東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

「イクボス宣言」

2016年12月09日 | 日記
東京都教育長の「イクボス宣言」を知っていますか?
東京都教育委員会は、9月16日、全管理職に「イクボス宣言」をするようにという依頼文書を出しました。
その文書には、イクボスとは「職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司のことを指します。〈出典:ファザーリングジャパンHP〉」と説明されています
 
 
「イクボス宣言」をしたからといって、都がねらうように待機児童解消につながるとは思えませんが、管理職自身が、「イクボス宣言」の視点に上がっている「育児・介護等を行う職員にとって働きやすい職場環境の整備」や「超過勤務の縮減」を強く意識し実行するのであれば、意義はあります。
 
以下教育長の宣言です。
 
 
 
「イクボス宣言」
いま、子育てを頑張っている教職員の皆さん、そしてこれから、子育てをと思っている教職員の皆さん、私たちは皆さんを全力で応援します!安心して子育てができる社会を東京の教育現場から作っていきましょう。
                                                 平成28年9月23日    東京都教育委員会教育長 中井敬三
 
 
皆さんの職場では、短時間勤務がとれない、体育講師がつかない等の問題や、マタハラやパタハラ、復帰ハラスメント等のパワハラはありませんか?
安心して子育てできる職場を東京の教育現場からつくっていくと教育長の「イクボス宣言」に掲げられています。
まだ知らない管理職にイクボス宣言を教えて、働きやすい職場をつくるきっかけにしていきましょう。
 
出勤7時、退勤は21時という6時間もサービス残業をしている人はいませんか?みんながワークライフバランスを保つためには人員を増やさなければなりません。
女性部はその人員増の要求も署名活動や要請行動でしていきます。
 
皆さんの職場では、12月から年度末反省も始まると思います。そこで、超勤多忙化を減らすためにも、仕事量を減らせないか検討していきましょう。
 
何か新しいことを始めるときは、何かをやめる必要があります。新しい洋服ばかり買っていたらクローゼットに入らなくなるのと同じです。
 
「イクボス宣言」の視点も活用して、超過勤務を減らしていきましょう。