ここ5年、ボランティア休暇を利用して、子どもたちとキャンプをしている。計画性なく旅をする
ことが好きな私が、子どもたちとキャンプをすることになったきっかけは東日本大震災だった。地震に続いて起こった福島原発の爆発事故により、福島の子どもたちは自由に外で遊ぶことすらままならなくなってしまった。
日教組のボランティアや個人的に被災地を訪問したりしていたが、3年が経つと復興のニュースが増えていった。しかし、福島の放射線量は高いままだった。そんな時に仲間から声をかけられ、ボランティアとして、保養キャンプに関わるようになった。
年に一回の福島の子どもたちと会うのはとても楽しく、その成長に目を見張るものがある。まるで、親戚のおじさんになったかのような気がする。川遊びや東京の街めぐりなど、思い切り遊んでいる子どもたちの顔は本当に素敵なものである。
しかし、泥だんごを夢中で作る6年生の姿を見たり、「おばあちゃんが流されちゃったんだ」とつぶやくのを聞いたりすると、何も言葉をかけることができなくなってしまう。
東日本大震災から7年が過ぎ、復興のニュースすらほとんどなくなってきている。福島に暮らす方同士でも、放射性物質への不安など非常に語りにくくなってきているそうだ。
この先も、福島を思い続け、福島とつながり続けていきたいと思うこのごろです。
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