東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

気をつけて!教員免許更新。

2013年03月29日 | インポート

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昨年、東京都で7名の教員(正規4名、育休代替1名、時間講師1名、再雇用1名)が教員免許の更新ができずに、「失職」「任用取り消し」になった。授業を受けていた児童・生徒及びその保護者にとって大きな衝撃となったばかりでなく、勤務校も後の対応に大変だった。失職者が続発したことは「教員免許更新制」は、安倍前政権が教育基本法の改悪とともに強行したものだが、今や学校・教員・子どもにとって全く役に立たない「教員いじめ」に他ならないことが明らかになった。詳しくは、東京教組のホームページをご覧ください。
東京教組のアンケートに寄せられた、教員の声を紹介する。
〇同僚が今年失職となってしまいました。優秀な人なのに本当に残念です。受講したのに手続きを知らなかったからです。私も知りませんでした。1年早めに受けていた私は手続きできたけれど、とてもつらいです。
〇家の事情で、1年目の講習を受けられなくなり、2年目の夏に全て、受けた。他の仕事もあるので、夏にゆっくりできず、2学期は体調を取り戻せないまま。講習自体は楽しかったが、こんなに強制されるのは、おかしい。
〇受講の申し込みもなかなか決まらず大変でしたし、都庁に手続きに行っても待たされ無駄な時間を使ったと思います。研修は必要に応じて、自分で決めて受けるものだと思います。        〇全く意味のない制度にただ従わなければならないことに、怒りを感じています。一方的な免許制度の改悪は、「だまされた」気分を強くしました。永久ライセンスとして取得したものを、こんなやり方で失うのは、本当に法的にもおかしくないのでしょうか?研修のために夏休みも休養できませんでした。これで本当に日本の教育は良くなるのでしょうか?
〇32000円もかけて受けても、それほど役立つことはなかった。1日も早くこの更新制度はやめてほしい。私立の中には学校が出してくれると聞いた。いろいろな人と知り合いになったというだけであった。また大学も講座を減らしているのでそれに申し込むだけでも大変だった。大学ではなく教育委員会等でやってほしいと思う。講座の情報等も不親切であった。
〇時間と費用のムダ。10年ごとにリフレッシュ休暇(1年?)を与え大学に戻すなり、何なりすればよいのに…。「多忙感」の解消が先だと思う…。
〇免許取得時は、10年という規定はなく、一方的に変更、有料にての更新を義務付けるとはサギと言えるのではないか。教員の質を高めたいのであれば、余分な仕事をなくし、本来の教育活動に必要な時間を保障すべき。時間もお金もうばわないで。
〇大学に予約を入れることが本当に大変で、教科によっては30分もしないうちに予約が終わっていた。せめてこの予約の方法なども何とかなれば…。でも、この費用を払ってまで、本当に受けるべきだったのでしょうか…?
〇手続き(受講後の)をもっと簡単にできるようにすれば、失効などないと思います(現場の事務室に提出など)。また、管理職などから本人に免許更新の知らせをしていただければ、知らないままということはなくなると思います。
〇免許更新講習に3万2千円かかり、その他住民票等にもお金がかかりました。体にもサイフにも負担が大きいです。
〇早く、廃止してほしい。廃止が無理なら、せめて神奈川県のように、更新手続きは学校(副校長)を通して行うようにしてほしい。そうすれば、失職防止になる。

       (ジャノメエリカ


パワー・ハラスメント防止

2013年03月28日 | インポート
Photoパワー・ハラスメント防止対策を含む『労働安全衛生体制の整備促進に関する要請書』を都教委に提出
東京教組は都教委に対して「労働安全衛生体制の整備促進に関する要請書」を提出している。
2009年度の東京都における教職員の休職者は788人。うち、精神系疾患で休職した人は68.5%にあたる540人にあがり、人数も割合も急増している。休職者率も全国平均の0.55%(08年度)を上回る0.94%(09年度)で、東京都は全国平均を大きく上回っています。パワー・ハラスメント防止対策を含む労働安全衛生体制の推進が急務だ。
東京教組は、職場の多忙化解消と労働安全衛生体制推進に向けて、昨年7月に提出した予算要求において以下の様な項目を要求している。
1、学校現場の多忙化が大きな社会問題となっている。学校現場の多忙化解消対策を進め、教員が子どもと向き合う時間を確保すること。
2、教諭の多忙化解消のため、研究指定校、校務分掌、諸会議、各種研修会、出張、報告書のあり方の見直しなどの具体的で実効性のある対策を早急に検討し、実行すること。
3、東京都の教員の勤務実態を把握するために、教諭を対象とした「勤務実態調査」を都独自で行うこと。
? 労働安全衛生体制を充実・強化すること。区市町村における労働安全衛生体制の整備について調査し、公表すること。
4、事務職員をはじめとしたスタッフ職を充実させ、教員が授業とその準備に集中できる体制を作ること。
5、1日のうちに休憩時間を確実に保障する勤務時間の割り振りを行うこと。特に出張や研修等の際の休憩時間の確保について、地教委・管理職への指導を徹底すること。
6、教職員の休憩が取得困難な実態を早急に調査し、休憩時間を保障する具体的対策を講じること。休憩時間を確保するために休憩室を全校に設置するよう区市町村に働きかけること。
7、パワーハラスメントの定義の設定とガイドラインを作成し、パワハラのない職場環境を推進するための研修を行うこと。
     (しだれ桜)



「原発のない福島を!」県民大集会

2013年03月25日 | インポート
130323いてもたってもいられずやって来ました、原発のない福島を!県民大集会
原発事故はまだ全く収束していません。むしろ原発は今も10000000bq/時を撒き散らし続けていますし、先日の停電で露呈したように非常に薄氷の安定と言わざるを得ません
なのにもう原発事故は収束したかのような雰囲気…
子どもたちを預かる身としては、この問題に無関心ではいられません
今まさに現地で決死の作業をしてくださっている作業員の方々の待遇改善を求めると共に(ついに作業員の宿泊費食費も個人負担になってしまいました)、子どもたちの口にする食品に対して徹底した安全管理を求めていきたいと思います
ちなみに…
小さなお子さんをお持ちの方もいると思いますのでいくつか注意点を
先ごろ政府は「鰤(ぶり)」と「葉物野菜」についての検査は終了すると発表しました
なぜ?安全だから?
逆です
鰤は回遊魚のため、とてもやっかいなんです
日本海側でとれたと言っても回遊しているから高い数値を出す可能性が高いんです
もし鰤の検査を継続してしまうと、丁度この年あたりから水揚げされる鰤は事故後被曝した鰤になる
すると福島沖に限らず日本中で高い数値を出す鰤がとれてしまい大騒ぎになる
だから検査は終了
葉物野菜もそう
事故後地面を掘って天地返しをしましたが、今後ひっくり返した放射性物質が地下水により地表に上がってくる
するとある程度収束したはずの農産物からもまた高い数値が検出されてしまう
だから検査は終了
あと今後予想されるのは東京湾を始めとした湾岸エリアの汚染
2年ほどすると川から流れたセシウム137の湾への流入がピークとなります
そのセシウムが波により地上に打ち上げられます
残念ながら今後、行かないで済むのなら小さなお子さんを連れてお台場などの湾岸エリアに行くことはおすすめしません(川からの流入がない九十九里などは別ですが)
その他の食品も。
最近はよく、
検査してます。「ND(検出限界以下)」だから大丈夫
と言う表示をよく見かけますが、じゃ、検出限界を何ベクレルに設定しているの?
残念ながら、100ベクレルを検出限界に設定してたりします
乳幼児が口にする食品なら少なくとも5ベクレル、できれば3ベクレルに設定すべき
たしかに僕らは自然放射能からも被曝している
でも自然放射能に対しては、長い年月をかけて適応するよう身体が進化してきた
原発由来の放射能は別
カラダが対応できない
しかも原発分は完全に「余分な」放射能
混乱を防ぎたいことは分かる
でも「知らないで」なんて民主主義じゃない
知った上で判断したい
少なくとも放射能への感受性が高い子どもたちに安全を担保することは、僕ら大人の責任と思う
だから無関心じゃいけない


都教育委員に山口香さん

2013年03月22日 | インポート

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 柔道元世界女王で筑波大准教授の山口香さんを、マラソンの瀬古利彦さんの後任として都教育委員に起用する方針を東京都が固めたとの報道があった。

 都議会定例会(3月26日まで)に人事案を提案し、議会が同意すれば4月1日付で就任することになる。
 山口さんは1984年世界選手権で日本女子初の優勝を果たし、88年ソウル五輪で銅メダルを獲得。全日本体重別選手権では10連覇し“女三四郎”と呼ばれた人だ。

 女子柔道の暴力指導問題では告発した選手をサポートもした。日本オリンピック委員会理事。

 柔道界、オリンピックのあり方など日本のスポーツ界に、女性の視点で新しい風を起こしてほしいと期待する人材だと思う。

 東京の教育についても、公平・公正な意見を期待したい。

    (カンヒザクラ寒緋桜)


窓を開ければ米軍機

2013年03月21日 | インポート

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 写真のような窓をあければ米軍ヘリの光景が沖縄では日常化している。

 宜野湾市にある「世界一危険な普天間基地」の「代替施設」が名護市辺野古に建設されようとしている。「県内移設反対」は、沖縄のあらゆる政党、市町村議会の一致した意思であり、沖縄県民の総意だ。
 ところが安倍晋三首相は、就任前から辺野古移設推進を宣言し、昨年9月9日(宜野湾市)の県民大会(10万人)決議や、1月27日の全県41市町村長と県議会議員が上京して訴えた「県内移設反対」の意思を踏みにじり、新基地建設を強引に進めようとしている。
 普天間基地に配備されたオスプレイ12機はすでに基地周辺や伊江島、稀少動植物の宝庫ヤンバル(北部)の高江区などにすさまじい騒音・低周波被害をまき散らしている。さらに、米軍は7月までにさらに12機追加配備する予定だ。
 沖縄県は昨年3月、新基地建設計画には「環境の保全上重大な問題」があり、評価書で示された環境保全措置では住民の「生活環境と自然環境の保全を図ることは不可能であると考える」と前置きして500項目以上の問題点を具体的かつ科学的に指摘した意見書を提出した。しかし防衛省は評価書を「補正」しただけで環境アセスメント手続きを一方的に終えてしまった。
 アセス手続きが終わり、焦点は防衛省がいつ県に埋め立て許可を申請するかだが、2月の日米首脳会談で安倍首相がオバマ大統領に「今月中」と告げたことが新聞で暴露された。安倍政権は埋め立て申請を急ぎ、「県外移設」を主張し続けている仲井真沖縄県知事に「辺野古移設」を認めさせ、来年の名護市長選で基地誘致派の候補を当選させようと企んでいる。
 沖縄の人たちは「『本土』のみなさんの安全と安心のために沖縄が犠牲にならなくてはならないのでしょうか」と問いかける。
 沖縄への差別は、日本(本土)とアメリカの問題だ。私たちの良心に問いかける沖縄の声に応えて、本土から日米両政府に辺野古新基地建設を断念させなければならない。

(宜野湾市街を飛ぶ米軍ヘリコプター)


国語教材「おはなしのくにクラシック」

2013年03月19日 | インポート

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 NHKが作成した国語教材「おはなしのくにクラシック」で「アイヌ神謡集・おもろそうし」をとりあげている。
 「アイヌ神謡集」をアイヌ語と日本語で朗読。
 「おもろそうし」は、三線の演奏をバックに朗読。
 どちらも、アイヌとウチナンチューが大切にしてきた美しい話を子ども達にわかりやすく紹介している。

 教室で、子ども達が自然に口ずさむアイヌ語とうちなーぐちが聞こえてくるような教材である。資料や教員向けの指導案などもついている。
 北海道と沖縄が、どんな気候なのか、どんな自然環境なのか、そして、どんな人々が生きてきたのか、想像しながら聞く構成になっている。
 教材として使ってみてはいかがでしょうか?

以下のサイトで見ることができます。
http://www.nhk.or.jp/kokugo/classic/index_2012_020.html


これ以上、給料減らさないで!

2013年03月18日 | インポート

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 退職金の削減に引き続き、成績率の導入でボーナスも減った。
 そこに、今度は給与そのものを、7.8%も削減しろと安倍内閣が地方自治体に「要請」した。
 事の発端は、大震災の復興財源にするため、労使交渉で臨時的に行った国家公務員の7.8%給与削減だった。この時、「地方交付税などによって国家公務員と同様の引き下げを地方に強制することは考えていない」と民主党内閣は閣議決定している。

 これを反故にして、安倍内閣は、国が地方に払う公務員給与費(地方交付税や義務教育費国庫負担金)の削減を財政計画に盛り込んでだ。

全国知事会、東京都市長会は、当然、地方自治の侵害だと反発している。
猪瀬東京都知事も、「国庫負担金が削減されても、給料は下げない」旨を表明している。

 大まかな計算だが、なんと月給30万円の人で、2万円程度の賃金引き下げになる。
民間の賃金や景気にも大きな影響があり、安倍政権の景気対策とも矛盾する公務員賃金の引き下げは許せない。

       (上野公園の桜3/17 コマツオトメの原木


自衛官の気持ち

2013年03月15日 | インポート
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知ってました?「アメリカからの請求」
元陸上自衛隊の陸将補、池田整治の著書「なかったことにできない話。」に「アメリカからの請求」という話がある。
戦後アメリカの善意といわれている給食の脱脂粉乳や動物の飼料は、実は1948年に全額請求が来たのですよ。
2.5%の利子つきで15年で還せと。アメリカは唯一、戦争被害がなくて、ボンボン儲けている時にも支払いを要求したのです。
日本人も偉かったですよね、この野郎なんていわずに10年で還しちゃった。
今回、東日本大震災時、米軍のトモダチ作戦も、
34億ドル(約3000億円)も請求が来ているのですよ。
請求以前の問題ですが、
アメリカは原発80km圏内に入っていないじゃないですか。
内部被爆することがわかっているからです。
瓦礫を片付けたり、ちょっとしたことをやっただけで。
汚染の中で私の仲間の自衛官たちは、53日間戦闘服も下着も替えず、男子自衛官はもちろん本当に辛かっただろうと思いますが、女子自衛官もやっていたわけですよ。
そんなことしかやれなかったアメリカに、
日本はアメリカ国債を何兆円も買い支えているにもかかわらず
当時、菅首相は年間1850億円の思いやり予算をつけた。
もうアメリカ国債なんて買っちゃだめです。
本当は日本人、これだけまじめになって働いていたら、年収2千万円くらいの生活ができるんですよ。
でも稼いだお金は、全部アメリカの国債になって持っていかれてしまう。税金でとられて、貯金したものを勝手に支配層が投資していって結局なくなっているじゃないですか。

初期の震災復興に尽力した自衛官の気持ちが素直に表れている。
知らなかった~!
      (モンタナのリス)



若者に仕事を!東京教組が要請

2013年03月14日 | インポート

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 東京教組は、今春、中学・高校を卒業する生徒の就職支援を猪瀬都知事に要請した。
雇用情勢は依然として厳しく、15歳から24歳の完全失業率は11月で6.9%と高水準です。
1月18日に発表された新規高校卒業者の11月末の内定率は、75.8%でと依然として厳しい状況です。
 都立高等学校、公立中学校で指導にあたる現場教員は、卒業を控えた就職先の未内定生徒への懸命な指導・支援をしています。
 東京都も1月7日から6月29日までの間、東京しごとセンター(飯田橋、多摩)で「新卒特別応援窓口」を開設して支援を実施していますが、さらに次の点について対策を講じるよう要請しました。

1 「就職希望者」の未内定者について、卒業前に実効ある対策を講じること。

2 都として、企業に新規卒業者の採用を検討するよう働きかけること。

3.「新卒特別応援窓口」開設を生徒に周知し、その質的向上、業務強化、要員体制の充実をはかること。
4.既卒者を含む未内定者と保護者に対して、支援メニューの内容を広報すること。

5 ハローワークと連携して地域的ミニ合同就職面接会を開催し、未内定者と保護者、学校関係者に広報すること。
  
6 産業労働局作成「これだけは知っておきたい働くときの知識(高校生版)」などを活用して、労働法知識習得の時間を担保することを指導、各機関に要請すること。また、就職する生徒に、労働法を説明する時間をつくること。

 派遣や請負、アルバイトに限らず、正規雇用でも、労働法規が守られていないことが多い中、働く若者が仕事と生活を守る知恵が必要だが、学習する機会は極めて限られている。

 同じことが、教職員にも言える。サービス残業の日常化、休憩時間無視、パワーハラスメントなど、教職員の仕事と生活を脅かすことを許してはならない。

あなたも、東京教組に!

     (ムスカリ・校庭の花壇にて


「これが私の故郷福島です」と名乗らせたい。

2013年03月13日 | インポート
Photo辛淑玉さんは、3月9日の「バイバイ原発3・9きょうと」の講演で次のように語った。
フクシマと言うのは近代の日本が生んだ新しい差別です。
そしてフクシマ差別と言うのは、今まで私たちがもう無くなってしまったと思っていた、広島・長崎の被爆2世・3世の人達への差別です。
そして膨大な環境汚染をしました。
それは私たちが環境汚染によってしんどい思いをして死んでいった、そして今なお助けられない水俣病差別と一緒です。
近代の差別です。
差別があるからこそ原発が造られました。
そしてその差別は沖縄の差別とも一緒です。
であるならば、この京都1200年の歴史、
その1200年の歴史は差別の歴史でもありました。
だからこそ新しい時代を作るという事は、
被災した人、そして叩かれた人、弱者を差別しないでともに生きていく社会をつくること。
これが原発村に対抗できる私たちの生き方、私の生き方だと思います。

最後にこの詩をお届けして終わりにしたいと思います。

福島。
今は、福島の結婚差別も沢山あります。
私たちは差別に打ち勝たなければいけません。

福島を隠す事を両親は獣のような鋭さで覚えた。
故郷が福島だといって死んでいった友がいた。
故郷を告白し、愛する者に去られていった友がいた。
我が子よ、お前には胸を張って「ふるさとは福島です」と名乗らせたい。
瞳をあげ何のためらいもなく「これが私の故郷福島です」と名乗らせたい。


この詩は、被差別出身の詩人・丸岡忠雄の次の詩を引用したものだ。
ふるさと
故郷を隠す事を父は獣のような鋭さで覚えた。
故郷を暴かれ死んでいった友がいた。
故郷を告白し、愛する者に去られた友がいた。
我が子よ、お前には胸を張って故郷を名乗らせたい。
瞳をあげ、何のためらいもなく
これが私の故郷ですと名乗らせたい。
        (沈丁花



東京教組の先輩から

2013年03月12日 | インポート

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 東京教組の先輩組合員の方からブログにコメントが届いた。

 初めて開いて読ませていただきました。かつて同僚の後輩の方より教えていただきました。
 「東京教組」懐かしい名前に出合い嬉しく思いました。
 定年退職後、嘱託5年務めて数年がたちます。最後まで「東京教組組合員」でした。
 今は、人と人を繋いでイベント企画しています。政治的より文化系です。
 当面は、福島の家族を中華街にご招待で、新幹線往復・ホテル代・飲食代見積もって20万のカンパ活動に奔走しています。
 夏休みに7家族25人の保養キャンプを8泊9日行い、その家族の方々とつながっていて今回の春休み企画となりました。15人の子どもさんのうち2人が膿疱が発見され、被ばく判定が一人と、福島の現状は惨憺たるものです。

 福島から離れることによって免疫力を高めるので、続けて今後も企画しています。

退職されてからも、お元気に活躍され、フクシマともつながっている便りに現役も元気をいただきました。

        (馬酔木


いのちへの思慕、鎮魂の日3.11

2013年03月11日 | インポート

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 東日本大震災から2年の今日。人々の悲しみも、被災地の復興も続く。福島原発は、事故原因も究明されないまま、放射能は今も放出され続けている。

 初夏の日差しの中、「つながろうフクシマ、さようなら原発、大行動」が9日、明治公園で開かれた。アベノミクスや領土で浮かれ、忘れ、捨てられようとしているフクシマとしっかりつながる思いが結集した集会だった。

大江健三郎さんは、林京子さんの著作を引用してヒロシマ・ナガサキとフクシマは内部被曝でつながっている。無かったものにする者達と闘う決意と「もう一度子どもたちを殺させはしない、いのちへの思慕」を語った。そして、フクシマは足尾、水俣ともつながる。金儲けのために棄民する歴史は断ち切らなければならない。

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最後に発言した斉藤さんは、4人の子どもとともに被曝した。「何も知らされず、自分自身で調べて変だとわかり、20msvまで安全とした文科省にも抗議した。フクシマの人は、仕事や介護などで避難もできず、心の中で泣いている。全然、収束なんかしていない、むしろ悪化している。もっとフクシマの現状を報道してほしい。この国が、こんな国だったなんて・・・・でも、聞いてくれる人がいること今日感じています。」斉藤さんの言葉が心に響いた。


両性の自立と平等をめざす教育

2013年03月08日 | インポート
Img_5846 今年の全国教育研究集会の「両性の自立と平等をめざす教育分科会」でレポート発表をした東京教組の組合員の報告を掲載する。
 会場に入って、男性の参加者が多いと感じた。数人の男性レポーターのレポート内容がすべて授業実践であり、『育児休業』が入ってない。ここ数年、必ず一本の報告が入っていたが、男性の育児休業がかなり浸透してきたことのように感じた。
 第一の柱『意識・慣習の見直し』では、混合名簿・混合走、共生教育について話し合われ、九州からの発言になかなか進まない混合名簿について報告がされた。“たかが混合、されど混合”という言葉が聞こえてきた。
 第二の柱『労働・家庭』では、組織を活かして労働教育を組み立ててきた報告、学級通信、作文指導を中心に働くこと・家族の有様を見つめる授業実践が報告された。労働実態を小さい時から少しずつ知らせていく必要性や希望を持たせる教育について話し合われた。東京の自立委員会で作成した『未来の私 よりかからない生き方を求めて』の冊子は誰でもがつかえて、働き方について考えさせる教材であることを報告した。
 第三の柱『性の教育』では、高校の生物でも発生について扱わなくなっているため、『性』にいての授業は小学校4年生の保健とデートDVでしっかりと扱わなくてはいけないという話し合いになった。
 次年度に向けて共同研究者から両性の自立と平等をめざす教育を分かってもらうために、よくわからない人にわかりやすく説明し、使われる言葉を吟味して理解者を広げていくことが大切という話がされた。参加者も自分が今後何をしたらよいかを考えて次につなげていくことを確認した。

 『未来の私 よりかからない生き方を求めて』の冊子は、東京教組にまだ残部が少しあります。授業で使い方は、東京教組までご連絡ください。?03-5276-1311
          (イヌフグリ



さよなら原発・脱被曝

2013年03月07日 | インポート

 Photo今週末から3月11日にかけて、東日本大震災2周年を迎え、フクシマとつながり、原発からサヨナラする大規模な集会が各地で開催される。東京で行われる集会を紹介するので、お時間のある時に是非参加してみてはどうだろう。

●「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」
 日時:3月9日(土)11:00開場
 会場:東京・明治公園(JR「千駄ヶ谷駅」5分、地下鉄「国立競技場駅」2分)
 ※地図 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access086.html
 内容:11:00 開場(出店ブース開始)
     12:00 オープニングライブ 日本音楽協議会(日音協)
     12:25 リレートーク
     13:25 集会オープニングライブ リクルマイ  
      14:00~15:00 集会
     発言者: 内橋克人さん、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、
         澤地久枝さん、広瀬隆さん(作家)、福島から
    15:15 デモ出発
 主催:さようなら原発一千万署名 市民の会

●「原発ゼロ☆大行動」
 日時:3月10日(日)13:00~
  場所:日比谷公園野外音楽堂、永田町や霞が関一帯 ※雨天決行
    13:00~集会 14:00~デモ出発(集合場所:日比谷公園 ※予定)
    17:00~19:00 国会前集会(国会議事堂正門前)
  主催:首都圏反原発連合
   問い合わせ:首都圏反原発連合 info▲coalitionagainstnukes.jp(▲を@に変えてください)

●「つながろうフクシマ!さようなら原発講演会」
 日時:3月11日(月)18:30~20:30
 会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」
    (JR京浜東北線、東急線、りんかい線「大井町駅」駅前)
 内容:開会のあいさつ 鎌田慧さん
  講演:内橋克人さん、大江健三郎さん、
     坂本龍一さん+後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)※対談
     澤地久枝さん、清水修二さん(福島大学教授)、
     吉岡斉さん(九州大学教授・副学長)
  閉会のあいさつ:落合恵子さん
 主催:さようなら原発一千万署名 市民の会

 ■「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」のページはこちら
  http://sayonara-nukes.org/2012/12/121220/
 ■呼びかけ人によるアピール文はこちら
  http://sayonara-nukes.org/2013/01/130110ap/
  http://sayonara-nukes.org/2013/01/130110ap_e/
 ■3月9日~11日に全国で開催されるアクションの紹介はこちら
  http://sayonara-nukes.org/2013/01/130309_11action/
 ■つながろうフクシマ!さようなら原発大行動のアピール動画はこちら
  http://youtu.be/zqg6tUGA3V0
 ■呼びかけ人の坂本龍一さん開催音楽イベント「NO NUKES 2013」のホームページ
  http://nonukes2013.jp/

       (ハナニラ


シルバー川柳

2013年03月06日 | インポート
Photo 通勤電車でこの本を読み始めて、アブナイと、すぐ閉じてしまった。危険な本ではなく、吹き出してしまうからである。「物忘れ」など「老い」の自覚症状も、こんな風に笑い飛ばして生きていきたい。
 私のお気に入りは、
「延命は 不要と書いて 医者通い」
「おじいちゃん 冥土の土産は どこで買う?」
「お迎えは どこから来るのと 孫が聞く」
「湯加減を しょっちゅう聞くな わしゃ無事だ」
「お若いと 言われ帽子を 脱ぎそびれ」
 川柳の醍醐味満喫。シルバー川柳(有料老人ホーム協会・ポプラ社編集部編、ポプラ社)
パンジー・ビオラ