すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

ふと気が付いた

2018-07-18 22:28:13 | つぶやき
ふと気が付いた
いったい何時からぼくは
空を飛ぶ夢を見なくなってしまったのだろう?
遠い過去のような気がする。

あの頃いつも見る夢は
あんまり高く上がりすぎて
強風の吹く空の中に一人ぼっちで
行く手には果てしなく広がる海や
人の姿もない大平原が広がっていて、

ぼくは目まいと淋しさと恐ろしさで
胸がつぶれる思いをしながら
人に出会うのを求めて
泣きながら 夜な夜な飛んでいたのだ。

そういう夢でも
全然見なくなって久しいと
ふと気が付くと 苦い。

いまぼくは たどり着けない夢ばかり見ている。
繰り返し繰り返し
迷路のような暗い街路で迷い
行き先の分からない電車で
次々と聞き覚えのない駅を過ぎ
泥に足を取られ 冷たい雨に震え
いまが何時なのかも知らず

ぼくはいったい 何処を後にしたのだったろう?
何処に行き着きたいのだろう?
何処に帰りたいのだろう?
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