東京教組青年部が行ったアンケートで、パワーハラスメントについても、深刻な実態が浮き彫りにされました。
100名以上の回答者の2割近くの教職員がパワハラ受けていると感じていました。内容にも深刻なきものがあり、人権を侵害しているような内容もあります。
皆さんから寄せられた声の一部をお伝えします。
・管理職の攻撃的な言葉遣いなどが恐怖です。
・複数の主任を兼務しているにもかかわらず、18時前に退勤する場合があると、もっと仕事量を増やすべきだと中間面接で叱責された。
・子育て中に初任者で役に立たないと言われた。
・特に権利を主張したことはないが、権利を主張しすぎだと言われた。
・希望を通してほしいなら、3年間子どもを産むな。妊婦だらけの学校になってしまう。と言われた。
・校長から退職強要された。アポなしで教育委員会の指導課長が来て、遠回しの退職強要をされた。
・職員打ち合わせで勤務時間について質問したらどなられた。
・「人として最低だ」「あのさ・・・あり得ないから」などと言われた。
・管理職の気分で物事が進む。男尊女卑や担任優位なものの言い方をする。
・週案に批判を書かれる。
・4月の教員紹介で「期限付き教諭の〇〇」と呼び、生徒もその教員を一段下に見るようになった。
・「疲れたと言うな」と言われた。
・1年目なのに、過員と言うことで異動を強要された。
・若い女性にはデレデレする一方、少し年齢が高いと感情的に指導する管理職。
・家庭や通勤事情を考慮に入れず「もう帰るんだ」と言う(もちろん勤務時間は終わっている)
・業績評価の開示請求をすると「なぜ公開するのか」と強く問われた。
・半年の育児休業を受け入れてもらえない。
・職員朝会で質問をしたら、校長室に呼ばれ「朝会は質問をする場ではない」と言われた。
・パワハラを受けていたが、組合に加入した後から、パワハラを受けることが減った。
・期限付き教員の不安定さ。使い捨ての駒のように感じる。
若い教職員のみなさん。苦しかったら助けてと言ってください。おかしなことはおかしいと声をあげてください。絶対に1人で苦しまないでください。
東京教組は、学校現場で働く仲間です。働く一人ひとりが力を合わせれば、大きな課題も解決できます。仕事への不安や不満があるときは、いつでもお知らせください。一人の仲間として、皆さんのそばに行き、解決のために尽力します。
(白梅「鶯の谷」)