72候・子育てが始まる
雀が巣を作り始める頃。
昼の時間が少しずつ伸び、多くの小鳥たちが繁殖期を迎えます。
1、雀の習性
ツバメの巣は良くみかけるけど、スズメの巣は見たことないな~って人も最近では多いかもしれませんね。
ツバメは、人がよく通る場所に好んで巣を作りますが、スズメは人が近づくことに基本的に耐えられません。
だから、あまり見る機会がないんです
巣作り期間は10日程です
産卵に5日程、産卵数は、4~8個。
そして卵を温めるのが12日程
雛がかえってから巣立ちまでが14日程
巣の周辺に、居つつ親の世話になる期間が10日程あります
だいたい巣作りから完全に巣立つまでは50日くらいになります。
(害虫や穀類を食べるので益鳥であり、又害鳥でも有ります。)
2、都市化でスズメが極度に減少
世田谷代官屋敷のかやぶき、このような茅葺はスズメが巣ずくりに最良であったようです。あちこちに巣がつくれます。
減少率を低く見積もったしても、現在は1990年当時の50%程度の個体数しかいないと推測されます。つまりこの20年たらずで1/5になった計算になります。日本鳥学会誌に掲載されています。
スズメが、ここまで減少してしまった理由として、エサ場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少が挙げられている。スズメの営巣場所は、屋根のすき間、電柱の上のチューブのなか 広告塔、橋桁の下、材木置き場、石垣の下、採石場の割れ目等に作ります。
草木の葉がのびてスズメが隠れるほどになることを「雀隠れ」といいますが、スズメは警戒心が強く、人間が見ていると「ヂヂヂヂヂヂ」と短く高い声で警告し、右往左往してなかなか巣場所に戻りません。棲み処を知られたくないのです。
巣材は、枯れ草、小枝、木の皮、草の根、紙くず、糸、布切れ、鶏の羽、犬の抜け毛などを用います。 (HP,鳥類図鑑から引用)
狛江市の農業地帯、畑が宅地化される。〈3年前歩く〉
スズメは、「(鳥獣保護法)」により、保護されています。
家庭で飼育する事は出来ません。
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