車保険料を導入するのは、損保ジャパン、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険などです。警察庁の統計では、60歳以上の運転免許保有者は2009年で1,996万9,409人で2001年に比べて約6割増えています。この結果、高齢者ドライバーによる事故が増えています。

 国内の損保などが自動車の物損で支払った保険金額は2008年度が1兆7,011億円と2001年度と横ばいだが、60歳以上は66.9%増の3,371億円と全体の約2割を占めました。このような背景があり、年代別の保険料の導入ということになりました。

 加入者にとっては、まさかのことを考えると、それではと自動車保険を辞めるわけにはいきません。ある意味、一方的な値上げといえるのではないかと思います。

 一方、牛丼チェーン大手3社は、期間限定の値下げを実施します。11日から17日まで、「すき家」は、牛丼並盛りを280円から250円に、「松屋」は牛丼並盛りを320円から240円に、「吉野屋」は牛丼並盛りを380円から270円にします。

 価格でどうにもならないものは値上げになりすが、外食産業のような選択枝のあるものは、低価格でなければ消費者は振り向きません。長期的に見たとき、寡占状態で価格競争にさらされていない産業は、外圧によって、淘汰されるのではないでしょうか。

 このような年代別保険料を導入していると、国内損害保険業界も、外資系にとって代られてしまうのではないでしょうか。、


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