TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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売り切れ続出、バナナが消えた?

2008-10-04 08:42:31 | 経営全般
 食品スーパーでバナナが飛ぶように売れています。バナナダイエットのブームの影響です。テレビ番組の情報番組で「朝、バナナを食べて水を飲むとやせる」と紹介されたためです。そして、女優のフカキョンこと深田恭子がテレビドラマの役づくりのためにバナナダイエットで12キロやせたと報道されたことでブームに火が付きました。

 バナナの値段は、原産国のフィリッピンの天候不良で出荷量が増やせないためという理由で、通常より2割ほど高い価格となっています。

 今回はバナナダイエットですが、納豆ダイエットというのもあったことが記憶に新しいです。納豆ダイエットの時も納豆が飛ぶように売れました。しかし、効果なしということでまたたく間にブームは去ってしまいました。今回のブームはどうでしょうか。
 
 それにしても、フィリッピンの天候不良で出荷量が増やせないから2割高くなっているというのはほんとうでしょうか。卸値が小麦にしても、ガソリンにしても小売価格に反映するのは瞬く間です。今回のバナナの値段も疑わしいものです。

 汚染米の例を出すまでもなく、卸売業は転売の価格差で利益を得ています。今回のようなブームを千差一隅のチャンスとして値段を釣り上げているようなことはないでしょうか。

 専門家は、バナナは1本約80キロカロリーで同じものを続けて食べると食欲がなくなり、摂取カロリーが抑えられるのでダイエット効果があるのではと分析しています。しかし、栄養はバランスよく取ることには外れていると話しています。

 早く、このようなブームは去って欲しいものです。