![Photo Photo](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/ed/2147e08e1e7cd28ebd6ca03b88b31ec0.jpg)
前回、紹介した「子ども応援便り」の美輪明宏さんのインタビュー記事。
紅白で「ヨイトマケの歌」を歌った時、「いじめっ子の醜さ」も伝えたくて、思いっきりいじわるで嫌らしい表情をしてみせました。と語る美輪さんは、
実際に、いじめっ子は劣等感の塊です。それを隠そうとしておとなしい子をいじめる傾向があります。いじめる行為は、世界中に「私は人をねたみ、そねみ、ひがむ、醜い心の持ち主です」と宣言しているのと同じなのです。教職員や保護者は、それをことあるごとに伝え、子どもたちがいじめの現場で、「あなた最低の人間ね」と言えるようにするのです。
と語り、上から目線の「ねばならぬ」になりがちな「道徳」より「想像力」を育む芸術系の時間をもっと増やすことが必要だと思うと力説する。
いじめの温床は、相手の痛みがわからない想像力の欠如から生まれるとともに、子ども同士、子どもと教職員の信頼関係の欠如もその原因であると思う。いじめられていることを言い出せない子どもたちは、いじめに気づかない教職員に信頼を寄せていない。教職員の想像力も問われている。いじめに気づき、正面からいじめと向き合うことを美輪さんは訴えている。
(ハギ)