東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

総選挙に破れ、改めて国民の皆様の目線で政治のあり方を見直す・・・

2012年12月21日 | インポート
Dcp00802 「私たちは総選挙に破れ、改めて国民の皆様の目線で政治のあり方を見直す機会をいただきました。」などで始まる、政党の政策ビラ。どこの政党かわかります?
 「脱原発」(県内の原発10基すべて、廃炉を実施します)「被災者支援」「スピード感を持った震災・災害復旧」「県土再生」(徹底したモニタリング・除染を加速)「子育て・健康・医療を守る」と具体的な政策が綴られている。
 これは、先の総選挙に先立って「自民党福島県連」が作成した政策ビラ。フクシマで自民党は、こんなこと言っていたんだ。ことばをグチャグチャにして放り投げてしまう政党・選挙の恐ろしさを感じるとともに、ことばにした以上は、やるべきことはやってもらおうじゃないかと思う。このビラをブログで紹介している人は、アメリカ東海岸でピアノ講師をしている女性。彼女は、ビラを紹介した後、こう綴っている

えらい震災と津波に襲われて、そのあとごっつい原発事故が起こって、放射能でめちゃくちゃに汚されて、そんなんがいっぺんに起こってヘトヘトに弱り切ってるのに、思いっきり放っとかれて、ええ加減、生きてるのもアホらしなってきてる人らの手に、こんなパンフレットが渡されたら、ほんで、新聞テレビがあれだけでたらめ垂れ流してたら、そら、もうここにしとこ、って思うのもわかるような気がする。
知らんかった時は、こんな人災を起こした本元に、なんでまた期待するねん?!と、思いっきり首傾げてた。
せやけどな、ぱっくり開いた深い傷に、カラシ塗られたり塩かけられたり、踏んだり蹴ったりで疲弊してる大人の、半分ぐらいしかない背丈の、心配そうに見上げてる子どもらの顔を思い浮かべたら、やっぱり腹の底からムカついてきて、それでももっと考えてえな!と叫びとうなる。


世の中は、景気対策をめぐる安倍、白川の動向に目を奪われ、株価や円安に期待を寄せるが東北の冬はこれからますます厳しくなる。